力
純粋な火力であれば僕の方が上。
だが、そもそもとして神の力は人間にとって毒であり、それは半分神である僕とて同じなのである。
どれだけ相手の出力が低くとも、相手の弱い一発で僕は普通に死にかねないのだ。
「ったく」
僕は思わず悪態をつきながら、目の前の存在と向き合っていく。
本当にやりにくい相手であると言わざるを得ない。
『ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああ』
僕は自分の方へと伸ばされる多くの触手を腕の一振り一つで祓いながら倒し方を探っていく。
「ふぅー」
そんな中で僕は視線を後ろにいる子供たちの方へと送る。
これ以上戦っているのも彼らの精神にとって有害であることは間違いないだろう。
「……もう仕方ない、か」
長引かせるわけにもいかない。
「アルファっ!子供たちみんなに僕を見ないように指示してぇっ!」
僕は神として、人への命令を下す。
「は、はいっ!」
神の命を受けた人はさらに精神汚濁を進行させながらも僕の命令に従ってくれる。
これくらいであれば、ずっと戦闘の様子を見ているよりは危険度のほども少ないだろう。
「はぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああ」
しっかりと子供たちも、そして神薙さんも自分の方を見ていないことを確認した僕は自分の中にある神の力をさらに高ぶらせていく。
「ぐにに……」
僕が、やるべきは一瞬で終わらせる力押しだ。
あとがき
新作です!
『劣等紋の天才魔法使い、自身を見下す周りを見返してざまぁながら最強へと至る』
『https://kakuyomu.jp/works/16818093074740406805』
マジで見てくれぇ……本当にお願い。
そろそろ小説伸ばしたいのぉ……本作もしっかりと書籍化持ち込み破れてメンブレしたしぃ、今度こそ!
あっ、本作もちゃんと完結させるから安心して。
ようやくメンタルが立ち直ってきて、本作に向き合えるようになってきた。
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