青空家の日常
レイ&オディン
第1話 うちの子の話は変わっている(母視点)
うちの子たちは変わっている。
と何度、この紙面で語ったであろうか。
というのも、
つい先日の事、夕ご飯を食べ終わり、うちの息子がテストが終わったからか(いつもな気がするが)、マシンガンのように話し始めた。
やれ、首相は何をしても批判されるから絶対にやるもんじゃないとか、学校で差別はいけないって言ってるけど、教え方がなんか違うと思うだとか。
最後は何をどうしたら、そうなるのか
息子:「YOASOBIのアイドルをピーだけで歌ったら、ヤバイもんになるんじゃね。」
娘:『いや、ほぼモールス信号だわ。』
と姉である娘とゲラゲラ笑いながら、語る始末である。
仮にも、娘はYOASOBIのファンだと言っていなかったであろうか?
そこは、笑うのではなく、たしなめるとこではないのかと頭をよぎったが、とりあえず触れずにほおっておいた。
すると、息子は姉のかなりおおざっぱなところが一番差別をなくす上で大事なのではないかと言い出した。
やめてくれ、娘のズボラが加速するではないか。
娘のズボラさはそれこそほおっておいたら、ごみ屋敷ができるのではないかと家族全員に言われるほどである。
やめてくれ、片づけを考えただけでゾッとする。
なんて、考えていたら、娘は自分を指さしてドヤっとドヤ顔を披露する始末。
いや、楽観的なのは大変ありがたい事なのだが、たま~に調子に乗りすぎる所があるので、遠くから私が少したしなめようとしたら、息子が一言。
「いや、生活習慣じゃないからね、根本的な性格とか考え方の所だからね。
ごみ屋敷なんか作った日には、ディクショナリーの刑だからね。(辞書のかどっこで脳天ぶち抜くという技:ちなみに我が家ではしておりません。)」
と言われ、スンッとなる娘。
良かった。我が家の平和は保たれた。
うん、まてよ。
よーく考えてみれば、なぜ首相に対する世論の声からYOASOBIのピーになるのだろうか?
あれ、我が家は平和なのか?
ちょっと、軸がいろいろとずれているのでは。
なんて、母が思っていると息子は満足したのか天岩戸(息子の部屋)へ帰っていった。
まあ、昔から子供達は2人とも変わっているのだから今さら気にしたところでしょうがない。
今日も今日とて我が家は平和のようだ。
青空家の日常 レイ&オディン @reikurosaki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。青空家の日常の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます