第26話

「じゃあ3人のマッドサイエンティストは手配したとしてこれからQーPITなどのように対策するかだな」

「私達はこれまでと同じようマクロコスモスから錠剤の情報を集めようと思いますが、実は冒険者ギルドと武道の強者のあつまり宝武会にも協力を要請しておりますので、そちらから情報を集めるのはいかがですか?」

「冒険者ギルドに宝武会か!面白そうだな!強いやつがいそうだ!」

天野寺が目をぎらつかせた。

「面白そうだとは思いますが、戦うわけではなさそうですわ!あくまで協力です!」

「色々癖の強そうなのも多そうですね!」

「まぁその分たのしめそうじゃん?」

「面白い科学者とかいないのカネ!」実験してみたいヨ!

「宇宙人もいるかな?」

「とりあえず電話をかけてみるか?」

「ああ!プロジェクターコールをかけてくれ!」

「まずは冒険者ギルドからだ!」

プルプルプル

「はいこちら冒険者ギルド本部受付のメアリーです!」

そこには頭にバンダナを巻きピンクのエプロンをつけた緑髪の美少女がプロジェクターで写したみたいに3次元で投影されていた。

「こちら警視庁マインド対策課天野寺だ!アポ無しですまないがギルドマスターに繋げてもらうことは可能か?」

「おお!警察のみなさんこんにちは!マスターなら酔い潰れてるだけなんで全然大丈夫ですよ!叩き起こしてきますね!」

「オラ!おきろ!家畜以下の糞虫が!!テメェのために国家権力の皆様が待ってんだよ!早くしろダボ!!」

「いやそんな起こし方たのんでねぇよ!!」

「いつもなのであしからず!」

「うぇえぇい!いてぇ!頭いてぇ!二日酔いだぁ!なんだ?メアリー?なんで俺頭から血流してんだ?」

そこには赤髪のモヒカンの袖のない革ジャンを着た大男が写っていた

「てめぇがおきねーからくらわせろって警察のみなさんにいわれたから!」

「いや!いってねーよ!!」

「なんだとー?やんのかバビロンの犬が!かかってこいやー!おれは縛られんのが大嫌いなんだよーー!!」

ギルドマスターがブロックをプロジェクターコールに叩きつけようとするとき

「おい!パトリック!茶番はその辺にしろ!」

「あっ?その声はレイか?久々だなぁ〜!!元気だったか!ジークさんと一緒に冒険した以来だな!!」

「知り合いなのか?赤嶺」

「ああ!久々だな!変わってないようで安心したよ!」

「で?レイがわざわざかけてくるなんてどんな依頼だ?」

「Q-PITの捕縛について協力しようという内容だ!」

「あいつらには俺らもてこづってるんだ!協力なら有り難くさせてもらう!」

「やつらはなんもしらねぇ新人冒険者に危ねぇ錠剤をくばってるおかげで冒険者の夢が廃人に変わっちまってる許せねぇよあいつらだけはよ!」

「しかもその錠剤を作った容疑者の1人としてメリーキャリー博士があがってる」

「なに?あのやろう!ますますにがせなくなったな!必ず捕縛しよう!」

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