むにゅ♡

夕日ゆうや

むにゅ♥

 むにゅ、と柔からかい感触が伝わってくる。

 俺は彼女のほっぺたをむにゅむにゅとつまむ。

「なにゅしるの!」

「いいじゃないか。恋人なんだし」

「ひょくない! わたし痛いんだから」

 可哀想になって離してみると、リコはぷんすかと怒ったような顔を見せる。

「わたしもやる!」

 リコは俺のほっぺをつまみ、愛らしく笑う。

「えへへ。あっくんのほっぺ……」

 何か変な顔をしているリコだった。

「じゃあ、俺からも」

 むにゅっと触ってみる。

 むにゅむにゅ。

「そこはダメ……!!」

 俺はリコの愛くるしいお尻を触っただけ。

 いや、セクハラかも?

 でも恋人だから大丈夫だよな?

「もう! 触りすぎ!」

「いいじゃん。減るもんじゃないし」

「一昔前の言葉!」

 呆れたようにため息を吐くリコ。

「お尻を触るのは普通に変態だよ?」

「あー。じゃあこっちはどうだ?」

 俺はまた別のところを触る。

 むにゅむにゅ。

 むにゅむにゅ、むにゅむにゅ。

 触りすぎたようだ。

 頬を赤らめて、身じろぐリコ。

「もう、むにゅむにゅしないで!」

 むにゅむにゅは世界を平和にすると思った。

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むにゅ♡ 夕日ゆうや @PT03wing

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