ようこそ魔剣が統べる世界へ
蜜蜂綾戸(みつばちあやと)
第1話 魔の世界へ
魔力、技量、才能その全てを凌駕し与えるものすなわち魔剣と言われるものだ。魔剣といっても斧だったり短剣だったり形はさまざまでありその数も多い。
人は魔剣を選ぶが魔剣もまた人を選ぶ...
「おーいやまざきぃー」
「おーう...おはよー...」
「相変わらず寝てばっかりだな...」
「まぁ寝ることが生き甲斐だから...」
月曜の朝から元気に挨拶できるのはこいつぐらいだ。
俺の名前は山崎俊太そしてこの隣の暑苦しいのが石田良平だ中学からの悪友であり現在は同じ高校に通っている。ちなみに特徴を挙げるとしたら体育会系、マッチョ、筋肉ダルマ、バカというまさに陽キャの陽キャなのだ。
うん?俺の特徴か?そうだな一つ挙げるならロボットとかのプラモを組み立てるのがうまい!!
まぁこんなもんですよ...所詮陰キャなので...
「おい!しゅんた...しゅんた!!」
「うわぁびっくりした、いきなり声を張り上げないでくれよ」
「しゅんたが聞いてないからだろ?」
「考え事してたのさ」
「ほう...なんのだ?」
「猫耳があった方が萌えるか、犬耳があった方が萌えるかについて考えていた...」
「お前アホだろ?」
「りょうへいだけには言われたくないな」
「何をいってんだこの健全な男を舐めるんじゃない」
「りょうへい、彼女に求める条件は?」
「なんだいきなり?みんな同じだろそんなものは」
「いいから言ってみろ」
「筋肉俺よりあって俺より背が低くて俺より10歳年下だな、小学生とかならなお良いぞ!」
「簡単にいうならムッキムキの幼女がいいんだな?」
「そうだ...ぜ♡」
「今のを聞いて賛同する奴がいたらいいな...」
「はぁ?そんなのいるにきまっ...は?」
「え?」
なんだこの光は円になってるぞなんだ花火か?いや...これは!
「魔法陣だぁーヤッホー」
「しゅんたぁー死ぬ前だからいうけどお前の誕生日の時のケーキ全部食ったの俺だったぁ〜」
「はぁ?きさ.......
その日学園生徒916名が地球から消えた...
ようこそ魔剣が統べる世界へ 蜜蜂綾戸(みつばちあやと) @Mitubati_Ayato
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