3への応援コメント
これは凄いです。
日常に鈍感になる自分、というのを意識されて、物語化出来るのが、すごい。
本来の心と、日常の生活が、次第に解離してしまう。
そんな時に、寄り添って、心を取り戻す手伝いをしてくれる。
そんな不思議な存在を描いた物語なんだな、と思いました。
最初は「新奇な表現手法だな~」と眺めていたルビも、物語の意味が見えてくると、とても暖かくて、優しい表現に見えてきました。
面白かったです。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます!
ルビ表現、すでに世の中やカクヨム投稿作でもいろんな面白いアイデアがありますが、今回そのルビ自体の性質(文章のそばにある)という要素を物語のテーマに据えて、表現そのものでテーマを語るような新しい形の物語を作れないか、と挑戦してみた話でした。
日常に鈍感になる、という感覚は自分の実体験としての感覚もあり、それも絡めつつ、自分なりの物語を作れないかなと。
(コロナ時期以降、特にその感覚を強く抱くことがあり...)
なので、まさにその"ただ新しいだけじゃない"というところをこだわっていたところを評価いただけて大変嬉しいです..!
ありがとうございます!
3への応援コメント
楽しく拝読しました。
個性的なルビの使い方が、とても素敵な表現になっていて感心しました。
ルビって、日本語独特のものかな?とあらためて不思議に感じたりして(調べてませんが…)、興味深いです。
よくあるSF短編だと、主人公と「情動」の離反が悲劇を招いたりしそうですが、そんなこともなく、落ち着いた描写で主人公の「情動」との再統合?のような結末が爽やかな印象を残してくれました。
ところで、宇佐美先生の別れ際の言葉は、どんな意味があったのでしょう。
主人公が落ち着くための一種の暗示のようなものだったのでしょうか。
他の作品も拝読したいと思います。
(^^)/
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます!
(Xの方ではご返答させていただいていたのですが、こちらの方見落としてしまっておりました..! 申し訳ありません!
書いていた時は意識していなかったのですが、確かに「ルビ」自体が日本語の独特な表現の可能性もありますね!
逆に他の言語だけの文字の表現があるのか、それを活かした小説の表現もあるのかな、なんて自分も調べてみたくなりました。
>ところで、宇佐美先生の別れ際の言葉は、どんな意味があったのでしょう。
→
こちらは暗示とまでではないのですが、自分自身でもある感情すらからも置いて行かれてしまったのかもしれない、と感じていた主人公に対して、「私はちゃんといます。たとえ常に寄り添うことはできなくても、置いていくことはないですよ」と、優しい声をかけてあげたようなニュアンスでした!
また、自分に寄り添ってきた情動(としての自分)とは別の、外で寄り添おうとしてくれているものもある、というところも少し物語の中で見せたかったという意図でもあります。
今までの自分自身、今の自分を案じてくれる人、いろんな情動に包まれ、気づき、自分を取り戻していける物語になれば、という希望を込めていました。
3への応援コメント
蒼井どんぐり様、初めまして!こんばんは😊
ルビの振り方が斬新だなと思いました。
感情が上手く表現されて面白かったです。
蒼井どんぐり様。
私の作品にも訪問して下さりありがとうございます✨✨
この場をお借りしてお礼申し上げます。
感謝です✨✨
作者からの返信
この美のこ様
お読みいただきありがとうございます!
星までいただけまして...!
ルビを少し変わった形で使ってみた小説だったので、読める小説になっているのか不安なところもあったのですが、読んでいただけてコメントもいただき、こちらこそ感謝です。
特に感情を表現するところは、今作では自分の中でもできるだけ丁寧に、力を入れたところだったので、そう言っていただけてとても嬉しいです!
編集済
3への応援コメント
とてもおもしろかったです。ありがとうございました。
追記:ルビの面白さもさることながら、情報量が倍になりますので、一巡目はルビなしで通して読み、二巡目でルビのみを追いかけて読み、三巡目で同時に読む、とどうなるのか、
ということを試してみたかったのですが、時間の制限がありましてできませんでした。
すごく可能性のある手法だと思います!
作者からの返信
改めまして、お読みいただきありがとうございます!
今作はルビの技法的な部分もあるのですが、自分の感じたことも含めて、できるだけ感情の表現を愚直でも言葉にしていこうと決めて挑戦した作品でした。
普段と違う書き方で、公開するまでどんなものになるのか、果たして面白いものになるのかもとても不安だった作品です。
なので、読んでいただき、まさに感情を表現した文章について、とても丁寧に掬い上げてコメントをいただけて、とても救われる気持ちでした。
ありがとうございました!
2への応援コメント
ずっとこのお店に来たいと思っていた自分の気持ちには申し訳ないことをしてしまったなと思う。同時に、先へと自由に進む、自分自身の心が少し羨ましくも感じた。その情動もまた自分自身なのに、不思議だ。ちょっとだけ悔しい。
この感情とてもわかります。
こういう部分をどう表現するかにSFの可能性は無限に広がっていますね
作者からの返信
ありがとうございます!
自分としても実体験としてあった感情でもあったので、わかっていただけて嬉しいです。
内省していく時に、自分の心の労りを忘れてしまうこともあって。
ある種、自分も書いていて感じたことですが、自分自身の感情を少しだけ救う、そのためにどんな技術が生活にあると、自分や周りの日常がどう変わるか、みたいな想像にも、日常の延長にあるタイプのSFには可能性があるなと思っています。
1への応援コメント
はじめまして。最近、骨を孕むを読みにきてくださった方にシンパシーを感じてしまい、まずは拝読にきてしまうのですが、
ルビのつけかたに開眼する思いです。
広辞苑の謳い文句だったか、
何年か前に、
言葉は自由
とあったのを思い出しました。
無条件につける感嘆符の数だけ空っぽな日常
この表現がとても好きです。
作者からの返信
虹乃ノラン様
お読みいただきありがとうございます!
そして表現一つ一つに丁寧なコメントをいただけてとても嬉しいです。
小説もある種、言葉や文章で構成されるものですが、
それから想起される情景や語感だけではなく、それそのものが
視覚的に入る時に体験される要素も少なからずあるかなと。
であるなら、ルビなども物語で届けたい情景を示す形に使うことも、
表現としてはあるのではないかなと思って、試してみました。
>無条件につける感嘆符の数だけ空っぽな日常
これはまさに自分自身の経験としてよくあってしまうことで...
自分としても、うまく心境として言語化して書きたかった表現です。
1への応援コメント
ルビの使い方が リアルの思考風で面白いですね。
タヌキも よくこんな思考になってる気がします。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます!
SFとして書いた話ではあるのですが、確かに普段でもこういった思考をしてしまうこともあるなーと自分も感じてます。