ゲームでイチャイチャ?

 耳元で囁かれてまだなんか…変な感じです。

 

 では、リベンジいたします!

 

 というわけで、次のゲームはオレの勝ちーー‼︎

 

「それでは、優花さん!オレのおひざの上にお座りください」

「えっ?そ、それは…」

「罰ゲームですから、さぁどうぞ」

 とオレはニヤリと笑った。

 

「は、恥ずかしぃ」

 と言いながらも優花がオレの上に座った。

 

 えっ⁉︎な、なんか…オレも恥ずかしいっ‼︎ってか、優花の髪の毛からいい匂いがしてくるっす‼︎

 

 こ、これは…自分で提案しておいて…恥ずかしいーー‼︎

 

 しかもですよ?

 ゲームみえにくい…

 

 つ、つぎ…勝てる自信なくない…

 

 優花をおひざの上にのせてゲーム開始したけどさ…、バックハグしてるみたいで…なんかなんか…ドキドキしちゃうんですけどー…

 

 てか、もう思わずいつのまにかゲームそっちのけで優花を抱きしめておりました。

 

「あったかぁ〜、髪の毛もサラサラでさぁ」

 と、もう…変態ですよ。

「えっ…ちょっ」

「うぅーん、いいねぇ」

 思いっきり優花を堪能していた。

 

「ちょっとーぅ…」

 

 はっ‼︎

 

 我にかえり変態から引き戻るオレ。

 

「あー…、これも罰ゲームの一環ですので」

 と、慌てて変態訂正。

 

 いまさら…遅い?

 変態めって怒られる?

 

 かと思いきや、

「恥ずかしいじゃん。」

 と、照れる優花。

 

 おぉ、怒られない。

 

 ならばと、調子に乗るオレ。

「ゲームに優花が勝つまでずっとオレのひざの上だよ。」

 といってみた。

 

 すると優花は、

「えぇーっ…こんな状況で勝てる気がしないじゃん。後ろから邪魔してくるしー」

 と言われた。

 

 あぁ、変態と思われていなかった。ゲームの邪魔をしていると勘違いしているのか。

 

 ならば、ならばとゲーム再開するもまたオレは、優花の髪の毛をくんくんかいで髪の毛サワサワして顔を埋めた。

 

「くっ、くすぐったいからぁ」

 と照れる優花がなんとも可愛らしくて変態は、とまりませんよ。

 

「優花ぁ♡」

「ちょっとぉ〜、これじゃ全然ゲームできない。ハグされて手が動かないっ」

 とオレの上でモゾモゾする優花。

 

「やっ、そんなに動くなよー」

 と言いながらオレと優花は、ハグしたまま後ろに倒れた。

 

 でも、がっつり優花を抱きしめて離さないオレ。

 

「罰ゲームしすぎっ」

 と、優花が振り向いた。

 

 もう…普通に寝っ転がりながらのハグになりました。

 

「優花ぁ〜」

 とオレの上にのる優花を思いっきり抱きしめた。

 

 もう、これはただのイチャイチャ。

 

 優花がイヤそうにしない…

 

 だからめっちゃ抱きしめてたよね。

 結構…長いこと。

 

 いいん?

「優花?」

「ん?」

 

「あったかい…ね?」

「うん。あったかいし…なんか落ち着く。」

 なんて返事をされました。

 

 ん?

 落ち着いてしまっていいん?

 

 ただの幼馴染と抱き合って落ち着いていいん?

 

 好きな人いたら…普通気持ち悪く思わん?

 

 オレは起き上がり優花に、

「優花、優花は流されすぎるよ…こんな変態のオレにそこまでされたら怒らないと」

 と自分でやっておいて変なご意見を優花に言った。

 

 すると優花は、

「……あーぁ、そ、そうだよねー…ねー…」と、変態にハグされていたのにあまりそれを阻止する気持ちはないようだ。

 

「いい?優花!痴漢にあったらすぐに大きい声だせる?逃げられる?」

 

 …

 

「固まる…かも」

 

 …

 

 あー、じゃあ優花は…オレに変態されて固まってたのか?

 

「優花…ごめん」

「え?」

「オレが変態すぎてごめん」

 と謝った。

 

 すると優花は、

「ううん。わたしも変態でごめん」

 と謝られた。

 

 ⁉︎

 

 えっ?

 

「優花…変態…なの?」

「だって…真樹弥にそういうことされると…イヤじゃないの。」

 なんていうじゃんっ‼︎

 

 もしかしたら、オレは頑張れば優花の好きな人に勝てるかもじゃん⁉︎

 

 

 

 

「なーんてねっ!」

 といきなり笑う優花。

 

「え…」

 

 唖然とするオレに向かって優花は、

「ほら、ゲームやるよー」

 といつも通りに戻っていた。

 

 

 えと…、ん?

 

 優花ーー‼︎

 

 オレ…どうしたらいいんだよーー⁉︎

 

 わからないまま、ゲーム開始となった。

 

 続く。

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