第24話書斎の裏の秘密の部屋

「それはこっちのセリフだよっ!!!」


「スキャロップス!」


連続爆発魔法デトナディア!」


「バリアゴールズっ…!」


「反応が鈍い。それじゃあ俺の相手は到底つとまらん。っ、!!!」


パリンッ


「軽く殴られただけでバリアが割れた!?」


「もう一回っ!デトナディア!!!!!」


ドンドンドンッ!


「がっっ…!」


「私も行く」


「ケラー、!」


「俺も、おれも…行かねえと、、」



「さあ、、まずは1枚。そして、もう一枚。」


「仲間を、よくも!!ウィーチャートルネード!」


ズサーッ


「は?打ち消された?」


「そんなんじゃ、俺は吹き飛ばせないよ。ファイアーイフリート」


「ソニックブーム!!」


「ファイアーイフリートに衝撃波で立ち向かうか。無駄だな。」


「ケラー!」


「サンダーランド、ダメだよ来ちゃ!」


「キャノンデビエンドーーーーー!」


「…だから無駄って言ったでしょ、この程度では炎は消えない。」


「サンダーランド、危ないよ、炎の中に入っちゃ!」


「ああああああああっ!ぐうっ!」


「拳!?」


ドカアアアアアアアン!


「あっ、、、いってえ!」


「バリアゴールズ?よく耐えたね…」


「気合いだよ、気合い。」


「あ、早く隠れないと…、ポーカ




「スキャロップス…大丈夫?」


「なんとか、、ね」


「大したことがないなぁ」


「…思いっきり殴ったのに、」


「霧か。こんなの時間稼ぎにしかならない雑魚魔法じゃないか。ほら、影が見えてきた、、」


「……あんたが探してる奴ら、俺の仲間なんだよ。だから、さっさと死んでくれないか?」


「仲間がたった1人増えたってだけで、何も焦る必要はないか。」


「この声!」


霧がゆっくりと消えていき、その声の正体が暴かれる。


「ブロード•ビーク!」


スキル発動

同時使用が可能になりました


「バリアゴールズ。そして、ファイアーイフリート!!!」


「バリア展開しながら魔法をっ、使ってきたか…ソニックブーム!」


ドゥンッ


「おおおおっと、、とんでもない火力だな…」


「ビーク、まえ!」


「やっべ」


打撃強化スラフストラフ、くらえ!」


「ちっ、、、、いってえな」


「危ねえ、ありがとなサンダーランド」


「ビークさん。あいつ…多分殴りに弱いです」


「物理………それは俺の1番の得意分野だ。レンドラピオ!」


「はやいっ、」


ビュンビュン


さあ…どうやって攻撃を入れようか。


「ビークさん!あいつ何か持ってる、今は!」


「ここだあああああ!!!」


「はははははっ、!馬鹿が、まさか予想通り突っ込んでくるとはなw」


「ビークさん…!」


「その言葉そっくりそのまま返すぜ。俺が何もなしに突っ込んでくる能無しだと思ってくれてどうもありがとう!!!」


「っ!?ナイフが…刺さっていない?!」


「ふっ!」


カンッ


「ビークさん、ビークさん!ほんとに大丈夫なの?でもどうやって」


「もしかして、その黒いやつ?」


「ああ、十手というらしい。この国の武器はめちゃくちゃ強いぜ」




「くっ……う、、」


「驚いた……まだ意識があるのか。道中の敵は1発当たれば即KOだったんだけどな。」


「うっ、、、。」


「……流石に、無理だったようだな、、、先に進もう」


「そうっすね」


「でも………私たち正直これ以上戦っても活躍できるかどうか…」


「それでもいい。やるべきは人を1人でも多く救うこと。それが目的なんだから戦えなくてもいい。」


「何カッコつけてんだスキャロップス。早く城内に行こう。ほら、ワープ!」


「あああ、すまんすまん」


「ワーーーーーップ!!!」


 ◆

「トニー、絶対に油断するなよ。いつ趙匡新が現れるかわかんないんだ」


「わーったって」


「とか言う割には本漁って読んでんじゃん…。」


「いやわかんないだろ?何か趙匡新についての情報があるかもしんねえだろ?」


「そもそもトニーはこの国の字読めないでしょ」


「それはそう。」


「…じゃあ次の場所行こ、書斎には手掛かり一つないっぽいから」


「うーんんん…」


「本棚に寄りかかんないでよぉ、」


ギューン


「は!?な、なんじゃ!?」


「え?…トニー?あれ、トニー?あれ、居ない?」


─秘密部屋─

「どこだよ、ここ。」


一面青い世界、青い壁?


いや、光なのか?


暗いようで眩しいような、なんだ?


「あ、そうだ。」


「篝火。」


ボフッ


「お!出来たぞ!」


龍雄が使っていた篝火を使い、視界が一瞬で青から赤へと変わった。


「龍雄…置いてきちゃったかな。やば、、」


「とりあえず出なきゃ、いや待てよ…もし趙匡新がここに居たとしたら…。



「ダメだ、探さないと!」




「にしても、書斎の裏に秘密部屋があるとはなぁ。もしこんなとこに趙匡新が隠れていたらどんだけビビリなんだよって笑ってやろーw」


「お、こっち廊下?広がってるじゃん」


「…すげえ、まるでダイヤの図書館みたいだ」


その広い部屋は、高い天井にまで届く大きな本棚で構成されていた。


「本が一つ一つミチミチに入れられてる…」


「君、本が好きなんだって?」


「そうそう、そうなんです……ははは、、、」


「もっと楽しそうに笑ったら?ほら、臆病者って言えよ。」


「ははは……ひょっとしてあんたが趙匡新さん、、」


「秘密の部屋を知っているのは腐った王とこの趙匡新だけだった。…死んでもらおう。」


「スキル!スキル!こい!!!頼む!」


「死ね」

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