第4話


「まず、この容疑者に会いたいですね。」


 探偵は、そう言って一つの写真を指差した。


「あぁ、この子ですか。彼女は、何か脅されたように私がやりました、と言い続けているのです。」


「一度、会ってみましょうか。」


 探偵は、そう言って上着を羽織った。


「では、案内お願いします。」





「closed」少し、黒ずんだ木の看板が、鈍く光っていた。


 探偵は、動き出していた。

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