第10話 後期試験を受けることになったら
残念ながら前期試験不合格で後期試験をうけることになってしまったら。
幸い我が家の息子たちは推薦と前期試験で合格したのでそうはならなかったが、後期試験について思うことをいくつか書いてみようと思う。
一般論で書くと、後期試験では前期試験と同じ大学は受けられないかもしれないと思っておいたほうが良い。頂点の東大と京大が一部学部を除き前期試験のみなので、後期試験は別の大学に出願することになる。北大あたりを受験する子が多いらしい。北大志望の受験生は前期東大・京大志願者と対決しなければならなくなる。不利な戦いは避けよう。そうすると玉突き事故が起こる。
次に、前期試験の合格発表から後期試験の受験までは時間がない。まだ前期不合格のショックから立ち直れない失意の中、玉突き事故多発の現制度により、志望を下げた受験をしなければならずモチベーションも上がらないかもしれない。
ここまでがオーソドックスな戦い方である。
さて、後期試験は募集人数が少ないとはいえ、科目数も少ない。共通テストの結果が加わるとはいえ、理系なら数学・理科のみで受けられる大学、あるいは英語のみで受けられる大学もある。もしその科目が自分の得意科目だったら。後期試験受験者は前期試験に落ちた者の集まりである。前期試験受験者よりも習熟レベルが下がるはずである。自分の得意科目でなら、前期試験不合格者には勝てるのではないか。むしろ後期試験はチャンスではないか。そういう戦い方をした子を一人だけ知っている。大学の文化祭で話を聞いた。
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