第21話 王都カラナイに戻る


 俺とマリエはトナンのダンジョンを制覇して王都に帰つて来た、コアにカラナイ王


国の王都の近くに転移して貰い帰って来た、直ぐそこに王都が有り不思議な事にフジ


コの馬車に乗っていた、フジコも家に帰れると知って居るのか嬉しそうだった、王都


の東門から入ると家に割と近い門兵にタグを見せて家に着いた、馬車を倉庫に入れて


フジコを外してフジコの家に居れると下の藁が新しく成って居た、フジコは早速寝転


がり寝藁の上で喜んでいた、それを見て俺とマリエは家に「只今」と入ると、ワイナ


さんとオリビアさんが迎えて呉れた、リビングに行くとスカ-レットもゆったりした


服装でソファーに座っていて「おかえりなさい」と言ったので「只今」と返した、ス


カ-レットが「如何だったダンジョン」と言うので俺が「一応制覇してきたよスキ


ルブックも拾った」と言うと何のブックと言うので「あ、見て無かった何だろ」と言


いながら確認すると火魔法だった、これは俺もスカ-レットもマリエも持って居たの


で俺が保管して置くことに成った、それともう一つの本の題名が世界の理と言う名前


の本で中を開くとボワンとした塊が俺の中に入った、俺は慌てて自分の体を見廻した


が何の変化も無く何も変わらなかった、外見と違い頭の中は偉い事に成って居た世界


の理が理解出来た気に為ったし、何故かこの世界の成り立ちや神様が何を考えたのか


と言う様な事が頭に浮かんだが俺には理解し切れなかった、その日はそれでゆっくり


と家で過ごしスカ-レットも体調が良さそうで俺も嬉しかったしお腹が少し膨らん


だスカ-レットが愛おしかった、次の日俺とマリエは冒険者ギルドに来ていて


受付に行くと、「いらっしゃいませ本日はどの様な御用件でしょうか」と言われたの


でタグを見せてから、「魔石の買取利をお願いしたいのですが」と言うと、分かりま


したその角を回りこちらのカウンタ-に来て下さい」と言うので行くと買取窓口の札


が有った、其処に行き魔石が多く有るのですがと言うと籠を持って来たが、どこのギ


ルドも同じ籠でサイズが小さいので何時も全部入らないでストップが掛かるのが苛つ


くが改善はされない、そんな事を思いながら籠に出して行くと直ぐに一杯に成りスト


ップが掛かった、係りが「まだございますか?」と聞くので「まだ有ります」と言う


と奥の部屋から同じ籠を持って来た、それに入れて行きR9までの魔石は全部出して行


くとほぼ一杯に為った、「これで終わりです」と俺が言うと「ハイ、ありがとうござ


います」と係りが言いながら、「少々お待ちください査定します」と言って奥の部屋


に消え、それから暫くして係りと男性が出て来て男性が「私は当ギルドのサブマス


タ-をさせて貰って居ますウイルと言います宜しくお願いします」と挨拶をして来た


ので俺も挨拶を返した「チームワカヤマのユキチとマリエです宜しく」と言うと、サ


ブマスが「この魔石はどちらからお持ち頂いたのでしょうか」と聞いて来た、「俺達


二人は先日までトナンのダンジョンに潜って居たのでその帰りです」と言うとサブマ


スが「お二人はこの王都にお住まいですか」と聞いて来たので、そうです「ここに住


んで居ますがこの近辺には良い稼ぎ場が無いのでトナンまで行ってきました」と言う


とサブマスが「最近とトナンのダンジョンが制覇されたらしいのですが何か知りませ


んか?」と聞いて来たので、「それは知りませんでしたそんな情報は掴んでないで


す」と言うと、サブマスが「そうですか分かりましたありがとうございました。」査


定が終りましたので「全部で魔石が531個ございました金額が白金貨8枚と金貨25枚に


成ります」と袋を出して来た、それを擬似バックに入れて「又来ます宜しく」と言っ


てギルドを出て来た、俺達が出たのを確認したサブマスはギルドマスタ-の部屋に入


りギルマスと話し始めた、サブマスは多分あの二人が制覇したと思われると報告をし


たのに理由が有った、このサブマスも元冒険者で鑑定持ちだったがサブマスのレベル


が41で引退したが、あの二人共に鑑定が弾かれたので自分より高レベルだと言うのは


確実で、雰囲気からもユキチは可成りのレベルだと思われたし多分俺が鑑定したのに


気付いた様だった、鑑定を弾きそれを感ずくと言う事は相当なレベルで無いと無理で


多分だが俺の倍近く有ると思ったからだとギルマスに説明した、彼もこのサブマスを


信頼して居たので先ず間違い無いと確信した、彼の住所と家族構成を調べる様に部


下に指令を出すと部下が言った、このギルドから少し行った所に最近大きな屋敷に塀


が築かれて家が1週間で出来上がり話題になった家の主だと言った、ギルマスが「そ


んな近くに住んで居るのか」と言いながら知らなかったと言った、「今後も彼らには


注目して置くように」と言ってその話は終わった、その頃俺とマリエはここの図書館


に来ていた、この図書館はグライの図書館に比べても規模が大きくて所蔵も多い様で


色々な本を読んで行った、その時にふと気づいたのが読んだ本が全て記憶に入りペー


ジをめくる様に思い出せる事に気づいた、俺は如何したのだろうと思ったが昨日の世


界の理の本を思い出した、あの本を開けて何かが俺に入ったことにより記憶力が上が


りこうなったと思ったが、特に不都合が有る訳で無いので気にしないで逆に得した気


分になった、お昼も過ぎた様なので二人も図書館を出て見付けたレストランに入り


昼飯にした、食後に二人でケーキを買い家に帰りリビングで紅茶を入れて貰い甘味を


堪能した、全員分買ったので皆食べた後に又お願いしますと言われた、俺はスカ-レ


ットに今回の稼ぎを渡して置いた、それとポ-チを全員に渡して魔力を流す様に言っ


てそのポ-チには500kg入るので、あまり人前で大ぴらに使わない様に言って置い


たが、最初に魔力を流した人にしか使えないので貸し借りはしない様にとも付け加え


た、あと3個有るので商業ギルドに売るつもりでダンジョンで見付けたのでと言って


売るつもりだ、次の日早速商業ギルドに来ていた受付で何時も方が居たので声を掛け


名前を聞いた、彼女の名前はフロ-ネさんと言うらしいそのフロ-ネさんに「マジッ


クポ-チをダンジョンで見付けたので売りたいが可能ですか」と聞くと可能ですが


オ-クションに出す方が値が上がりお得だと言う事で、一つを出品する事にしたが


開催されるのが4月1日で王都の中央公園の特設会場で開催されるそうだ、なので後1


カ月近く有るのでこのポ-チをフロ-ネさんに預けるので貴方に任せると言うと、


そんな事したら私が代理人に成るのですが良いのですか売り上げの10%を代理人に支


払うことに成りますが、説明して呉れたので良いですよお願いしますそれとこれも


序でにオ-クションに掛けて下さいとマジックバックも預けた、フロ-ネさんの予想


では二つで白金貨10枚ぐらいに成ると言っていた、それから2日~3日したら今度のオ


-クションにマジックバックとマジックポ-チが、出品されると言う噂が流れだし


たのはフロ-ネさんの作戦だとしたらやはりあの人は賢いと思った、今日で3月15日


に成った大分暖かく成って来たので、スカ-レットに俺の故郷と言う所に行って来る


と言うとスカ-レットがイグアス村と言ったので覚えて居たのと驚いた、俺の話の中


に時々イグアス村が出て来たので覚えて居たそうだ、スカ-レットは行ってらっしゃ


い何か土産を持って行った方が良いよとアドバイスされた、何時も俺はこの変が抜け


ているんだと自分で思った、ケーキは買う事にしてト-トンさんには弓と剣サーリン


には片手剣と弓に食べ物をバックに居れ、スカ-レット言って来るといって転移した


のはイグナス村に近くの森だった、ここは俺が何時も弓の練習をしていた場所だし直


ぐそこが村に成る、村に入ると少しさびれていたがここは街道の要所なのでそれ程の


錆びれでなくて、単に古く成って居ただけの様だがトートンさんの家に向かうと家に


サ-リンだけが居た、トートンさんは暖かく成って来たので猟に出たそうで何時戻る


か分からないと言うので、お土産をサ-リンに渡して最後にトートンさん様に作った


魔法バッグを渡して置いて、又来るからとサ-リンに言って村を出て家に転移した。






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