第39話
アレキサンダー
「さてじゃあ剣道部から聞き込みいこうか!」
「わかりました。いきましょう!」
「一応私達でも話はきいたんだがね」
「剣道部は道場で活動しています!」
「じゃあいこうか!」
剣道場
「やーーー!やーーー!」
そこでは多数の道着を着た少年少女が、剣道に真剣にとりくんでいた。
「お前達練習中すまない!少し話をきいてくれ」
校長が皆に呼びかけた。
「こちらの警察官がお前達に聞きたいことがあるらしい。」
「やぁみんな!剣道みんな強そうだね!早速なんだけどみんなにこないだ起きた事件と財前寺侑くんについてききたいんだ!いいかな?」
少年たちはおぼつきながらうなずいた。
「まず事件時の状況を覚えてる子はいるかな?」
「はい!早川未来といいます!私は財前寺くんのファンだったので試合前もみていました。財前寺くんは思い詰めた様子でいて、心配だったのですが、小声でもうやるしかないんだ!あの人の言うことを聞けばうまくいくはずだ。と言って錠剤をのんでました。その時はサプリか何かだと思ったんですがまさかこんなことになるなんて。刑事さん財前寺くんを貶めた犯人をつかまえてください!」
「ああ!もちろんだよ!いい情報ありがとう!」
「次に財前寺の事件の数日前をしってる子はいるかな?」
「自分財前寺となかよくて事件前あいつの話聞いてました。間宮和樹といいます!あいつずっとプレッシャーに悩んでてこのままだと剣道を続けれないといっていました。でもそんな時いつも一緒にかえってたんですが、ある日を境に1人で帰るようになったんです!理由をきいたら最近お世話になってる人がいるって言ってて、どんな人かきいたら崇拝した様子で明らかに異常でした。」
「その人の名前は?」
「ソラさん!だとおもいます!口を開くたびソラさんは正しい!ソラさんの言う通りにすれば大丈夫といってました。いつもソラさんとだけ言うので性別はわかりません!」
「なるほどいい情報有難う!犯人は必ず捕まえるよ!協力ありがとう!」
剣道部は皆頭を下げて練習に戻っていった。
「次は拳法科か。どこでやってるの?」
「拳法科はグラウンドです!」
グラウンド
「はっ!はっ!はっ!」
そこでは数十人の生徒たちが同じ拳法着を着て一糸乱れぬ連携で棍棒の素振りをしていた。
「おい!みんな!悪いが集まってくれ!警察が話を聞きにきた。」
練習をみんな同時にぴたりとやめてこっちに走ってきた。
「やぁ!完璧な連携のところごめんね!みんな話をきいてもいいかな?」
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