32話 ヤガラナ帝国

 俺は帝国のマ-リントに来ていたここのダンジョンに入る為に来たが、この帝国で


はダンジョンには二人以上でなければ入れないと言う規定が有るそうで、マ-リント


の冒険者ギルドで聞きどうするか考えた、先ず奴隷を探す事にしたがここマ-リント


には奴隷商が無かった、仕方が無いので帝都ルガに行く事にした一担海まで戻り北上


すると帝都に着く、海辺の村トマに着いたが小さい村で宿も少なく泊まれなかった、


俺とムサシは海辺まで行き馬車を止めムサシも馬車から外したが念話でここに居る様


に言った、ムサシももしもの時は自分で判断して逃げるか噛みつくかする様に言って


あるのでそうすると思う、ムサシもハイホ-スに成ってレベルが15有るのでゴブリン


やコボルトぐらいには負けない筈だ、次の日にトマを出てイルイカに着いた最近は宿


を取るのが面倒くさいので馬車で寝る事が多く成って来た、イルイカの町から帝都ま


では距離が有るので2日は掛かる様だ、11月も半ばに差し掛かり大分夜は冷えて来た


し馬車の隙間を詰めないと寒さが直に来る様だ、明日は馬車の隙間を詰める事にして


炬燵を作ろうと思うって居る、朝早い目に出たので15時ごろには帝都に着いたので公


園の広場に止めて改造して隙間を無くし炬燵を作り出した、魔石は有るので木で4本


脚にして馬車は広いので大きめの150cmの真四角にして、中央に魔石を金属で囲い


並列に4個繋ぎ開け閉め出来る様にして設置した、試しにつけて見ると暫くすると暖


かく成り30度位に成って来たので、切り替えスイッチの必要性を感じどうにか付けて


見た、強、中、弱、の3段階切り替え付に成った炬燵の下にほう保温性の高い物を敷


けば、炬燵としての機能がより発揮できると思い以前倒した虎の毛皮を持って居た事


を思い出して敷いた、すると弱で寝てもふかふかで寝やすくこれだったら宿に泊まら


なくても大丈夫だと思った、次の日取り敢えずギルドに来て見たすると帝都のギルド


も活気が有り最近魔の森化しだして魔物が多くなったそうで、冒険者が活躍している


様だ俺は受付に並んでいて順番に成ったので受付嬢に「今日は」と言うと、「いらっ


しゃいませ本日はどの様なご用件でしょうか」と聞けれたので、「俺はカラナイ王国


から来たがダンジョンには2人以上で無いと入れないと言う規定がこの国に有るそう


なので取り敢えず奴隷を買う積りで帝都に来たので奴隷商を紹介して欲しいのだが」


と一気に言うと、受付嬢が一人の男性を連れて来たので又同じ事を言った、するとそ


の男性がこちらに来て下さいと言って手招きしたので行くと、「私は当ギルドのサブ


マスタ-をして居ますグライドルと言います」と挨拶をして呉れたので、「俺はカラ


ナイ王国から来たA級冒険者のユキチと言います」と挨拶をした、するとサブマスが


「奴隷商を紹介して欲しいとか」と言うので、「ハイ、そうですそうしないとダンジ


ョンには入れないと聞きまして」と言うと、「そうなんですソロ冒険者の死亡が多か


った時期が有りまして苦肉の策です」と言った、「それでは紹介状を書きますから


少々お待ちください」と言って奥の部屋に入って5分ほどして出て来て紹介状を渡し


て呉れた、帝国人材バンク商会と言う名の商会でギルドを出て右に行くと有るそう


だ、其処に行くとその商会は有った大きな商会で帝国一の大きさらしい、そこの受け


付けでギルドからの商会状を渡してそう言えば俺は余り金を持って居なかった事を思


い出していた、手持ちは金貨50枚ほどしかないはずだが気にせずに見て回ったが気に


入った者は居なかった、店員にこれで全部かいと聞くと「一応は全部だ後は手が1本


無いとか足が動かないとかの怪我持ちだけだ」と言った、「それも見せて貰いたい」


と言うと「良いですがあまりいいもんじゃありませんよ」と言ったが見せてくれた、


其処に一人気に成る子がいた、店員に「この子は」と聞くとその子は今年で16才に成


るのですが、親に売られて護送中に馬車が魔物に襲われ乗っていた者はほとんど死


に、彼女だけが大怪我をして居たが生き残り足を食い千切られたので歩けないので売


れ残り、今年中に売れないと処分される運命の子であと1カ月と少しの命ですが、


「この子は幾らです」と聞くと「金貨5枚ですが直すには大神官様の魔法が要ります


金貨50枚は居るそうです」と店員が言ったが俺は彼女を購入して片足しか無いので杖


を突きながら付いて来たので、クリ-ンを掛けて馬車に乗せ馬車を昨日の公園まで行


くようにムサシに言った、その間俺は彼女の足を元に戻すために魔法を掛けると、彼


女の体が光り出して足が生えて来たので彼女は泣き出し、ありがとう御座いますを連


発していた彼女を鑑定すると名前はムラサキで魔法が使え剣術の才能も有った、


  ムラサキ  人族  16才  レベル2


 HP 18

 MP 20


 スキル  魔法  剣術 


魔法  火魔法 レベル1

    

    風魔法 レベル1

    

    土魔法 レベル1


剣術  レベル1


 彼女ムラサキは魔法が3魔法使える滅多にないタイプで、親が一度も調べて無く


分からずに殺される所だったが、俺と縁が有ったのが良かったと言う事して置いた、 


公園の広場で目が覚め朝食の準備をして食べて居ると、やはり公演だ朝の散歩をする


人やランニングをする人たちが馬車の傍を通り賑やかに成って来た、俺は朝食を食べ


終えると馬車を出し南門の方に走らせ帝都を出てマ-リントに向かった、ムサシの力


でもマ-リントに着くには4日掛り冒険者ギルドに入った、そこで先ずムラサキを登


してしてチームワカヤマに入れる事にして受付に並んだ、順番が来て受付嬢にムラサ


キが用紙を渡されたがムラサキは字が書けなかったので俺が代筆した、無事登録も終


わり俺とムラサキは雑貨屋に来ていた俺がムラサキに字を教える為に簡単な本を買い


に来たのだ、2冊で金貨1枚の本を買い食材も増やしてダンジョンの入り口にきて石碑


に触れて1層に入った、ムラサキに経験値倍増を2度掛けして装備は俺が作り付与を付


けた防具とブ-ツにミスリルの剣だ、ムラサキは戦闘は未経験だが魔物は村の近くで


目撃した事も有るそうで殺す事が嫌だとは思わないそうだ、1層でゴブリンやコボル


トに角ウサギと言った魔物を倒しながら進み、5層に来た時にここで1泊する事にして


家を出すとムラサキも飛び上がり驚いて居た、ここでムラサキを鑑定してみた



    ムラサキ  人族  16才  レベル12


 HP 98

 MP 108


 スキル  魔法  剣術 


魔法  火魔法 レベル2 ・ファイア-ボール

    

    風魔法 レベル2 ・そよ風 ・ウィンドカッタ-

    

    土魔法 レベル2 ・バインド


剣術  レベル3 ・受け流し ・スラシュ ・横薙ぎ


 

 大分増えていたのでこの調子でいく度と言って置いた、そこから10層に着いてボス


部屋にはいるとオークファイターが居た、ムラサキに単独で倒せるか遣って見る様に


言って一人で戦わせた、ムラサキのレベルも多分20位に成って居る筈でオークファイ


ター辺りには負けないと思うが、気持ちが負けるとレベルが上でも危ないかも知れな


いので、注意深く観戦していたがムラサキは此方の心配をよそにオークファイターを


瞬殺した、その時この子は才能が有ると確信したし伸びる予感を感じた、10層の裏で


石碑に触れて少し休憩して11層に降りて来た、ムラサキはもう立派な戦士に成って居


たのでどんどん進み40層に来ていた、10層に到達するのに2日掛ったが10層から40層


に来るのは4日で来れた、ムラサキの成長は著しく40層のボスはオ-クキングで鑑定


するとレベルが45有ったが、ムラサキは単独で戦うと言うので見守ったするとオ-ク


キングが飛ばして来たファイア-ボールを剣で弾き、逆にウィンドカッタ-を放ち手


傷を与えて接近して剣を振るいオ-クキングの腕を落し、戦いをムラサキが有利に進


め最後にもう一度接近して剣を振るとオ-クキングの首が落ちて終わった、俺も手を


叩いて勝利を祝福して40層の裏に来て石碑に触れ、一度二人共外に出て来てギルドに


向かい魔石の買取をして貰うとムラサキのタグを出す様に言って持って行った、暫く


して帰って来ると40層到達者は自動的にCランクに成るそうで、ムラサキがその対象


に成った様だがそう言えばここの最深の情報を聞いて居なかった事に今更気付いたの


で聞くと、現在は65層に入って居るそうでAランクチームのオーランドの頂上(いた


だき)が最深に入って居るそうだ。



 

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