第28話  全く分野の違う話で投資詐欺について・・

昔と違い、今はスマホ全盛の時代です

昔はPCの知識が無いとダメでしたが今はPCよりもスマホの知識が必須


それもそのハズで少し前のPC並みのスペックがあり、フリーズも無く、写真を撮ればデジカメ何ぞは物ともせずに、一眼のデジタルカメラの様に被写界深度がどうこう、とか言わずとも超精細な写真が撮影でき、凝った動画も簡単に編集が出来る

考えつく限りのアプリはダウンロードして使い放題

名前の通り、賢い電話です


今のZ世代の子達はPCに触った事が無い子ばかりになってきています

大学のレポート提出だったり就職してから初めてPCに触る子達には私世代からすると驚きしかありません


大企業ではエクセルやワードは別モノとして捉えますが、パワーポイントを使った資料を使うのが今だに当たり前としています

ですが、いずれパワポの不便さや資料が一過性のもので再現性が薄い事に気付いている、Z世代より前の世代からは徐々に淘汰されて無くなっていくものと思います


働く人間の数が段々と減れば効率性を求められていき世代が変われば無駄な作業は省く判断をするのは当たり前の話です

AIを活用して、今後はますます効率化が進むかも知れません


一方ではそんな効率良さを求める世代ですが、心配なのは随分と脇が甘い、と言うか人を信用し過ぎる、というか短絡的な行動原理を感じます


人を信用するのは良いですが、信用が担保されるには本来なら幾つも乗り越えないといけないハードルがあって然るべき、自身の危険察知能力が薄くてぬるま湯的なんだと思います


そこで、本題ですが今回はちょっと趣味の話から逸れます


スマホを使っていると設定をフリーにしていますから色んな広告も入ります・・が敢えて放置して最近の流れを見ています

普通の広告ならば(煩いなぁ)くらいですが、アダルト物だったり投資話系だったりマッチングアプリだったり流行りの事は何となく掴めます


そんな中、年下の知り合いから先ほど電話が入り、

『TikTokで出てくる投資関係の表示先に連絡をしたところ、LINEに登録誘導されて、皆をグループラインで結んでFXや投資を勧めている』


『みんな勝率がかなり高そうだったし儲かっている会話やスクショばかりだから乗らなければ、と思った』


『LINEで指定された口座に任意の金額を振り込んで手続きして言われた通りに投資をしているんだけど意外や意外で毎日数万ドルずつ勝ててます』


『ここ一か月で数十万ドル増やしました』


と言う内容でした


勝てているのなら良かったね、でも怪しくないの? と聞くと


『いやいや、元々個人口座に振り込んで口座開設して手続きした時には怪しんだけどみんなどんどん増やしてスクショを載せたりしているから大丈夫だと思います』

『この間ちょっとだけ引き出して車を買おうとしたけどタイミングが悪いみたいで出金出来ないんですよね』 との事



『それ多分、FIREしたとしても、ずーっと出金に応じないと思うよ』とだけ伝えるのが精一杯でした

(個人口座に振り込み、口座開設???  既に怪しさが満点です)


そもそも入金した金額を聞いてビックリ

見たことも無い人間に振り込んで良い金額ではありません

戸建ての家が建てられます

結構たくさんの人間が入り込んでいるみたいで、近いうちにYahoo!ニュースに出るのでは無いでしょうか? 

この間も(トケマッチ)とか言う運営会社との連絡が付かなくなっているとのYahoo!ニュースを見たばかりです

この(トケマッチ)は自分の持っている高級腕時計を運営会社が仲介し、高級時計を借りたい人と貸したい人の橋渡しをしてそのレンタル料金が貸主の収益になる、というモノ

一見するとそれっぽい感じで沢山の人が時計を貸し出したようです

貸す、と言っても(見も知らぬ人に貸すリスク・見も知らぬ人に仲介させるリスク)を考えたら盗られてしまったのも同然でしょう

実際、貸し出したはずの時計がメルカリで販売されていたりしたそうです


最近これら一連の怪しい話をする人間や組織はある程度の勉強をしてターゲットに接しているようです


行動経済学でいうところの(ナッジ理論)を使って人間の弱い部分をくすぐり、あたかも自分自身が考えて決断しているかのように錯覚させて対象者を操縦しています


皆さんも甘すぎる話にはご注意下さい


今回は趣味から離れました




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