③苦い
家に帰るとお兄ちゃんはまだ帰っておらず、自分の部屋で赤色の半袖パーカーと黒の短パンに着替えてからリビングに下りた。
テレビ前のテーブルとソファの間に挟まるようにして三角座りで収まると、この体勢を維持せざるを得ないという閉塞感に襲われる。別に義務でそうしている訳でもないし、本気で抜け出せない訳でもないけれど、人の言う通りに動いているときのような、自分に責任がないという安心感に包まれて、ほんの少しだけ心地いい。
わたしは結構、狭い場所が好きだ。
テレビの反射を鏡代わりにして前髪を整えていると、お兄ちゃんからのラインが届いた。
《ちょっと遅くなる》
《晩御飯の支度には間に合うと思うけど、もし遅かったら作り始めておいてくれ》
《包丁と火を使う時は気を付けるんだぞ》
お兄ちゃんは毎日同じ時間に帰ってくるわけではないけれど、連絡をくれるほど遅くなることは少ない。
なにかあったのだろうか。そう思い始めると不安になって仕方ない。でも何かあったと言われるのも怖いので直接尋ねる勇気もない。
だから「OK」のスタンプを送るだけに留まった。
とはいえ、本当に何かあったのならラインを送る余裕すらないはずだ。
頭では分かっているけれど、一度不安になるとよくない考えが次々と浮かんでしまう。
ああ、これは良くないパターンだ。
そう思ってテレビの前まで行き、置いてあるゲームのコントローラーを手に取った。テレビを点けて元の位置に座り、ゲームの端子が刺さっている「入力2」に切り替える。プレイするゲームは「一〇〇万回遊べる」がキャッチフレーズのローグライクゲームだ。
ローグライクゲームは本気でやればしっかりと考え込めるし、考え込むと他のことを考える余裕がなくなる。だから、家で良くない考えが頭を支配しそうになると、わたしは決まってこの手のゲームをやることにしている。このジャンルのゲームはある意味でわたしを救ってくれていると言えなくもない。
尤も、わたしを一番救ってくれるのは後にも先にもお兄ちゃんの存在なのだけど。お兄ちゃんが傍に居てくれるだけで、わたしは救われる。
……なんか、我ながらヤンデレみたいだなぁ。
そう思うと同時にゲームでダンジョンに入り、余計な思考はカットされて行った。
暫らく経ち、わたしの心配は杞憂に済んだ。そろそろ御飯を作ろうかと思ったタイミングでお兄ちゃんは無事に帰ってきたからだ。
玄関まで出迎えた後に一緒に御飯を作り、一緒に御飯を食べ始めた。
その間わたしはずっと、お兄ちゃんに何があったのかを聞こうかと迷っていた。
お兄ちゃんが言わないということはたいしたことじゃない……少なくともわたしが知る必要がないと、お兄ちゃんがそう考えているということだ。
今まで通りのただの妹ならそれでいいけれど、でも、今のわたしは仮にも恋人なのだから、わたしの方からも歩み寄らないといけない筈だ。
だから勇気を出して聞いてみた。
「そういえばお兄ちゃん。今日、なにがあったの?」
「え、ああ。たいしたことじゃないよ」
そう言うとは思っていた。まあいくら彼女でも、言いたくないことを無理に言わせるのは違うか。歩み寄るのと我を通すのは全然違うのだ。
そう気が付いて諦めると、
「それより、さ。帰ってからずっと言おうと思ってたんだけど」
お兄ちゃんは一旦黙って、テーブルに視線を落としてから再びわたしの顔を見た。
「土曜日。俺とデートしてほしい」
真剣な表情ながら顔を少し赤らめていて、少し可愛いなと思った。
「うん。いい、よ」
わたしも照れながら頷いた。
そんなこんなで、少しほろ苦いような日が続いた週末の土曜日。
わたしはお兄ちゃんとの待ち合わせ前に蕾華の家にいた。
せっかくだから少しだけ化粧をしてみたらどう? と蕾華に提案されたからだ。お願いすると蕾華は、予想通りルンルンとしながらわたしにメイクを施してくれた。
本格的なメイクではなく、本当にうっすらとした軽いものだ。蕾華曰く、わたしは地が整っているからガッツリとしたメイクはむしろ邪魔になるらしい。
自分で優れていると思ったことは一度もないけれど、蕾華はわたしの容姿を結構褒めてくれることが多い。貶されるよりはいいけれど、褒められるほどの美人だとは、自分では到底思えない。
それはそれとして、薄めメイクの理由はもう一つあるらしい。初デートでガッツリとしたメイクだと彼氏に引かれる可能性が高いらしい。真偽は分からないけれど、ティーンズ系の雑誌に書いてあったと蕾華が言っていた。
お兄ちゃんに引かれるのは、例え恋人としてじゃなくてもすごく嫌だ。
なので、余計なリスクは回避するに越したことはない。
メイクが終わってから鏡を見ると、元のわたしが残ったままでありながら、印象がほんのりと変わっているように自分でも思えた。
そのあと変なところはないかと姿見で全身をチェックした。
水色の膝上丈のワンピとその下に白のフレアスカート、そしてグレーのハイソックス。バッグは赤いショルダーバッグで、今は履いていないけど靴はブラウンのショートブーツ。
「おかしくないよね、わたし」
「うん。ラインでも言ったけど良いと思うよ」
「ほんとに?」
可愛い服を着るのは苦手だけど、せっかくのデートだからお兄ちゃんが喜んでくれたらいいと思い、クローゼットの奥の方から引っ張り出したのだ。
だけど自分だと似合っているのかとか、組み合わせはおかしくないかとか、まったく分からなくてとても不安だ。
蕾華からの評価を信じるより他にはないのだけれど、やっぱりわたしにとってオシャレは、ハードルが高い。それでもお兄ちゃんはきっとオシャレしているだろうから、わたしもそれなりの服装をしないといけないだろう。
なにより、お兄ちゃんが喜んでくれる可能性の高いことを、わたしはしたい。
姿見で前髪を整えてから蕾華にお礼をいい、お兄ちゃんとの待ち合わせ場所である駅前の公園へ向かった。
今日の外出の目的は、御飯の買い出しでなければ家具や家電などを目的としているわけでもない。
恋人としてのデートである。
デートを。
するのだ。
改めて思うと、やっぱりすこし照れてしまう。
生まれて初めてのデートはお兄ちゃんとでしたなんて言って、どのくらいの人が信じるのだろうか。
お兄ちゃんの顔を思い浮かべて歩いていると、そんな考えが浮かんでしまった。実の兄妹で付き合っているなんて冷静に考えれば普通じゃない。さらに言えば、わたしはお兄ちゃんのことを恋人としては見ていないのに恋人をやっている。
そんなのは異質だろう。
どれぐらいの人が嘘だと思って、どれくらいの人が気持ち悪いと思うのだろう。そしてお兄ちゃんは、そのことをどう思っているんだろう。ふと、そう思いはするけれど、別にそんなこと知りたくもないし聞きたくもない。どれだけ歪な関係だろうと、わたしはお兄ちゃんに必要とされる今の方が、お兄ちゃんに何もできないただの兄妹の関係よりも心地良いはずだから。
だってわたしは、お兄ちゃんと支え合わないといけないから。
待ち合わせ時間の十分前に駅前公園に着くと、お兄ちゃんの姿があった。
白のシャツの上にグレーのジャケット、黒のパンツと黒のスニーカーで、髪の毛はワックスで軽く整えられている。今まで制服のブレザーとほとんど同じだと思っていたけれど、実際にジャケット姿を見ると結構印象が違うものだ。
「お待たせ、お兄ちゃん」
可愛い微笑を作ってからお兄ちゃんの前に回り込んで声を掛けると、目を見開いて少し驚いた表情を浮かべたのちに、嬉しそうに笑みを浮かべた。
「俺も今来たところだよ。それより、メイクしてくれたのか? 服も、すごくかわいいぞ」
褒められてもドキドキはしないけれど、嬉しくて頬が緩んでしまう。
「えへへ、ありがと。お兄ちゃんが喜んでくれるかなって思って、友達にやってもらったんだ」
「ああ、かなり嬉しいよ」
「よかった。お兄ちゃんが嬉しくてわたしも嬉しい。お兄ちゃんも、大人っぽくてかっこいいよ」
「そ、そうか? ありがとう」
緊張せずに思っていることを伝えられたと安心していると、お兄ちゃんが手を差し出してきた。手を繋ぐという感じではなく、漫画とかのパーティで「shall we dance?」と尋ねるときの差し出し方で戸惑ったが、とりあえずわたしは手を重ねてみることにした。するとお兄ちゃんはわたしの手の上にもう片方の手を乗せて包むようにして、
「俺と付き合ってくれて、本当にありがとう」
それは「好きという訳でもないのに付き合ってくれてありがとう」と言われている気がしてゾッとした。お兄ちゃんは偶にこういうところがある。まるでこちらの心の内を全部のぞき見しているかのような言動を取るのだ。
もちろんそんな筈はないのだけれど、される方からすると気が気でない。お兄ちゃんの優しさには、そんな性質がある。
そう思っていることに気づかれないように、笑顔が崩れないように、泣きそうになるのを堪え、細心の注意を払って言った。
「もう、大げさだなぁお兄ちゃんは」
そう言って、一番綺麗に笑ってみせた。
――嗚呼。お兄ちゃんは痛いくらい優しいなぁ。
その日のデートは、久しぶりにお兄ちゃんと色んなところに行けてとても楽しかったけれど、やっぱり七搦広務にドキドキはしなかった。
月曜日。
お兄ちゃんは学校に行く前に寄るところがあると言い、朝御飯を食べると先に家を出てしまった。珍しいなと思いながら何も訊かないことにして「気を付けてね」と見送った。
わたしはいつもの時間に家を出た。
通学路を自分のペースで歩き校門を抜けると、端の方で蕾華と梓ちゃんが話をしていた。あの二人の共通点と言えば、わたしと知り合いであることの他にもうひとつある。二人とも同じ図書委員なのだ。
委員会の話をしているのならわたしが入ったら邪魔になるかもしれないけれど、それなら挨拶だけにして先に教室に行けばいい。そう思って近づいた。
「蕾華、梓ちゃん。おはよう」
「あ、美蓮!」
「美蓮ちゃん……」
蕾華は困惑した表情を浮かべており、梓ちゃんはなにやら難しそうな表情をしていた。
「えっと、委員会の話でもしてたの? なら、わたしは行くね」
「違うよ! ねえ美蓮。お兄さんと付き合ってるなんて、
蕾華はだんだんと声が小さくなりつつも、確信を突いてきた。
「ごめんね。蕾華は後で話そう?」
「え? う、うん」
「誰がそんなことを言ったの?」
頷いてくれた蕾華を横目に、梓ちゃんにそう尋ねた。正直なところ、誰が言ったかなんてことは分かっていた。だけど、もしかしたら思い過ごしかもしれないと淡い期待をしてみて、敢えて尋ねることにした。
「広務から聞いたの。遊びに行く予定を急に断られたから理由をしつこく訊いたら、美蓮と付き合い始めたから私とは二人では遊ばないって、そう言われたのよ。それにその日デートの約束をしようと思っているってね」
真っ直ぐにわたしを見つめて梓ちゃんがそう言った。
「そっか。お兄ちゃんが。あれ? なんでそのことを蕾華と話してたの? まさかやめさせるために外堀から埋めようと?」
「違うわ!」
梓ちゃんが力強く否定して、蕾華は困惑の色を強めた。
「私は」
梓ちゃんは数秒、言葉を選ぶように視線を泳がせた後にはっきりと続けた。
「私は、血の繋がった兄妹が恋人になることは社会通念上、間違っていると思っている。でも、私はそれ以上に広務と美蓮ちゃんに幸せになって欲しいとも思っている。だからもし、二人が本当に好き同士で付き合っているなら応援したいと思っている」
梓ちゃんの言葉が普段の数倍以上に硬い口調になっていたのは、誤解や語弊がないようにするためだろう。それだけわたしとお兄ちゃんのことを誠実に考えてくれているということだと思う。
「私は二人がデートをしているところを陰から見させてもらったし、今は最近の美蓮ちゃんの様子を聞いていたわ。ねえ、聞かせて。美蓮ちゃんは本当に、広務のことを男として見ていて、その上で好きなの?」
それはとても優しくて、同時にとても厳しい質問だった。いや、梓ちゃんが優しさでこう言ってくれているということは勿論分かっている。
でも、優しさは劇薬のようなものだと、お兄ちゃんとのデートでそう思い知ったばかりだ。だからわたしなんかに、優しくなんてしないで欲しい。
その優しさはわたしにとって、用量が守られていない。
「わたしは。わたしはお兄ちゃんのこと、心の底から、男の人として大好き、だよ?」
「だったら!」
梓ちゃんは急に大声を出した。
「だったら、なんでそんなに辛そうな顔してるのよ? 好きな人と付き合っていて、思う存分甘えられて、満足いくまで抱き締めてもらえる立場にいるのに、なんで嬉しそうにしてないの?」
悲痛な叫びだった。とても辛そうに叫んでいた。そして懇願するように続けた。
「広務が好きじゃないなら、お願いだから別れてよ!」
今にも泣きだしそうな梓ちゃんは普段のお淑やかな雰囲気なんて欠片もなくて、少女漫画のヒロインのようでいて、そしてどこにでもいる、恋をしている女の子だった。
きっと今の梓ちゃんには、七搦広務を好きという恋心と、わたしたち兄妹を思う優しさが入り乱れているのだろう。
わたしは、なにも言えなかった。
逃げとか一時しのぎとかじゃあなく。
本当に、なんと言っていいか分からなかった。
それからどれくらいか沈黙が続き、朝のホームルームの予鈴が鳴った。
「傷つけたかったわけじゃないのよ。……ごめんなさい」
落ち着きを取り戻した梓ちゃんはそう言って、去っていった。
対してわたしは、腐っていた。
お兄ちゃんはわたしには秘密だと言ったのに、どうして自分は梓ちゃんに話したのだろうか。いや、そんなことはどうでもいいんだ。わたしが一番気になるのは、どうして、話したことを話してくれなかったのか。そこの部分だ。
やっぱりわたしは、お兄ちゃんからしたら頼りないのだろう。
わたしじゃお兄ちゃんを支えられない。わたしは……わたしがお兄ちゃんを支えないといけないのに。
ああ、苦い。苦い。苦い。
わたしのことを嫌いな味が口の中に広がって、喉を、胸を、腹を、順々に全身を侵していく。わたしの性質がわたしの本質を殺していくような錯覚に襲われて、とても惨めな気持ちに陥ってしまう。
他人に見せられる最低限の表情すら保てなくなり、俯いて前髪で隠した。
ああ、辛い。辛い。辛い。
なのにどうして、あんなことを言われて、こんな目に遭わないといけないんだ。
いや。
本当は分かっている。
全部わたしが悪いのだ。
わたしがお兄ちゃんとデートに行くから。
――ごめんなさい。
わたしがお兄ちゃんの告白をOKするから。
――ごめんなさい。
わたしがお兄ちゃんに告白されるから。
――ごめんなさい。
わたしが。わたしが弱いからこんなことになるんだ。
――ごめんなさい。
わたしがお父さんに、支え合って生きろなんて言われるような、弱いわたしだから。
――ごめんなさい。
全部、わたしが悪いんだ。
わたしが悪いのだから、わたしが傷付くのはわたしのせいだ。
だから、しっかりしろわたし。
両手を身体の横で、爪が食い込んで痛いくらいに握り閉め、唇の内側を噛んで表情を整えた。
顔を上げると、鼻の穴を広げたり縮めたり唇をわなわなさせている蕾華と目が合った。それはどういう表情なのだろう?
蕾華とは後で話そうと言ったけれど、何を話せばいいのだろう?
わたしはまだ何も言えないでいた。
おそらく蕾華もなにも言えないのだろう。
それから数分、わたしたちは何もできないでいたけれど、校門を閉めに来た先生にホームルームが始まるから早く教室に行くように促され、ようやく歩き出せた。
授業中、わたしは斜め前の方に居る蕾華がずっと気になって仕方なかった。蕾華の方は、板書はしていたものの、時折天井を見つめてぼぉっとしていたり、わたしの方を振り返ったりしていた。その度にわたしは、目が合わないように視線を逸らしてはまた蕾華の方を見て、何を言うべきかを考えた。
休み時間は、わたしも蕾華もトイレ以外で席を立たず、まるで協定でもできたみたいで居心地悪かった。けれど昼休みになって、蕾華の方からわたしのところに来てくれた。
嬉しくて――
「美蓮は、今日も購買行くんでしょ?」
「うん」
「その、あたしは買わないんだけど一緒に」
「うん」
――そして、苦い。
「行こっか」
この「嬉しい」と「苦い」がきっと、わたしにとっての人生なのだと、ふとそんなふうに思ってしまった。
鞄から財布を取り出して立ち上がり、蕾華と並んで教室を出る。第二校舎に向う渡り廊下に入ったところで、蕾華が噤んでいた口を開いた。
「朝は、変だみたいな言い方してごめん!」
ガバっと頭を下げ、すぐに上げた蕾華の両手は、膝の前でスカートを握っていた。
「ううん。変なのは、わたしが一番分かっているから」
「そんな」
一瞬言葉に詰まってから、
「こと、は」
「無理に気を遣う必要はないよ。思っていることを言って。わたしは、大丈夫だから」
「じゃあ」
蕾華は遠慮気味にわたしを見てから一歩、歩み寄って来て抱き締めてきた。蕾華の胸やお腹が密着してきて、ブレザー越しでもその体温を感じられた。
「あたしは美蓮が好き。ずっと友達で居たい!」
抱き締めてくる腕と声が震えていた。その腕が解けて、身体が離れ、蕾華の顔を見ると唇をわなわなさせていた。
これもまた、どういう表情なのかは、分からなかった。
「あたし考えるの苦手だから色々と追いつかないけど、今日みたいに微妙なのはもうやだ! 今、あたしが言いたいのはそれだけ」
蕾華は本当に良い子だ。わたしか蕾華がもし男の子だったとしたら接点がなかっただろうから、同じ性別に生まれてよかったとさえ思う。
「わたしも同じ気持ちだよ。蕾華とは、ずっと友達で居たい」
「ほんと?」
「うん」
頷くと蕾華にもう一度抱き着かれ、わたしもぎゅうっと抱きしめ返した。
「蕾華、ありがとう」
わたしは「嬉しい」と「苦い」も一緒に抱きしめて、心からの感謝を告げた。
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