VTuberのホラー

都市伝説

　こんな　　都市伝説

　　　がある。

　V　の　顔が、　　　人を　

　こんな　　　都市

　伝説があ

る。

　ねぇ。替わって

よ。

　わたし、　綺麗

　でしょ？

　　　　　　　　　好きなん　　でしょ

　？

　なら　　　　替わって

　よ。

　だって

　わたし

　　　　　　　　　　　　　　　と

あなたの

　　　　　　　　　　仲じゃ

　ない。

　　　　　　　　　　　　　　いち　　度

　くらい

　　　　　　　　　　　　　　　人の

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　身体で

　　　　　　いたい

　　　の。

☆★☆

　俺はその日、VTuberの動画を見ていた。

　俺？

　俺って誰だっただろう？

　俺は倉持（くらもち）賢人（けんと）。

　十七歳。高校生。

　今は父の期待に応え、母の優しさに触れている。

　よし。大丈夫だ。

　擬態は完全に成功している。

　でもこれが人の身体か。

　暖かくて、わしゃわしゃするんだね。

　しかし。

　お腹空いたなー。これが空腹というものか。

　俺は彼の頭に浮かんだ知識を頼りに冷蔵庫に向かう。

　冷蔵庫には様々な食材や食べ物が眠っているという。

　試しにニンジンという奴にかぶりついた。

　歯ごたえがあってカリカリと音を立てて食べる。

　甘みが出てくるので、おいしいと思う。

「え！？　賢人！？　あんた！」

　俺の記憶によると母だ。

　血相を変えた様子で近くに駆け寄る。

「食べるなら、他にもあるじゃない！」

　母はすぐにポテトチップスを出してくれた。

　これもおいしい。

　とうぶんはこの生活を満喫しよう。

これ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　は

　都市

　　　　　　　　　　　　　　伝説

　　　　　　　　　　　　　で

　あ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　る。