無駄な時間?
映画を堪能した休日。
そして、来週は花火大会‼︎
家の近くの花火大会は、夏休みに開催されるんだけど、今度オレと優花が行く場所は少し家から離れた場所での開催となる。
毎週幼馴染と一緒‼︎
なんならうまれてからずっと一緒‼︎
ひとつ違うのは…
気持ち。
…
…うん。
だって、優花は…オレの知らない誰かを好き…なんですもの。
グスッ…、そこが一番大事でしょうょぅ〜‼︎
ねぇ、違う⁉︎
そこが一番大事なのよねぇ?
ええっ⁈
どうよ⁉︎
どうなんよっ⁉︎
と、ひとり言炸裂中。
暇か⁉︎
あぁ、そうさ‼︎
彼女もいないし、そりゃあさぁ、
ひ・ま・だ・よ‼︎
と、ひとり自分に自問自答してブチ切れるオレ。
でも…いいんっす。
幼馴染の優花が笑って過ごせるならさ。
それをオレは喜んで見届けるのさ。
そう、オレは幼馴染が幸せならオレも幸せぇ〜…なはず。
きっとね…
あぁ、おそらく…
たぶん…
…
あのー…情緒不安定ですよね?って?
あぁ、そうさ‼︎
かなり荒れた天候になっております‼︎
スコール降りまくりさ‼︎
もうさ、毎日変態さ‼︎
これは…天候関係ない…
あーあ、晴れの日もあれば雨の日もあるさ。
なんなら…オレの気持ち…雪降ってます。
どういうこと⁇って?
あー、もうあたま真っ白って意味。
なんなら…お先真っ暗…なんてね…
アハハハ…ハ…ハ…ハ…
…
どうする⁉︎
もし、優花の気持ちに気づいた優花が好きな男の人がさ…
「優花ちゃん、好きだよ」
なんて言ってさ、
「わたしも大好き」
ムチュムチュムチュ〜♡♡
なんてやりだしたらどうする?
それもオレの部屋で…
毎日…
…
いや、それはオレにとっての最高の嫌がらせっすよね?
せめて、オレの家の玄関前とかにしてもらわにゃ。
いや、そもそも…オレんち侵入禁止‼︎
なんなら…オレの部屋から優花の部屋も見えるから…
イチャイチャは、優花の部屋も禁止‼︎
ってか、そんなの想像したくないから優花に彼氏できるのも禁止‼︎したい。
いや…、もうオレ優花のお父さんみたい…。
あぁ、でもなんか…娘をもつ父親の気持ちがなんか…わかる‼︎
すっごくわかる‼︎
あれ?オレって…転生したらオジサンになっていた?ってやつ?
慌てて鏡をみると…オレだった。
転生していなかった。
あーあー、なんか心が疲れたっす。
心がオジサン化…しているもようです…
脱‼︎
おじさんっ‼︎
オレは着ていたトレーナーを脱いだ。
おぉ〜う…
サブってなったよね…
ブルブルしながらまたトレーナーをすぐさまきたよねー。
今日は、冷えるわー。
とっても無駄な時間…。
でもなかった。
ちょっと服を脱いだり着たりしただけでもどこかしらの筋肉が動いたはず。
よし、この調子で筋トレもしてしまおう‼︎ってわけで、部屋での筋トレ大会がひとり開催されたのでございます。
大会の後は、やっぱりタンパク質を注入‼︎
そして長風呂をしてたくさんの汗をかきました。
お肌ツルツル。
あれ?
筋肉もほぐれてしまった⁉︎
筋トレの後の長風呂いいのかっ⁉︎
どうなんっすか⁉︎
…
まぁ、女子力上げ上げってことで良しとしよう‼︎
長風呂から上がると、優花から携帯に連絡が入っていた。
かわいいスタンプに、メッセージも。
(明日も日曜日だし、うちに来れるかな?あ、そうそう…わたしね、シャンプー替えてみたの。だから明日感想聞かせてほしいな⭐︎)
なんてきてるじゃないかっ‼︎
優花‼︎
シャンプー替えてみたんかい!
嗅ぎます‼︎
全力で嗅がせていただきます‼︎
というわけで鼻の通りをよくせねば。
ブーっと鼻をかんで明日に備える。
あ、オレも髪嗅いでもらうかな?
まず自分でセルフチェック…しようと思ったら…髪が短すぎて届かない…。
手で仰いでみたけど…ただ風がサワサワするだけで…無理でした…。
一本抜いてみる?
いや…ハゲたらイヤじゃん?
…
残り何本か知らんけど…やっぱり一本でも大事じゃん。
…
あぁ、それにしても明日優花の髪の毛思う存分くんくんしていいんだ♡
オレ変態だけど、いいんだ?
…
いいんだよ。
だって、優花から髪の毛差し出してくれるんだもんねっ‼︎
ねっ‼︎
と、変態は強引に考えるのでありました。
その日は、やたら空気をたくさん意識して吸うオレなのでありました。
空気は…無臭。
優花は…
もぅ♡恥ずかしくって言えないわぁ♡
キャぁ〜ん♡
まさか幼馴染がこんなにも変態だなんて優花は、きっと思いもしないのでしょう。
それを知ったら…オレは…どうなるんでしょうかね…
…
コワイので考えません。
思考停止して、おやすみなさいませ〜。
夢の世界へとあっという間に入っていくのであります。
続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます