第6話 夏休み残り4日後編
携帯食糧や飲料水、携帯トイレなど、多く買い込んで……。カモフラージュ用の葉っぱのついた網のようなもの、ガソリンの予備タンク、アウトドア用の調理セット、防具になるような物も探してみよう。カモフラ柄のヘルメットや救急セット、家庭の医学書など……。夏休みのうちにレベル上げを頑張ろう。
慶子ちゃんもパーティーメンバーだから、俺が経験値を稼げば日常生活でもたすかるのではと思う。彼女は明るいが打たれ弱いところがあるので精神耐性を上げればメンタル疾患の予防にもなるのではないだろうか。
そう思って、時間を見ながら9時頃になったので慶子ちゃんに電話しようと思ったら、彼女から電話がきた。
「もしもし鯖田さん、今日も行きませんか、準備もしっかりして、私も気合いを入れてちゃんと倒しますから」
どこかで聞かれていても、大丈夫な言い回しを頑張っているようだ。
「昨日、パーティーメンバーになったよね、あれで経験値が分けられると思うんだ、詳しいことはまたあとで、ホームセンターに行くとき話ながら行こう。慶子ちゃんのマンションに迎えに行けばいいかな」
「ハイお願いしまーす」
……。
車の中で俺に起こった変化や今後の計画について話ながら郊外の大型ホームセンターに向かった。そこは客の要望に答えて手袋の片方だけとか売ってくれることで有名で俺もよく行っていた。
さらに宝くじが当たったので資金は潤沢にある。
「そんなに私の今後のことを思ってくださるなんて、将来の旦那様と呼んでいいですか」
「……まずは精神耐性をとるんだ。そのために弾は電気にしととけば、安心だしマンストッピングに抜群だよ」
どこかで聞かれても良いような言い回しをきを付けて、彼女の持ってきた生分解性BB弾に、貫通、速さ、電気を付与してこぼれにくい容器に入れた。貫通は嫌かもしれないが、細い棒で突き刺すような物だから、狙えば殺さなくて済むだろう。彼女もわかってくれたようだ。パーティーメンバーと言うのは以心伝心能力も高まるようだ。これ以上彼女の幸せな結婚を妨げないように、近づき過ぎには気を付けよう。
ホームセンターに着くと、刃物類とか草を刈ったり、切った木を繋いだりするロープやネジ的なもの、接着剤、救急用品、アウトドア調理器具ファイアスターターなどを買っていった。五徳ナイフ、方位磁石、双眼鏡、単眼鏡、携帯トイレ携帯ウォッシュレット、コンロや携帯シャワー、折り畳みスコップ、ルーフキャリア用ボックス、飲料水、生活水用バッグ、エアマット、テント、寝袋などを買い込んだ。刃物は鉈と大鎌、ノコギリ、ナイフ、オノ、予備燃料タンク等手に入れた。キャンピングカーを買ってもいいかもしれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます