第6話

家に帰る。


お母さんは俺を無視する。


お母さんの記憶は戻ってないようだ。


「お兄ちゃん、私。お兄ちゃんの為ならなんでもするからね」


「私もよ。もう一生かけて罪を償うから。あなたの一生奪ってしまったんだから」


知らないよ、それは別な俺だろう。


可哀想だ。未来の俺。


クラスメイトからも連絡が来る。何でもすると・・・


もう何も望まないよ。


「お兄ちゃん・・・私も部屋に行く」


「一人にさせて」


「ダメ、お兄ちゃんを一人にするのが怖いよ」


もしかして、これからずっとそうやって見張るつもりなのか??


あと、お兄ちゃんって言葉ならない。ずっとゴミって言われてたし、それに今の妹はよく考えたら、俺より年上だよな。


「・・・」


妹は部屋に入って来る。そして姉と交互に俺を見張っていた。

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冤罪で自殺した彼にタイムスリップして再開する。 激 辛 @eaconnn

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