33話 ヤガラナ帝国マ-リントのダンジョン


 ムラサキがCランクに昇格したしそこで魔石の買取もして貰った、魔石はR1とR2と


R3が多かったが数が有ったので白金貨2枚と金貨25枚に銀貨が8枚になった、俺はム


ラサキのポ-チにもお金を入れた白金貨1枚と金貨13枚を入れると、それを見たムラ


サキは逆に動揺した「ユキチ様私を見放すの」と涙ながらに訴えて来た、俺は「そう


ではない稼ぎは折半にして行きムラサキが将来い一人立ちする時の資金を今から貯め


て行けば良い」と言うと私は将来ユキチ様に貰って貰いますと言った、嫁が増える将


来が頭をよぎり3人の妻の顔も目の前を通り過ぎた、ムラサキに俺には3人の妻がカラ


ナイの家に居るし1人の子供と来年生まれる予定の二人リが有る事を言うと、ユキチ


様は甲斐性が有り3人位居ても不思議じゃ無いですし3人も4人も変わらないですから


と言った、俺は「ぶる!」と身震いがしたがそこは流して置いた、ギルドを出て食材


を追加してから40層にきて41層に進み暫く行って家を出し1泊する事にしてムラサキ


を鑑定してみた、



      ムラサキ  人族  16才  レベル48


 HP 550

 MP 590


 スキル  魔法  剣術 


魔法  火魔法 レベル6 ・ファイア-ボール ・ファイア-シ-ルド

             ・ファイア-ランス ・ファイア-ウォール


    風魔法 レベル6 ・そよ風 ・ウィンドカッタ- ・ウィンドシールド

             ・ウィンドーハンマー

    

    土魔法 レベル4 ・バインド・アーススピア ・アースドリル


剣術  レベル6 ・受け流し ・スラシュ ・横薙ぎ ・十文字切

         ・縮地 ・ギガスラシュ 


  生活魔法  レベル2 ・種火 ・クリ-ン



 やはりムラサキは可成り伸びていて生活魔法も生えていた、これからが楽しみだ


し逸材だと確信したが妻にするかは分からない、3人の了解を取らないと俺が怒られ


るのだからと恐妻家に成って来た、その事は保留にして置き又探索を開始して41層を


クリアした、それから二人は50層をクリアして60層に到達していたここのボス部屋に


入るとそこには巨大な蛇の魔物が蜷局を撒いて居た、鑑定すると長さが何と35mも有


り空を飛べれば龍と間違いそうな長さだ、太さは1mと細いが長いしレベルが55あり


特技が巻き付き締めると毒を吐くが有り体は鱗に守られて硬い様だ、ムラサキに如何


する遣るかいと聞くと蛇は嫌いなのでユキムラ様に任せますと言った、なので俺は十


文字切を飛ばして蛇を輪切りにした、60層をクリアしたのでここからは最深のチ-ム


に会う可能性も有るので慎重に進む事にした、その頃最深を攻めるオーランドの頂上


は66層に居たがなかなか進めないでいた、このエリアは草原だがそこら中にマンイ-


タ-が居て触手を伸ばして来るし、その向こうにはトレントのの集団が居るのが見え


マンイ-タ-を突破してもと躊躇していた、リ-ダーは一旦階段下に戻る事も考えてい


たそれ程今の状況は良く無くチ-ムで相談するために戻って居たら、上から降りて来


る冒険者が居た二人のチ-ムの様で、俺達5人が突破出来ない所を行けるはずが無い


と思い止めようと思ったが一足早くその二人は66層のエリアに出て行った、俺とムラ


サキは早くも65層をクリアして66層に降りていると少し離れた所に5人が戻って来て


来ていた、俺は思わず「ヤバイ!あいつら戻って来る」と言ってしまったが急いで66


層に降りて行って接触を避けた、ムラサキは「如何したんですかユキチ様待ってくだ


さい」と言いながら走って来た、オーランドの頂上のリ-ダ-はあいつら2人でこの


層に出て行ってしまった、ここは俺達のチ-ムでも無理そうなのに上手く逃げて呉れ


れば良いがと思って居ると、遠くで凄い音がしたので見るとダンジョンの壁から隕石


が降って居た、暫くして静かに成ったのでオ-ランドの頂上も様子を見に行くと、さ


っき居たマンイ-タ-とトレントの群れはすべて消え大きな石だけが転がって居た、


その現場を見たリ-ダーは他のメンバ-とどうするか検討したがここで無理なら次は


もっと無理だと言う事で引き返した、その途中にあの二人は一体何者だと話し有った


が取り敢えず地上に戻ろうと言う事に成った、オ-ランドの頂上が苦心してギルドに


着いた頃ユキチとムラサキは70層に着いて居た、ここで1泊するかとムラサキに言う


と「ハイ、とまりましゅ」と嚙んだのが可愛いかった、家を出して一応結界とバリア


も張って置いたがここの層はボス部屋しか無くて部屋に入らない限りは安全だと言わ


れていた、一泊した明くる日にボス部屋に入ると火竜がそこに居た、火竜は竜族の中


でも位が低いと本に書いて居たが鑑定するとレベルが220も有り、火竜だけに火のブ


レスと火魔法を使うが知能は高く無さそうだ、竜はやはり首に逆鱗が有るようで狙い


はそこに成る、体は鱗に覆われて居るので硬そうだし後は顔だけの様だがと思いなが


らムラサキに奴の攻撃外に居る様に言って置いて、ムラサキから離れブレスがムラサ


キに行かない様な位置取りをした、俺が近づくと火竜はファイア-ボールを撃って来


たが火の玉が1m程も有り地面に当たると爆発した、この威力は半端なく竜だと確信


したが俺は先ず火には水と言う事で水流刃を飛ばして見た、すると嫌な様でファイア


-ボールを撃って相殺をしに来たが、もし当たっても大した傷には成らないと予想し


た、次に俺はブリザードを放つと火竜は氷付きはしたが表面だけで直ぐに溶けて元に


戻った、火竜は魔力を集め出して火のブレスを吐く積りの様で溜まったのかブレスが


来た、このダンジョンの空間の温度が2度~3度上がった様に感じたが、俺は転移で反


対側に避け火竜は俺の魔力を感じたようで転移した所を直ぐに見つけた、俺は暫く攻


撃を控え逆鱗の場所を探して居た、そして見付けた真正面のあごの下の方にそれは有


った、以前の地竜の時にも有ったハ-ト型の反対にした様な形をした鱗を探しあてた


が、小さいうろこだった他の鱗は50cmX50cmほど有るが火竜の25cmX25cmほどし


かなく小さい鱗だった、そこをどうやってレ-ザ-ビ-ムで狙い撃ちするかだが俺は


火竜の正面に行った、火竜も又ブレスで来るつもりの様で魔力を集め出したが集まる


前に水流刃と竜巻を合わせた魔法風神水流刃を作りはなつた、火竜はそれを嫌がった


のか俺の魔法を両手で弾く様に伸ばしたので首の防御が疎かに成った、その時を狙い


あの小さ逆鱗をレ-ザ-ビ-ムで狙い撃ちした、それを感じ取ったのか慌てて腕を戻


し防御しようとしたが、時既に遅しと言う様に俺のレ-ザ-ビ-ムが逆鱗を貫いた、


すると火竜は天に向かって吠えた「グォォォ-!!」と吠えたが鱗が抜けて崩れ落ち


消えて行った、其処に宝箱と階段が現れ宝箱を鑑定すると賢者の石が入って居た、


それを掴むと賢者の石が俺に吸い込まれる様に入ってしまった、俺は賢者の石と同化


してしまったのかこの世界の理が分かった様な気がしたが、まだまだ俺にそれを理解


し処理出来る基礎が無い様で先に階段だと思い降りて来た、コアに「賢者の石(意


志)て何ですか」と聞いてみたがコアも分からなかった、コアが念話で「願いは有り


ますか」と聴いて来たので、「俺をここのマスタ-にして呉れ」と言うと「それで良


いのですか」と聞いて来たので、「それで良いですその代わりコアル-ムの下にマス


タールームを作って欲しい」と言うと「分かりました」と言ったそして俺とムラサキ


はマスタールームに移動してここで3日程休んだ、その間ムラサキは文字の勉強に明


け暮れていたが大分覚えて来て文字が書ける様に成って来た、俺とムラサキはコアに


町の外に転移して貰いムサシを連れに行き町を出てイルイカの町に移動していた。


 その3日前にダンジョンから出て来たオ-ランドの頂上はギルドに来ていた、そし


てギルドでダンジョン内の66層で有った事を話した、ギルマスとサブマスは信じられ


無かった、Aランクチームが撤退しているのに二人で突破するとは想像が出来ずそし


て二人とはギルマスが言った時に、サブマスが有る噂を耳にした事を思い出しそれ


を言うと、確かそんな話が有ったのは事実なのだがまさかと思ったし確信が持てなか


ったのでその話は保留になった。



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