第33話 落とした世界
『今週は忙しかったのでちょっと書けませんでした。申し訳ありません』
と書かれた看板が街の前に建てられていた。
「……この看板の主は、一体何が書けなかったのかしら」
「さぁ?それより、そろそろ次の世界に向かいましょうか」
「えぇ、分かったわ。次の世界には何があるのかしらね」
そうして、ヨハクの手を取ると私たちは次の世界に向かうのだった。
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