帰ったらお話があります。

Joi

帰ったらお話があります。

↓***Woman***↓


 対面の彼女と目が合っているのに、その奥に僕はまだ映っていない。


 きっと今、彼氏——柴屋涼介と重ねてきた日々から将来の可能性を絞り出そうとしているのだろう。


 けれど、彼女の口から零れ落ちたのは、希望から程遠い諦念だった。


 「涼介くんって私と結婚する気ないみたい」


 以前から彼氏との関係が上手くいっていないと聞いていたし、相談にも乗っていた。だが、そもそも結婚話はおろか、柴屋が同棲という名の居候状態になって4年近く経っている時点で皮算用すらままならない。


 電気ポットがカツッと音を立て、僕は立ち上がる。彼女のマグカップにコーヒーの粉を入れ、お湯を注いだ。


 「無糖は苦手だったよね。砂糖で良い?」


 「うん。ありがと」


 僕はマグカップに白い粉を入れて、彼女に渡す。淹れたばかりのコーヒーのマグカップを両手で覆う彼女に、目の奥がツンとした。その手を温めるべき僕の旧友は、きっと今頃彼女の部屋でゲームコントローラーを熱く握っているのだろう。僕のコーヒーも準備して、椅子に腰かける。


 「結婚の意志は本人に聞いた?」


 「聞いたよ。でもはぐらかされるか、苛ついた感じで外出て行っちゃう感じ。私の言い方が悪いのかな。いつから会話が噛み合わなくなったんだろ」


 彼女はコーヒーの表面に視線を落とす。白い湯気が、彼女の目を惑わすように揺らめいていた。


 彼女と柴屋と僕は大学時代の友人だった。大学卒業後、まさか2人がつき合うことになるとは思わなかったけど、同時に祝福もできた。


 純粋で尽くしがちな彼女と自由人な柴屋は正反対なタイプではあるものの、互いに補い合うべき部分が分かるからこそ、一緒に乗り越えていけそうな関係に見えた。


 見えた、だけだったけれど。


 僕は自分の左耳に指を当ててみせた。


 「左耳のイヤリング、柴屋から貰ったんだっけ。つけてないの?」


 「涼介くんが右耳につけなくなったから、私もつけてない」


 彼女の硬い声に、僕は自分を叱咤する。愚問だった。以前はつけていたはずだから、関係性は日に日に悪化しているのかもしれない。


 コーヒーを一口含み、舌を舐めた。


 「気まずさがあると、会話しようにも緊張するよね」


 「そうなの。上手く伝えようと思ったら言葉を選ばなきゃいけなくて考えるんだけど、それで遠回しな表現になってやっぱり伝わらないんだよね。あの人はお気楽そうなのに、どうして私だけ、って思ったら疲れてきちゃった」


 「柴屋に直接、仕事の話はした?」


 「してないよ。涼介くんが自分の口で言ってくれるまでは黙ってる」


 「でもさ、柴屋がレストランの正社員じゃなくて実はアルバイトだって話をしないと、結婚の話まで進まないと思うよ。この先お金がかかるのに」


 「涼介くんが私に見栄張って正社員だって嘘吐いてるのに、私が知ってたらおかしいじゃん。まさか貴方から教えてもらったなんて言えないし」


 「いっそのこと、勢いでデートに誘ってみたら?最近一緒に出かけてないだろうから、気分転換に。あいつも彼女から結婚話やら将来の話やら聞かされ続けて息苦しいかもしれないし」


 「そうやっていつも涼介くんに甘いんだから……。また私が重い女みたいになってる」


 「ごめんって。でも、気晴らしは必要だよ」


 彼女はコーヒーをそっと啜り、ふうと吐息を漏らす。それが温かい飲み物を飲んだことによるものなのか、恋人への失望から生じたものなのかは分からない。


 「今考えたら、涼介くんとのデートで口論にならなかったことってなかった気がする」


 「顔が怖いよ?」


 「そりゃ、こんな顔にもなるよ。今年の夏、2人で夏祭りに行ったんだけど涼介くんが私に金魚をプレゼントしてくれたの。だからうちで育てることにしたんだけど……あの人、金魚を勝手に殺したんだよ。信じられない」


↓***Man***↓


 よお、結婚生活はどうよ。……人生は山あり谷あり?ありきたりな回答だねぇ。苦労が顔から滲み出てるぜ。


 俺?特に変わらないんじゃね。今日は仕事休み。だからオンラインゲームしてんの。見りゃ分かるだろ。アイツ?ああ、今日は友達とカフェだってさ。


 ……結婚ね。今聞きたくないワード第2位だね。え、1番?『金』だよ。お前も知ってのとおり、フリーターだからさ。アイツにはレストランの正社員って言ってるけど。


 結婚はいずれしたいよ。でも俺も金ないし、なんだかんだ今の生活で上手くやれてるから急がなくて良いと思ってるんだけどさ。アイツが何となく焦ってるんだよね。


 俺だって正社員になろうとは思ってるよ。同棲だって4年近く続いてるし。でもさ、結婚経験のあるお前なら分かるだろ?結婚とか金とか将来のこととか、毎回顔突き合わせる度に言われたらキツイって!最近なんか特に息苦しいったらありゃしない。


 デートは最近してないよ。直近だと、今年の夏かな。暇潰しに夏祭り誘ったらアイツも喜んでくれてさ、飯食って金魚釣って花火見て、俺も楽しかったよ。


 ただ、後悔はある。金魚だよ。アイツ、俺が釣った金魚をめちゃくちゃ大事にしてくれたんだよ。それは嬉しい。でも、アイツの尽くす性格はお前も知ってるだろ。


 俺たちの食費を削ってまで、金魚の餌に金かけてたんだよ。俺たち、通販のアカウント共有してるんだけど、購入履歴で餌代見たときはさすがに震えたね。ふざけんなって思った。だから最近、モヤシとか鶏むね肉とか連発してたんだって気づいた。あの辺安いらしんだよ。


 金魚は埋めた。アイツは「ひどい!」って泣いたけど、叫びたいのはこっちだって!俺があげた金魚よりも、俺たちの生活の方が重要だろ。尽くすベクトルが違うんだって。


 結局アイツ、飯作らなくなったな。あれから一緒に飯食ってないんじゃないの。今日だって自分はお気楽に外でカフェだぜ。俺だって外食したいよ。でも金ないし、飯作るのも面倒だから最近はコンビニのおにぎりでどうにかしてる。やっぱり赤の他人と住むって大変だわ。


 確かに俺も対処方法が強引だったかもしれないよ。でもアイツだってけっこう冷たい人間だからな。お前も知らない一面かもしれないぜ。


 去年のクリスマス、アイツに赤と黒のチェック柄のマフラーをあげたんだ。最近寒くなってきたから今年もマフラーつけるかと思ったら、つけてるところを見かけないわけ。どうしたんだろうって思いながら、一般ゴミの日にゴミ袋の口閉じようとしたらさ……。


 マフラーが入ってたんだよ。しかも糸を全部解いて原型は留めてなかった。さすがに怖かったね。


↓***Woman***↓


 そういえばまだコートとか脱いでなかった、と彼女はマグカップをテーブルに置いて立ち上がる。濃紺のロングコートをハンガーにかけ、赤と黒のチェック柄のマフラーをコートの首辺りに巻いた。


 「お洒落なマフラーだね。2色ボールペンみたいだ」


 彼女が僕に振り返って破顔する。


 「全然誉め言葉じゃないんですけど。でもありがと。けっこう好きな柄なんだ。涼介くんがくれたの」


 「意外なセンスかも。柴屋って正解弾き出すタイプじゃないと思ってた」


 「それは間違いないね。だって私、このマフラー持ってたから。でもクリスマスプレゼントって言って渡してくれたのに、『同じやつ持ってるよ』なんて言えなくない?」


 「それも間違いないね」


 彼女は目を細めてマフラーを優しく撫でる。その端正な横顔を見つめていると、目が合った。


 「何?」


 「……いや、そのマフラーはどっちなのかなと思って」


 すると、彼女は「決まってるでしょ」と悪戯っぽく笑った。


 「涼介くんがくれた分だよ。本当は私の分を彼にあげようと思ったけど、嫌味だと思われるのも嫌だったから、糸まで解いて原型を残さないようにして捨てちゃった」


 相手を気遣った結果、そこに行き着いたんだろうけど、そこまでできる人はなかなかいない。彼女の尽くす方向性が時折歪むのも、僕はよく知っていた。


 「今年のプレゼント、どうしよう。そもそもあげる必要性あるのかな」


 「まだ別れてないなら少しくらい考えてみても良いんじゃない」


 僕の言葉を聞いて、彼女は口を真一文字にして僕をじっと見つめる。僕が負けじと見返すと、彼女から諦めてくれた。


 「もうコミュニケーションが崩壊してるんだよ、私たち。息苦しいのは私だって同じ。一言で表すなら、別れたい。だってあの人、何もしてくれないもの。ご飯作るのも洗濯するのも掃除するのも私。そもそも同棲なんて言葉、都合が良すぎるじゃん。あれは居候だよ」


 「本人は本人なりに、やるべきことをやってるつもりなんだろうね」


 「せめて私の存在を当たり前と思ってほしくないの。プレゼントだって、『どうせ何かしら渡せば喜ぶだろ』って思ってるよ」


 「それこそ、会話してみないと分からないんじゃないかな」


 彼女はキッと僕を睨んだ。ここで僕まで感情的になってはいけない。少し前のめりになって「僕に当たらないでよ」と笑うと、彼女は我に返ったように目を逸らす。


 「ごめんなさい」


 「いや、気にしないで。きみも大変だろうから」


 「……私だって、すぐにコミュニケーションを諦めたわけじゃないよ。この前、つき合い始めて4年目の日だったんだけど、残業しないで涼介くんの仕事先まで迎えに行ったの。涼介くんのシフトを確認して、驚かせようと思って」


 「柴屋は驚いてくれた?」


 「ううん。私、涼介くんに腕を掴まれて無理やり追い出された。『先に帰れ』って背中を強く叩かれちゃって。そんなに私の行動が嫌がらせみたいだったのかな。涼介くんの癪に障ることしたのかなって」


 彼女の目がうっすら赤くなってきて、僕は慌ててハンカチを差し出した。彼女は「ありがと」と受け取り、ハンカチをぎゅっと握りしめる。


 「理由は聞けなかったし、その日涼介くんも何も言わなかった。でも、きっと私よりも若くて可愛い女の子店員と楽しい時間を過ごしてたんだろうね」


↓***Man***↓


 赤と黒のチェック柄のマフラーをいまだにつけてる?そんなわけないだろ、アイツは糸レベルまで解いてゴミ箱行きにしたんだぜ?……まあ良いや、LINEで聞いてみるか。


 直接言えって?ちょっと無理だわ。特に今は。ピリピリしてるんだもん、アイツ。おっかなくてしょうがない。原因が俺にあるって?いやいや、お互い様だろ。


 言い訳でも何でもなく、真実なんだけどさ。俺、浮気はしたことないんだよ。弁解とも思われたくないんだけど。


 誕生日プレゼントもクリスマスプレゼントもなんだかんだ毎回渡してたし、記念日だって忘れたことないよ。……ただ、4年目の記念日は完全に失敗した。あれは正直、俺に非がある。


 シフトは夕勤までだったんだけど、店長に許可取って残業したんだよ。余った食材で、アイツと一緒に食べるケーキ作ろうと思ってさ。だから実質夜勤扱いなんだけど、シフト表を書き換えてなかった。


 うち、冷蔵庫に俺のシフト表貼ってあるんだよ。ああ、そこの冷蔵庫ね。アイツもシフト表見て俺のスケジュール感を考えて飯作ったり風呂沸かしたりしてたんだけど、あの日のシフトが夕勤のままだった。


 アイツは、夕勤後のレストランに現れた。てっきり俺が仕事を終わらせてるものと思ってさ。でも俺はケーキを作ってる。お前と一緒に食べるケーキをわざわざ手作りしてるなんて、本人に説明できるわけないじゃん。


 残業なしで迎えにきてくれたアイツを、俺は追い返した。ケーキは完成させたけど、帰ってからアイツになんて声をかければ良いか分からなかったから、後輩の女の子に渡した。アイツとは、その日は一言も話さなかったっけ。


 今考えてもあれは俺のミスだったよ。それは本当に悪いと思ってる。長いつき合いになればなるほど、変なプライドが生まれるんだよなあ。何なんだろうな、あれ。


 でも、アイツが健気な奴だとは思えないね。俺は本当に浮気なんかしたことないけど、アイツは違う。


 俺、見たんだよ。アイツが男と仲良く歩いてて、居酒屋に行くのを。男は後ろ姿しか見えなかったけど、ちょうどお前と背格好が似てるかな。もしかしてお前?いやいや、冗談だって。怖い顔するなよ。


 よく考えたら、アイツって可愛いからモテるんだよな。モテ女っていうのは彼氏として鼻が高いけど、実際やられたら当然腹立つよ。


 アイツは全然純粋じゃない。猫被ってるだけだから。俺ばかりに原因押しつけないで、少しは自分を見つめ直したらどうなんだよって思わない?


↓***Woman***↓


 すっかり湯気の落ち着いたコーヒーを飲み、彼女は背もたれに寄りかかった。テーブルに置かれた彼女のiPhoneは通知を受けることなく、ひたすら沈黙を貫いている。


 ふと、彼女はiPhoneを見つめながら呟いた。


 「涼介くんってLINEの返信遅いよね」


 「そもそも文字打つのが面倒って言ってなかったっけ。だから用事は電話で済ませがちだよ」


 「今からLINEして、返信くると思う?」


 「さあ。手っ取り早いのは電話するか、部屋に戻って直接話すかだと思うけど」


 僕の回答は彼女の望む内容ではなかったらしい。彼女はううんと小さく唸り、眉間に皺を寄せながらコーヒーを飲む。思わず笑いそうになるのを堪え、彼女に提案した。


 「お土産を持って部屋に帰るのはどう?柴屋に忖度する感じだけど、好物を持って帰ったら喜ぶだろうし、会話にも応じてくれるかも」


 「だいぶ忖度じゃない?……でも、涼介くんってそういう人だよね」


 意味ありげに含み笑いした彼女は、顎に手を当てる。


 「シュークリームでも買って帰ろうかな」


 「柴屋ってそんなに甘党だったっけ」


 「あの人、食わず嫌いなの。でも、私が自分のために買ってきたシュークリームを一口あげたら、すっかり好きになっちゃって。そういうところも単純で、ちょっと可愛いと思っちゃった」


 「良いんじゃない。一緒にスイーツでも食べながら、ゆっくり話してみるのも」


 「ホントに?適当に答えてない?」


 なぜか変なところで疑ってくる彼女に、さすがに笑いを抑えられなかった。


 「違う違う。手段はきっと何でも良いんだよ。ただ、その案が妥当だと思っただけ。もし良ければ、僕のオススメのお店を紹介するよ」


 「お願い。私もシュークリーム好きだけど、正直コンビニスイーツで満足できちゃうから、今コンビニで良いやと思ってた」


 「どうせ忖度するなら、クオリティも上げて損はないよ」


 僕は彼女にスイーツ店のURLを送った。彼女は「ありがと」と言ってから、iPhoneから顔を上げる。


 「涼介くんともう一度ちゃんと話してみる。何が変わるかは分からないけど、やっぱり今のままじゃ良くないから」


 「それが良いよ。きみの幸せのために」


 「涼介くんと私のためだよ。先にURL送っておくか。シュークリーム買っていくね、と」


 彼女はフリック入力で文章を打ち込み始める。それから耳元にiPhoneを当てた。


 「……もしもし。私です。帰ったらお話があります。……さっきURL送ったんだけど、シュークリーム買って帰るから待っててね。じゃあ、また後で」


 通話を切り、ふうと息を吐く。僕は彼女をからかうように笑ってみせる。


 「声が上ずってたよ」


 「うるさいな。しょうがないじゃん。でも、お互いもっと楽になった方が良いと思うから、ちゃんと話さないと」


 「お疲れ。よく頑張ったね」


 「うん。……ありがと。コーヒー飲んだのに、なんか眠いや」


 「まだ時間はあるし、ゆっくりすれば良いよ」


 「そうだね」


 彼女は欠伸をしながら両腕を上げて、大きく伸びをした。最初よりも表情が明るくなったように感じて、心中で安堵する。


 大丈夫。きみは絶対、幸せになれるから。


 僕は無糖のコーヒーを飲みながら、窓から射しこんだ西日に目を細めた。


 やがて、彼女の心地良い寝息だけがダブルルームに溶け込んでいく。


 もうじき、日が暮れる。


↓***Man***↓


 今さら聞いて悪いんだけどさ。


 お前、今日何しにきたの?


 しかも今、午後9時。夜飯の時間なんですけど。にもかかわらず持ってきたのがシュークリームなんだから、相変わらずズレてるよな。しかも良い店のやつじゃん。


 そもそもシュークリーム好きだって話したことあったっけ。俺がシュークリーム食べるようになったの、大学卒業してからだぜ?俺ら、大学卒業以来会うのは初めてだよな。


 そういやアイツ、帰ってこないね。あ、LINEと着信きてる。4時間くらい前じゃん。留守電聞いてみるわ。


 ……。


 なんかアイツもシュークリーム買ってくるらしいよ。そんなことある?


 ていうか絶対カフェ終わってるだろ。アイツ、今どこにいるんだ。……電話繋がらないし。


 どっちみち、お前も久々に元カノの顔見たいだろ。ちょっと待ってくれれば帰ってくるよ。


 しかし、まさかお前がバツイチとはねぇ。ちょっと愛が重たかったんじゃないの?


 結局、大学のときだって、お前もアイツも互いに尽くすタイプで気遣いすぎて別れたオチじゃん。フッたのどっち?ああ、アイツなんだ。


 まだ未練あるなんて言うなよ。今は俺の彼女なんだから。……だから冗談だって。そんなに怖い顔することないだろ。相変わらず冗談聞かないんだからさ。シュークリームに毒盛りそうな勢いじゃん。


 ひとまず、シュークリーム食いながらアイツの帰りを待とうや。俺もそろそろ、アイツと会話しないとな。実は俺も、話をしようと思ってアイツの好物買ってきたんだ。


 アイツ、コンビニのプリン好きなんだよ。一緒に食おうと思ってさ。


 でも良いわ。今日はシュークリーム食べて、明日プリン食べるから。


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帰ったらお話があります。 Joi @BanpRRR038

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