第22話 猫の世界
ニャーニャーニャーニャー!ニャアニャーニャアニャーニャア!ニャーニャアニャーニャア!ニャアニャアニャーニャア!ニャーニャアニャアニャア!
「猫がたくさんいるわね」
ニャーニャアニャーニャア!ニャアニャーニャアニャーニャア!ニャーニャアニャーニャー!ニャアニャア!ニャアニャーニャアニャーニャア!ニャーニャアニャーニャアニャー!ニャアニャーニャアニャーニャア!
「そうですね、騒がしいくらいです」
ニャアニャーニャアニャアニャア!ニャーニャアニャーニャー!ニャアニャア!ニャアニャーニャアニャーニャア!ニャーニャアニャーニャアニャア!ニャアニャーニャアニャーニャー!ニャアニャア!ニャーニャーニャーニャアニャー!ニャアニャーニャアニャア!
「……何を言ってるのか分かる?」
ニャーニャアニャー!ニャーニャア!ニャーニャーニャアニャーニャア!ニャーニャアニャアニャア!
「分かりません。万能翻訳魔法も発動していませんから、案外意味なんて無いのかもしれません」
ニャーニャアニャーニャー!ニャアニャア!ニャアニャーニャアニャーニャア!ニャーニャアニャーニャアニャア!ニャアニャーニャアニャーニャー!ニャアニャア!ニャーニャーニャーニャアニャー!
「そうね。でも、以前に蛇とは喋れたけれどなんで猫とは喋れないのかしら?」
ニャアニャアニャーニャアニャア!ニャアニャア!ニャアニャアニャー!ニャアニャーニャアニャーニャー!ニャアニャア!ニャーニャーニャアニャーニャア!ニャーニャー!ニャアニャアニャー!
「さぁ……?そもそも万能翻訳魔法は以前にも言った通り、人に教えてもらった魔法なので原理や理屈はよく分かってないんですよね。製作者である彼ならきっと分かっているのでしょうが、教えてくれませんでしたので」
ニャーニャーニャーニャー!ニャーニャーニャー!ニャアニャーニャアニャア!ニャアニャアニャア!
「原理も分からないものを使ってるって、改めて考えてみるとちょっと怖いわね。しかも、結構これに依存しているのだし。この魔法抜きだと私達は異世界でまともに活動できないんじゃない?」
ニャアニャー!ニャーニャーニャアニャーニャア!ニャーニャー!ニャーニャアニャーニャア!
「そうですね……この魔法が無ければ、そもそも異世界旅行をしようとさえ思っていなかったかもしれませんね」
ニャーニャーニャーニャー!ニャアニャア!ニャーニャアニャアニャア!ニャアニャーニャアニャーニャア!ニャアニャーニャアニャーニャー!ニャアニャア!ニャーニャアニャアニャーニャア!
「そう、ならこの魔法を作ってくれたという友人には感謝しないとね」
ニャーニャーニャアニャーニャー!ニャーニャーニャー!
「ふふっ、僕もですよ。こんなに楽しい体験が出来るのも、半分は彼のおかげでしょうからね」
ニャーニャアニャアニャーニャア!ニャアニャアニャー!ニャアニャー!ニャアニャーニャーニャア!ニャアニャーニャアニャーニャー!
「……まっ、アンタは言葉が通じなくても、なんだかんだで異世界旅行を楽しめそうだけれどね」
ニャーニャーニャアニャーニャア!ニャーニャアニャアニャー!ニャアニャアニャー!ニャアニャアニャーニャー!ニャアニャーニャアニャーニャー!ニャアニャア!ニャーニャーニャーニャアニャー!ニャアニャーニャアニャア!
「そうかもしれませんね。でも、あなたはそうではないでしょう?」
ニャーニャーニャーニャア!ニャーニャーニャー!ニャーニャアニャアニャア!
「えぇ、会話が出来ないのは結構なストレスだから、多分数回で飽きてこの旅行も終わっていたでしょう」
ニャーニャアニャーニャアニャー!ニャアニャア!ニャアニャーニャアニャーニャア!ニャーニャーニャアニャー!ニャアニャーニャアニャーニャア!ニャアニャーニャアニャーニャー!ニャアニャア!ニャーニャーニャーニャアニャー!
「なら、やっぱりこの魔法は必要なものですね。あなた抜きでは、この異世界旅行の楽しみも半減だ」
ニャアニャーニャアニャーニャー!ニャアニャア!ニャーニャアニャアニャア!
「……そう思うなら、もうちょっと普段から私に対する感謝の念を持ってもらいたいものね。最近雑よ、私の扱い」
ニャーニャアニャアニャー!ニャーニャア!
「そうですかね?意識していないのですが……ともあれ、そろそろ次の世界に行きましょうか。喋れない猫とも存分に戯れましたから」
ニャーニャーニャアニャーニャー!ニャアニャー!ニャーニャアニャアニャー!ニャーニャーニャアニャーニャア!ニャーニャー!ニャアニャアニャー!
「えぇ、そうね。行きましょうか……バイバイ、猫たち。いつか、お話ができる時が来ると良いわね」
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