第20話新たなる冒険へ

 アナタはアイドルと『異世界で冒険』したことがありますか?……俺はある。


 ファルセイン城の攻防戦から数日が過ぎていた。

 弟にマキアを診てもらったが、特に異常なし……よかった。


 俺達はみんなで自宅に待機、

 カレンにオルタナティブドアで異世界に偵察に行ってもらっている……

 暫くしてカレンが戻ってきた。


 「カレン、どうだった?」

 「はい、名もなき村のバグさんは、無事に村に戻れたようです。城下町もいつもの通りでした、ただ……」

 「ただ……?」

 「こんなものを預かってきました」

 それは封書に入った手紙のようなものだった。


 開けてみると……招待状?

 「どうやら俺達を城へ招待してくれるみたいだ……怪しい」

 「罠でしょうか?」

 マキアが訝しげに言った。

 「罠だろうな……それか今回の件を賠償しろとか言い出すかも」


 「そんな、罠にはめてきたのはあちらの方なのに……」

 「うーん、無視してもいいけど、『俺達は悪くないぞ』って主張しに行くって手もあるな」


 リイナが切り出す

 「王国側は千迅騎士二人が戦闘不能となり、ほとんどの百戦騎士達も戦闘力は落ちているはずです。仮に戦闘になったとしても、負けることはないでしょう」


 俺もそう思う。宮廷のヒーラーが全回復したとしても、相手の戦力は前の半分ぐらいとみていい。


 「よし、全員で行ってみよう。みんな舐められないようにな」

 「はい」


 異世界に行く前にやっておかねばならないことがある……

 コンコン、俺はカスミの部屋の扉をノックした。

 「カスミ、俺だ……入ってもいいか?」

 カチャ

 カスミの部屋の扉の鍵が開いた音がした……俺はそっと部屋に入る。

 カスミはベットの上で座っていた。


 「すいませんでしたーーー!」

 俺は生まれて初めて全力の『土下座』をした……しかも女性に、しかもアイドルに。


 「あ、あの、その、あの時は怒りで我を失っていたというか、何と言うか……」

 「顔を上げて下さいマスター」

 いつの間にかカスミが俺の目の前に。


 「お、怒ってる……よね?」

 「怒ってません」


 「でも嫌いになった、でしょ?」

 「私がマスターを嫌いになることはありません……結局私は、怒ったマスターも、情けなく泣きじゃくるマスターも、そして、マキアさんの事が好きなマスターも、全部好きなのですから」


 「カスミ……」

 「あ、でも今後頭をナデナデしてくれないと怒るかもしれません」

 ニッコリ子供っぽく笑うカスミ。許してもらえてよかった……



 俺達は全員でファルセイン城下町へ。

 町の人達が俺達を見てざわついてる……そりゃそうだよな。


 そのまま城へ歩いて向かう。

 ファルセイン城の入り口まで来た俺達が見た光景は……

 ファルセイン王以下百戦騎士や一般の騎士に至るまで、総出でお出迎え……?


 普通こういう時って、俺たちが玉座のとこまで行くもんじゃないのか?


 ファルセイン王は口と左腕に包帯を巻いていて、後ろに通訳っぽい人が立っていた。俺が喉を焼いちゃったから喋れないんだな……


 王は通訳を介して話し出す。

 「よくぞ来てくれたギガンティックマスター殿、歓迎するぞ」


 んー弁償しろって話ではなさそうだな……

 「ファルセイン王、とりあえずその傷を回復しようか」


 俺はヒーリングで王の傷を治した。

 「お、おおおー、宮廷の回復師でも治せなかった余の傷が……」


 俺がつけた火傷は俺が回復しないと、効果が薄いみたいだ。


 「あの……それで、申し訳ないのじゃが……息子のメギードとヴァイガンも、何とか治していただけないだろうか……?」

 王の後ろには石像のままのヴァイガンと、頭と体中に包帯を巻いてミイラ男のようなメギードが座っていた。


 「あーゴメンゴメン、これは俺達じゃないと治せないかもね」

 メギードの方はリイナたちに任せて、俺はヴァイガンを……


 「俺が解石したらたぶん数秒で死んでしまうから、アマネ、お前のヒーリングで回復してくれ」

 「わかりました」


 「解石属性ハイアナグラム『リ・フェノメノン』」

 たちまちヴァイガンの石化が解けていく……


 「グホッ、ヒューヒュー……」

 「回復属性ハイアナグラム『エクスヒーリング』!」

 吹き飛んだ腕ごとみるみる回復していく……


 「ゴホッゴホッ……私は、助かった……のか?」


 「よう、何とか回復できたようだなヴァイガン」

 「ギ、ギガンティックマスター?……私を、助けてくれたのか」


 ファルセイン王がヴァイガンに近づき話しかける。

 「ヴァイガンよ、我らの計画は失敗したのじゃ……」

 「そう、ですか……いえ仕方ありません、私がギガンティックマスターの力を見誤ったせいです」


 メギードの方も回復したようだ。

 「ありがとう、助かった。宮廷の回復師がどんな魔法を使っても治せなかったのに……」


 「あーあれはただの回復魔法じゃダメなんだ。精神的なものも関係してるからな」

 「オレがいくらレジストしても炎は消えなかった……あれは一体何だったのだ?」


 「あの魔法は陽炎属性『ファントムシフト』の上位版、幻炎属性『ファントムフレイム』。炎の幻術だよ」


 「幻術?そんなバカな、オレはちゃんと火傷を……」

 「あまりにリアルな炎を見ると、頭が勝手に本物だと勘違いするんだ……結果肉体にも影響が出る、想像妊娠なんかもそうだな」

 「レジストできぬわけだ……」


 「ところでギガンティックマスター殿……」

 王が真剣な顔で話しかけてきた。


 「誠に申し訳なかった……ひっ迫していたとはいえ、お主や異世界あいどる24のメンバー達に酷いことをしてしまった」


 「マスター、どうやら賠償しろとかいう話ではなさそうですね」(小声)

 マキアがコソコソ話しかけてきた。


 「……だな。でもまだわからん、油断はするなよ」(小声)

 「はい」(小声)


 王は今回の事件の真相を話し出した。


 実は今の王国は深刻な財政難となっており、あと数年で破綻する勢いなのだそう。

 そんな時ヴァイガンが召喚され、王国の宮廷魔導士長になる。


 ヴァイガンの知識と魔術で、『レアアダマンタイト』が開発された。

 他国に売り出したいが、元となる『アダマンタイト』を他国から大量に輸入しなければならない。


 その財源を確保するため、特に特産物の無いファルセイン王国が外貨を獲得するには、王国民を奴隷化して、他国に売るしかなかった……

 王国民からしたら相当理不尽な話だ。


 ファルセイン王が話を続ける。

 「『レアアダマンタイト』が売れ、財政が落ち着いたら、売った王国民を買い戻す予定だったのじゃ……これは本当だ、信じてほしい」


 ……アナライズしたけど、どうやら本気だったらしい。

 「にしても、これはほとんど犯罪行為に等しい。王国民も黙ってはいないぞ」

 「わかっておる、なので余は王位を退くことにする」


 「父上……」

 メギードも初耳らしい。


 「余は……ワシは一国民に戻り、王国民に償いをしながら生活しようと思っておる……そこでなんだが、この財政難の王政を、ギガンティックマスター殿、アナタのチカラで立て直してほしいのじゃ」


 「はあ?」


 「このままでは普通にあと数年もつかどうか……この王国が無くなってしまうのは、マスター殿としても困るであろう?」


 「うーん……困る」


 「そうであろう。なのでマスター殿をファルセイン王国・王政の『指南役』に任命させてもらう」

 「指南役……?」



 こうして俺はファルセイン王国の指南役として、王政の財政立て直しを指南することになった。

 指南役になった俺の最初の行動は……『丸投げ』。

 だってそんなの俺にできるわけないじゃん!


 そういうのはそういうのが得意な人に任せるのが一番いい。

 なので俺はそういうのが得意な異世界あいどる24・シスターズのリイナに『丸投げ』した。


 奴隷になる前は元々貴族だったし、現実世界でも図書館でそういう勉強をしていたリイナなら適役だ。

 とりあえずリイナを『特命大臣』に任命して、王宮に常駐してもらう事にした。


 一番最初に手を付けたのは、手っ取り早く結果が出る『リストラ』。

 特命大臣リイナの手腕は凄まじく、泣きながら懇願する汚職大臣や貴族を、うっすら笑いながら次々に解雇していく姿は、さしずめ『魔王』のようだった……


 さらに、王宮内の『無駄』を無くす。

 改革の一つとして、騎士たちの装備一式を『アダマンタイト』から現実世界の『ジェラルミン合金』へ変更。


 強度や軽さなどはほぼ変わらず、価格は相当抑えることができた。

 同時に『レアアダマンタイト』の製作はそのまま継続し、各国へ販売を拡大。



 俺がやっていた『異世界間取引』も、規模を拡大して本格的に。

 俺の指示のもと、町で無職だった者や、ごろつき、奴隷達を労働力にして、レアアースや天然ガス、鉱石や宝石まで、あらゆるものを採掘。


 それを現実世界で売り、懐中電灯や百円ライターなどを購入して、今度はそれを他国に売った。


 ここまでくると、石油プラント工場とか天然ガス工場とかがあるとさらに収益があるんだけどなー


 俺は審判の塔クエスト選考会の時の『イチヒコ』にも相談してみた……

 本名『壱村一彦』、現実世界の『イチヒコ』は俺が思ってた以上の大物だった。

 なんとあの大手証券会社『壱村証券』の御曹司だったのだ!


 「フムフム、異世界で石油プラント工場と天然ガス工場を建てるので、融資してほしいってことっすね?」

 「まあ、そういう事」


 「いいっすねー、お金の匂いがプンプンするっす……ちょっとじじいに聞いてみますんで」

 じじいって……日本経済を裏で回してる裏ボスの事をそう呼べるのは、恐らく世界にこいつだけだろうな。


 「電話してみましたー、五十億までならいいって言ってたっす」

 もう何か桁が……


 「えっ?国税局?あー国税局にも何人か知り合いはいますんで、まあ、事前に根回ししておけば大丈夫っすよ」えちご屋か、お前は!


 「あー、あと石油プラントや採掘プラントなんかは、『テンマル』に聞いてみたらいいっすよ」

 現実世界の『テンマル』……本名『天馬 護』は、あの建設会社『天馬建設』の次男坊だった。


 「石油プラント工場ですか?あー丁度一年前に海外で作ったばっかりなんですよ。ノウハウはあるんで、任せて下さい」


 二人のお陰で、異世界での大規模工事は順調に行きそうだ。


 財政難で傾きかけていたファルセイン王国は、たった二カ月足らずで黒字に転換した。



 数日してヴァイガンが俺のもとへやってきた、話があるらしい。

 入っていきなり、ヴァイガンが俺の前で土下座した。


 「……日本ではこれが最大級の『謝罪』と『懇願』だと聞いた。どうか私を許していただき、願いを聞いてほしい」

 うーん、俺も二か月前にカスミにやったばかりだよ……


 「顔を上げろヴァイガン、内容にもよるが、俺にできる事ならやってやるよ」

 「感謝する」


 そう言いながら座るヴァイガン、まず話したのは……

 「転移者にもランクが存在するのは知っているか?」


 「ランク……そうなのか?」

 「お前やあの『イチヒコ』という者は『オルタナティブドア』を所持している、私も『転移者』だが、『四重星魔術クアトログラム』とアナライズまでは扱えるが、『オルタナティブドア』は持っていない」


 「つまり転移者はランクによって持ってる能力の数が変わると……?」

 「私の見解はそうだ。さらに言うとお前は『六芒星魔術ヘキサグラム』も使える、さらに上のランクらしいな」


 「ドアがなかったという事は、お前は一生ここで暮らすことに……」

 「覚悟していた……ここで生きていくしかないと思い、自分の地位を高めるため色んな事をしてきた。だがお前が来て現実世界に帰ることができると知り……それで今回の作戦を立てた、私の家族に会うために」


 ヴァイガンは目を伏せた……握った手に力が入っているのがわかる。


 「……私は、現実世界の妻と子供に会いたい。最初からお前に懇願すればよかったのかもしれない、でも……」


 「とんでもない見返りを要求されると思ったか?」

 「……面目ないが、その通りだ」


 「だからファルセイン王と俺を転魂術で入れ替え、王に頼んだ方がより確実か……なるほどな」

 「結果は惨敗だがな……正直私は勝つつもりでいた。お前がまさかヘキサグラムを使えるとは知らなかったからな」


 「俺はどうやら一時的に外れるレベルキャップがあるらしい。自分ではキーワードがわからなかったけど」


 「それは恐らく『怒り』であろう」


 「『怒り』……」


 「私の分析ではアイアスとの戦闘時も、お前は少し怒っていた……自分では気づかないくらいの小さな『怒り』だったがな」


 確かにあの時の俺は自分の中の悪魔の言葉に同調していた……少し怒っていたからだ。


 「怒りの大きさによって解放する力の大きさが変化するタイプのレベルキャップと言ったところか」

 今後自分の怒りをコントロールすることができれば、大きな力になりそうだ。


 「おお、ドアの事を忘れていた。ドアはすぐに出せるが、こっちの世界に未練とかは無いのか?」


 「未練がないと言えば噓になる……だが別れはすでに済ませてきた」


 「そうか、じゃあ帰ろう、現実世界へ」

 俺とヴァイガンはオルタナティブドアで現実世界へ。


 「Oh, es ist wunderbar. Seit der realen Welt ist ein Jahr vergangen」

 (素晴らしい 一年ぶりの現実世界だ)

 あー外国の人は現実世界に戻ると日本語喋れないのねー……これは、ドイツ語かな?


 現実世界の最高アイテムその⑩『携帯電話の翻訳アプリ』。

 これさえあればどこの国の人だろうとコミュニケーションばっちり、まさに文明の利器。

 「du warst deutsch」

 (お前はドイツ人だったんだな)


 俺とヴァイガンは飛行機を乗り継ぎドイツへ。

 初の海外旅行がドイツってスゲーな。


 ヴァイガンの案内で、家族のいる自宅へ……

 チャイムを押して奥さんが出てきた、泣きながら抱き合う二人。


 奥さんも、ヴァイガンがきっと帰ってくるって信じてたんだな。

 奥さんの後ろに四歳くらいの男の子が隠れている……

 男の子も泣きながらヴァイガンと抱き合う。


 なんだよもー、俺までもらい泣きしちゃうじゃないか!


 「Danke Gigantischer Meister」

 (ありがとう ギガンティックマスター)

 「Diese Freundlichkeit werde ich nie vergessen」

 (このご恩は一生忘れない)

 「Eines Tages werde ich den Gefallen definitiv revanchieren」

 (いつか必ず恩を返す)


 ああ、待ってるよ、幸せになヴァイガン。


 *****


 ファルセイン城に戻った俺は、王政の諜報部の奴に聞いてみた。

 「……レイブンはどうなった?」

 

「捜索中ですが、以前不明です。先の戦いで死亡したとの噂もあります」


 「いやそれはないな、アドバンスドアーツ『隠密』と『うつせみ』を持ってるあいつが、そう簡単にくたばるとは思えない。

 まあ、いずれどこかでまた相対することになるだろうな……」



 ……そう、俺はすっかり忘れていた、『禁呪』のことを。

 『石化属性魔法フェノメノン』は『世界条約』によって使用が禁止されている禁呪の一つ。


 使用すると当然罰が下る……今回は『百セインの罰則金』で済んだ。

 重い刑になると、『罪』が加算されたり、『五日間ログイン禁止』などになることも……

 ちゃんと払ってきました、以後気をつけます。



 その後、俺達は城下町の一等地に豪勢な一軒家をもらい、そこでも生活できるようにしてもらった。

 そしてファルセイン王はというと、宣言通り王位をメギードに譲渡し、自分は隠居……と思いきや、マキアのファンクラブを設立し、今はその会長をやっている。


 「なにが『王国民に償いをしながら生活しようと思っておる……』だよ」


 「いやーマキア様のあのドS発言が忘れられず……罵ってほしいのぉ。

 そんなことよりマスター殿、次の『あいどる24らいぶのでーぶいでー』はまだかのぉ……楽しみにしておるんじゃが」


 まあ、こんな感じで余生を楽しんでるみたいだ。


 そんなこんなで、ファルセイン王国の方はもう大丈夫のようだ。

 俺は自分の目的を達成するために、冒険へ出る事に決めた。


 *****


 「よーし、ではこれから『異世界あいどる24』の次のメンバーと中央島への行き方を探しに、まだ見ぬ大陸、東の『騎士国カイエル』へ遠征だ」


 俺は現王のメギードに頼んで、各国に訪問する際の紹介状を書いてもらった。

 現実世界で購入し、バラバラにしてもらった『マイクロバス』を、一日がかりで組立てた。

 その『バス』にメンバーを乗せる。もちろん運転手は俺だ。


 「待ってろよ神魔、もうすぐ出してやるからな!」


 「異世界あいどる24・初期生(ファースト)、マキア、ミユキ、アンジュ、ノノア!」

 「はい!」


 「異世界あいどる24・セカンドシスターズ、シイナ、ミイナ!」

 「はい!」


 「異世界あいどる24・ナイトメアウェイカーズ、カレン、モミジ、アンズ、ライカ!」

 「はい!」


 「異世界あいどる24・オッドアイズ、カスミ、リョウ、マコト、スミレ!」

 「はい!」


 「異世界あいどる24・イレギュラーズ、アマネ、マリネ、ヒメノ、ララ、カズキ、コウ、アユム、クリス!」

 「はい!」


 「ケルベロスのベロス!」

 「ワン!」


 「お前達全員、これから一生俺とこの異世界を冒険だ……これは命令だ!覚悟はできているか!?」

 「はい!」


 「よーし、じゃあ『異世界あいどる24』、出発だ!」

 「おー!」


 俺と『異世界あいどる24』の冒険は、まだまだこれからだ……



 ☆今回の成果


  ファースト マキア(76)装備 玉鋼の剣 ジェラルミンの鎧

  ファースト ミユキ(72)装備 天弓 マゼンタイーグルの衣

  ファースト アンジュ(71)装備 武神の脚甲 シアンホークの衣

  ファースト ノノア(74)装備 大魔導の杖 大魔導のローブ


  セカンドシスターズ リイナ(67)装備 癒竜の杖 エンジェリックローブ

  セカンドシスターズ ミイナ(65)装備 超飛翔扇 シアンホークの衣

  セカンドシスターズ シイナ(64)装備 錬金術セット 大魔導のローブ


  ナイトメアウェイカーズ カレン(55)装備 忍刀コテツ 隠密の装束

  ナイトメアウェイカーズ モミジ(54)装備 竜鱗扇 ドラゴンドレス

  ナイトメアウェイカーズ アンズ(56)装備 ドラゴンロッド 大僧正の衣

  ナイトメアウェイカーズ ライカ(55)装備 チェンソー ジェラルミンの鎧

  オッドアイズ カスミ(55)装備 タングステンの盾 ジェラルミンの鎧

  オッドアイズ リョウ(56)装備 床落としマークⅡ マゼンタイーグルの衣

  オッドアイズ マコト(53)チェーンウィップ 聖獣の衣

  オッドアイズ スミレ(54)魔導書 賢者のローブ


  イレギュラーズ アマネ(48)装備 光のほうき シャイニングローブ

  イレギュラーズ マリネ(46)装備 トライデント ウェットスーツ

  イレギュラーズ ヒメノ(45)装備 地脈のハンマー ジェラルミンの鎧

  イレギュラーズ ララ(44)装備 聖獣の爪 聖獣の衣

  イレギュラーズ カズキ(36)装備 ダークマターボウ 暗黒の衣

  イレギュラーズ コウ(36)装備 魔界のタロットカード 暗黒の衣

  イレギュラーズ アユム(35)装備 巨大注射器 ナースのコスチューム

  イレギュラーズ クリス(35)装備 聖獣の脚甲 聖獣の衣



 「……あー、探偵セットはいらないからなアンジュ」

 「ガーン」


 「マコト、おやつは0.1セインまでと言ったはずだ。置いて行きなさい」

 「なんでバレたと!?」


 「ベロス、そこでおしっこしない!」

 「キャイ~ン……」


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