46話 ヨトナとカマル


 俺とムラサキはイマラ王国の遺跡調査に行き、序でにヤゴルの子爵家に行きヨトナ


さんの許嫁のカマルさんを連れて来た、二人は約1年振りの再開で事の成り行きを聞


きあきれ返って居たがここで暮らしたいと言うので、敷地の隅に家を建てて二人で住


み二人を雇う事にした、二人共に1カ月金貨1枚で住まいだけは家にして普段の食事と


かもここで取り、夜だけ家に帰ることに成ったがカマルを鑑定すると、


  カマル  男性  24才  レベル11


 HP 120

 MP 110


 スキル  土魔法 生活魔法 


 加護  ユキチの加護



 土魔法 レベル3 ・アースバインド ・ア-ススピア ・土壌改良

  


 生活魔法レベル2 ・種火 ・クリ-ン


 

 

 土魔法が有ったしヨトナさんと同じ土魔法だったので、二人にこことダンジョンの


畑も任せて遣って貰うことに成った、そして余った時間で7層の沸き部屋で修行する


様に言うと、そんな物が有るのですかと言いながらヨトナさんにレベルを聞くとヨト


ナさんが53と言うと俺も頑張りますと言って居た、その頃子爵家ではカマルが居なく


成った事が分かりどういう事だと騒ぎに成ったが、あの真面目なカマルはヨトナが死


んだことでショックを受けていたので遂に気が変に成り何処かに行って仕舞ったこと


に成った、カマルの家族も何も知らなかったし特におかしなことも無かったと言う


し、訳が分からなかったのでその内に忘れられていってしまった。


 その頃に二人は俺の建てた3LDKの家で生活を始めて、昼間は畑とダンジョンの畑


を管理して、温泉に入り沸き部屋でヨトナさんにサポートしてもらい、レベルを上げ


て行く生活が充実してきて楽しくて、ヨトナと居るだけでも嬉しいのに結婚して二人


の生活が出来て居るのが、つい先日までは考えられなかったしユキチさんには感謝の


しようも無いと思うカマルだった。


 俺は一つの案件を解決した積りで次の探索の計画を立てていた、ソーサナ-ル共和


国の遺跡に行きその帰りにイナイナのダンジョンに寄るつもりだった、その様に告げ


るとカレンミルが同行すると言い出した、俺はそれを了承して準備を始めたが一応カ


レンミルを鑑定した、



    カレンミル  人族  18才  レベル65


HP  1350

MP  1250


スキル  ・錬金術 ・生活魔法 ・剣術


加護   ・ユキチの加護


火魔法 レベル4 ・ファイア-ボール ・ファイア-ランス


剣術  レベル6 ・受け流し ・スラッシュ ・一刀両断


錬金術 レベル4 ・ポ-ション作成 ・ハイポーション作成


生活魔法レベル3 ・種火 ・飲み水 ・クリ-ン


 俺は最近全員にユキチの加護を付けて行っているが、どの様な効果が有るのか分か


らずにつけて居るので、気付いた事が有れば教えて欲しいと言って居るがまだ誰も言


って来ない所を見れば気休めだけかも知れなかった、今日で今年も最後の月に入った


12月1日だカレンミルに3日に旅立つと言って置いたが、ヨトナとカマル夫婦にも一応


言って置いたがソーサナ-ル共和国だし大丈夫だと思って居たが、俺とカレンミルが


ホ-マンの遺跡に行った時に偶々其処に居合わせたイマラ王国の役員が居た、その彼


がカレンミルを見て話しかけて来た、あなたは子爵家のご令嬢ではございませんかと


話しかけられたが、その男性も確証がなくて亡くなったと聞いて居たので間違いだと


思ったが念の為に聞いて見た様で、カレンミルが違いますと言ったので失礼をしまし


たと引き下がったが、危ないとこだったと後で聞き思ったが今後気を付けるが何か良


い方法が有れば良いのだが、そこの遺跡も結局は何も無くてイナイナのダンジョンに


向かっていた。


 そのころヨトナとカマルは家のダンジョンの8層で修行をしていた、最初はオーク


の沸き部屋でレベリングをしていたが、2時間程経つとオ-クジェネラルに変更して


レベリングを始めた、するとカマルが撫でか非常に体が軽くて力が出ると言い出し、


撫でだか分からない内に2時間程でオ-クキングの部屋に変えて遣りだした、其処で


も直ぐに対応が出来る様に成りヨトナと不思議な事もあるもんだと言いながらその日


の修行は終了にした。

 

 俺とカレンミルは遺跡からここまでは4日掛かり移動してきた、この辺に転移ポイ


ントが無くて首都のアメイルだったら行けたが1日ほどの違いでそんなに効率が良く


無いので走って来た、イナイナの町は人口が1万5千人程の町らしくて人口は多く無い


ので、静かで何も無い町だったがダンジョンが発見されて変わり、賑やかで何も無い


がダンジョンが有る町に成ったそうだ、ギルドに来た所多くの冒険者が居てカレンミ


ルの美しさに度肝を抜かれていたが、誰も声はかけて来なかったのは左の薬指にして


いるリングが目につき誰も声を掛けて来ない様だ、この世界でも左の薬指のリングは


結婚の標で通る様だった、受付でダンジョンに付いて聞くと「現在は最深のチ-ム


は58層に到達していますこの地区のBランクチ-ムスータンの嵐が先行して居ますが


後何組かがそれを追っている感じです」と説明して呉れたが、「他には変わった話は


無いですか」と聞くと、「特に無いですし普通のダンジョンです」と言った、それを


聞いて俺とカレンミルはダンジョンの入り口に向かった、1層に入りカレンミルに経


験値倍増を2度掛けしておいて進んで行くと1日で10層に来た、ボス部屋に入るとオー


クが居たがカレンミルが瞬殺した、そこからどんどん進み2日目に20層に着きそうに


なったが、19層で家を出して1泊する事にして夕食を作り俺が風呂にお湯を張り俺が


と忙しく働いたが、カレンミルは家事は全くダメで修行しても手に着かず俺も諦めて


いた、食事も済まして風呂に入りここからが俺のお楽しみタイムだと思ったが先程か


ら吐き気がすると言い出したのでその日は休む事にしたが、サーチをするとカレンミ


ルは妊娠している様で明日起きたら、20層から出て帰る事にした次はだれを連れて来


るかと言えば、ムラサキしか開いて居ないのでムラサキを連れて来る積りで帰った、


お腹にどの様な影響が有るか分からなかったが転移で帰りカレンミルが妊娠したみ


たいで調子が悪いと言うと、ムラサキと同じだねとスカ-レットが言ったので


俺は聞き返したムラサキも妊娠したのと、と言う事で今回は一人旅に成りましたカレ


ンミルを送り届けてムラサキの様子も見て来て、これで全員一人の子供を持つことに


成ったので、平等精神は健在なりと秘かに思って居たが一人に成ってしまった、ダン


ジョンの近くに転移して20層に入った、一人だし夜もすることないし最近は寝無くて


も平気に成って来たので、どんどん進み50層に3日程で来たがはっきりと判らなかっ


た多分3日だ、50層のボスはオ-ガロードだった気がするが覚えていない、偶には寝


ないと思考が止まって来た気がする50層の裏でテントを出して寝た、多分24時間程寝


たかも知れなかったが又進みだした、確かギルドの受付嬢は58層が最深だと言って居


た気がするので出会わない様に慎重に進む事にしたが進むスピ-ドは落ちなかった、


上手く出会う事無く60層に着きボスはグリフォンだつたが瞬殺して裏に来て石碑に触


れて61層に出て来た、それから70層も階段が出なかったので80層に来たらボスは前に


苦戦した9本首のヒュドラだったが敵でなかった、そこに階段が出たし宝箱も有った


宝箱は水魔法のスキルブックだった、階段を降りるとコアが居たコアが「望みは有り


ますか」と聞いて来たが、「俺をここのマスターにして欲しいと」コアに言うと、


「分かりましたマスターに成って貰います」と言い、「この下にマスタ-ル-ムを作


成しました使って下さい」と言ったので、「俺が20層ほど増やすのでいまダンジョン


に入って居る冒険者を外に出してほしい」と言うと「出し終わりました」と言うので


20層増やすとダンジョンが大きく揺れて止まったが、入り口の石碑が転移しなくなっ


たのでギルドに通報が来たが、ギルドは冷静だった何例かの前例があったからだが冒


険者はそんな事は知らない、一応ギルドがダンジョンの入場を中止して暫く待つが誰


も出てこなかった、これも前例と同じで世界のダンジョンの制覇者は同一人物の様で


正体を明かさない様だった、2日後に石碑も正常に戻りギルドも単なる故障と発表し


て置いた、その頃俺はマスタ-ル-ムでのんびりして居たが帰る事にして家に帰って


来た。






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