シュールは廻る

saito sekai

エピソード0

ある朝目覚めたら、部屋がカボチャになっていた。これは面白いと思っているうち、私の部屋だった物は、八百屋に並べられている状態に。


私はこの不条理を分析してみる。カボチャという野菜は、確か人の頭の半分位の大きさだったはず。それでは、何で私が入る大きさなのか…このままだと、誰かに購入されてしまって…


ここまで考えて私は閃いた。

ああ、自分は昔話の主人公になるなと。だって、カボチャは台所でカットされる運命だ。その時は「こんにちは」と言おう…カットしたその人は、さぞやビックリするだろう。しかしこのシュールは廻るしかないのだ。 END

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

シュールは廻る saito sekai @saitosekai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ