47話 有るのか南の島

 

 俺は結局一人でイナイナのダンジョンを制覇して家に帰って来た、リビングに行く


と全員が揃っていたので一人づつとハグをして行き、カレンミルとムラサキには特に


軽く長くハグをして体調は如何だと聞いた、二人共に体調も良く成り悪阻も軽い様で


助かって居ると言った、俺はそれを聞いて一安心したので予定月を聞くと二人共に8


月位と言う事だった、今年もあと少し残すだけに成って来た今日は12月28日に成った


ので、年初めの準備と年越しの用意もして行く事になっていた、当家は野菜類は畑で


取れるので買う必要が無いし、肉もオ-クならまだ大量に有るのでボアの肉と果物は


買う必要がある、それをオリビアさんとワイナさんが買いに行きおれはギルドに寄


り魔石を買い取って貰い、ケ-キを買い家に帰って居ると何故かト-トンさんを思い


出した、思い出すと会いたく成って来たしこの前は春に行ったが会えなかったので、


今頃だったら年越しの準備とかで家に居るだろうと思い、家に帰りケ-キをヨトナさ


んに渡してスカ-レットに言うと傍にいたアイリナ-ルとカレンミルも行って来い


と言って呉れたのでイグアス村の傍の森に来た、そして村に入りト-トンさんの家に


行くと二人共居たがト-トンさんが怪我をしており動けないそうだ、ト-トンさんは


「俺も年を取ったと言い」怪我の所為もあり弱気に成って居た、俺はト-トンさんに


カラナイの王都で一緒に暮らさないかと言うと、サーリンに如何すると聞いたので


サーリンは「ユキチと暮らす」と言ったのでそれが決め手に成りカラナイに行く事に


成った、取り敢えずト-トンさんの怪我を治す為にハイヒ-ルを掛けて見たら、怪我


は全快したのでト-トンさんは驚き「ユキチにそんな力が有ったのか」と聞いた、


お俺は当時は分からなかったと言うと、ト-トンさんは「そうだよなそんな力は修行


しないと上手く使えない物だ」と言いながら、ユキチも大分苦労したのだろうと言っ


た、そんな話をして居たが何時から行くと聞くと何も用意するものも無いし明日にで


も出発しても良いと言った、俺もじゃ用意するからあとで来るからと言って村を出て


来て家に転移した、そして馬車をバッグに入れてムサシに念話して来て貰いイグナス


村の近くに転移して、馬車を出してムサシに繋ぎ村に入って行きト-トンさんの家の


前に来た、音を聞いた二人が家から出て来て馬車を見て「これはユキチの馬車か」ト


-トンさんが聞いて来た、俺は「これは俺の馬車で馬はムサシと言う名前だ」と言う


と、サーリンが「凄いユキチお金持ち」と言った、俺はそれには答えずに今日は俺は


この馬車で寝るからと言うと、ト-トンさんが寒く無いかと言うので魔法で密閉して


璧に防寒しているから大丈夫だと言うと、又サーリンが「すごい!」と言った、次の


日に馬車にト-トンさんとサ-リンを乗せると、何この馬車とサ-リンが声に出して


ト-トンさんも吃驚していた、炬燵に入る様に言うと余計に吃驚されたが撫でこんな


に暖かいのとサ-リンがうるさかったが、近所の人に村を出る挨拶をして行き最後に


村長に挨拶して村を出て来た、暫く走るとト-トンさんが気が付いたこの馬車は揺れ


ないと思い、俺に聞きて来たので俺がこの馬車を改造して揺れなくしたと言うと、そ


んな事も出来る様に成ったのかと驚いて居たが、2回ほど転移したのには気が付かな


かった様でカラナイの王都に着いたと言うと、ト-トンさんとサ-リンが馬車の外に


出て王都の城壁を見て何がどうなって居るのか混乱しているようだったが、王都の中


に入り人の多さに驚いて居たが俺の家に着くともっと驚いてしまった、サ-リンは


「ここユキチ兄の家て本当」と言ったが馬車置き場に入れてムサシを離すとムサシは


ダンジョンに入って行き、俺は二人を連れて家に入りリビングに行くと全員が揃って


居たので、スカ-レットから順に紹介するとサ-リンがユキチ兄奥さん5人も居るの


と驚かれた、俺は急いで1階と2階に二部屋づつを増築したので部屋には困らなかっ


た、サ-リンとト-トンさんに家を案内しながら二人に腕輪を渡した、その腕輪には


いくつかの付与が付けてあるのと、ダンジョンへの通行許可が付いて居るので説明し


ながらダンジョンの入り口に来た、この石碑に触り2層と言うとそこに行けると言う


と、ト-トンさんが本物のダンジョンと同じだと言ったので、俺がここも本物ですよ


と言うとまさかそんな事がと言って居たが、2層と3層と4層と行くとト-トンさんが


「これはユキチが作ったのか」と聞いて来たので「俺が作りました」と言うと、「そ


んな事を人間が出来るはずが無い」と言いながらも5層6層7層8層と9層を巡りもう声


が出ない様だったが、サ-リンは元気でお風呂が幾つもあると喜んでいたし、最後の


コアル-ムに来るとコアが二人に念話をして来た、「ト-トンさんサ-リンさんいら


っしゃい」と声が聞こえたので、二人は吃驚してソファーに座り込んで今のはなんだ


と言うので、ここのダンジョンに居るコアだよと言うと2度吃驚していた、そして大


体俺の家の全容と言うとト-トンさんが分かった、俺は馬の世話と畑を手伝うと言っ


たらサ-リンが私は何をしたら良いと言うので、暫くなれるまで皆の手伝いとアイ


リナ-ルの錬金術の手伝いを主にして欲しいと言うと、分かった私遣ると言いながら


やる気満々だった。


 それから無事に年を越え新しい年に成った、ト-トンさんとサ-リンも大分馴れて


来たのか、余裕が出て来たように思うしト-トンさんは6層の鉱山地帯がお気に入り


でそこで疲れると温泉に浸かりロッジで泊まって居た、サ-リンはアイリナ-ルの手


伝いが板につきその内に錬金術が生えると思う程頑張り、2層に薬草取りに来たりし


て帰りには温泉に浸かり疲れを取って居た、そんな二人を見ているともう大丈夫だと


思い俺は次の遺跡に行く事にした、帝国の遺跡に行く積りで5人の妻にも了解を取り


明日にも行く事にした、次の日に俺はマーリントのコアル-ムに転移して来てコアに


挨拶をした、「コア今日は」と送ると「いらっしゃいませユキチ」とコアが返して来


た、そこで暗く成るまで過ごして夜にフライで遺跡の近くまで飛んで来た、次の朝ま


でテントを張り寝て居ると朝日が昇って来た、俺は早速起きて軽く朝食を食べて遺跡


に入って行った、この遺跡は1階が50mX20mの縦長の作りで何かの工場の様だが地下


1階と地下2階が有ると聞いて居たが、地下の建物が大きくて広い様だったので地下2


階に降りると又一段と広く成って居た、柱が所々に立って居て可成り強固な作りをし


ていた、地下1階にはサーチで調べても何も無くて地下2階に来てサーチを広げて


行くと、地下の部屋の一番奥の壁の向こうに部屋が有った、何処かの遺跡にも遭った


従業員の部屋だと思ったが、割と広そうでやはり通路が無かったが転移するとそこは


部屋と言うよりは書斎と言う感じで一つの壁の傍に転移門が有った、これで向こうと


行き来して居たのだろうと思うが向こう側には無かったのはどういう事だろうと思


ったが、今はそんな事は如何でもよかった書棚の本はしっかりとした作りで、魔法を


掛けられていて腐らない様でそんな本が15冊ほど有り全部収納した、ここでは暗くて


読めそうに無かったからだ、他の部屋を探したが特に目ぼしい物は無くて帰ろうとし


た時に金庫の様な箱が有るのを見付けた、縦70cm横50cm奥行き50cm程の金属の


入れ物で、多分金庫だと思うがダイヤルの様なつまみも有った、それからも隅々まで


探したが他は無くて外に出て家に転移した、そこで皆に今回の報告をするとリビング


で早速検品して行った、先ず金庫を出したが開けられるかと思いながら俺がつまみを


持つと、金庫が開いた全員がおおぉ~!と声だ出たが、中にはスキルブックが3冊入


って居た火魔法と土魔法と闇魔法のスキルブックだった、それから本を出して行くと


15冊有ったが俺以外には読めなかった、本は日本語で書かれていて漢字も多く神都に


展示してあった本と同じ感じで書かれていた、俺はその1冊を手に取り読むとこの大


陸の南に幾つかの島が有り大きい島には人も住んで居ると書かれていた、其処には米


の様な種子も有り多分米だと書かれていたが、この人はどうやってその島に行ったの


か疑問に思ったがフライで行ける様な距離ではなさそうだし、今回の遺跡調査は


成功だったと俺は思っていた。



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