第20話 トナンのダンジョン


 俺はスカ-レットが妊娠して休養に入るので、代わりに成る奴隷を購入してきた彼


女は名前をマリエと言い、元冒険者でサラガンのダンジョンによく入って居たそうだ


出身地はサラガンの近くの村で地図にも載っていない程の村だそうだ、村の名前は


イガリ村と言うそうで村には両親と二人の兄弟が要る筈だが、自分が大怪我をした時


に助けてくれなかった事に、今もこだわりが有るそうで帰らないそうだ、怪我も治り


体が万全に成ってもその時の思いが蘇るそうだ、彼女の装備を揃えて鑑定してみた、


 

  マリエ  人族  19才  レベル32


 HP 380

 MP 350


スキル  魔法  剣術  家事


 風魔法 レベル3 ・ウィンドカッタ- ・ウィンドシールド


 火魔法 レベル3 ・ファイア-ボール ・ファイア-ランス


 剣術  レベル3 ・受け流し ・スラッシュ


 家事  レベル2 ・料理が出来る


 まずまずのステ-タスで俺と行動すると伸びるので何処まで行くか楽しみだ、2月


15日に成り今日が出発の日でスカ-レットも調子が良いし、俺が出る時は悲しそう


だったが自分が望んだ事だ仕方が無いと思い諦めた様だが、次は何時帰るともう聞き


に来たが俺はオリビアさんとワイナさんとココナちゃんにスカ-レットの事を頼んで


来た、王都から東に走りヨクテの町を目出して走り2日で着いた、マリエは見た目に


は奴隷とは分からないしCランクのタグも有るので普通にする様に言っていた、呼び


名のユキチで良いと言ったがそれは出来ないと拒否された、ヨクテの町を出て東に3


日程走るとトナンに着いた、この町は村を少し大きくした程の町で人口も1万以下の


様で、ダンジョンが見つかり発展しつつある町だがダンジョンが深くて現在は80層に


到達したがまだ下が有る様だ、俺とマリエの二人でギルドに入り情報を仕入れて宿を


探した、宿も最近になって増えて来た様で直ぐに確保できたがツインだ、俺がマリエ


にクリ-ンを掛けて遣りスッキリして寝る事にしたが、マリエが俺のベッドに来て抱


いて下さいと言って来た、「私が当時付きあって居た人は私が怪我をして再起不能だ


と分ると直ぐに離れて行き、何も助けて呉れずに逃げた感じで私だけが勝手に愛して


呉れて要ると勘違いしていただけで、本当に助けて欲しい時に助けて呉れず見放され


たのがショックだったが、ユキチ様に助けて貰い今私に出来る事はこれだけしか無い


ので、少しでも恩を返したくて抱いて貰おうと思います」とマリエの今の気持を聞き


俺はマリエの健気な気持ちを受けて抱いて遣る事でマリエが俺に恩を返せると思える


ならそれも良いかと思い抱いたが3回もした、その後はスカ-レットに少し悪いと


思ったが据え膳に手が出てしまい熟睡した、翌朝ギルドに向かう前に色々と食材を仕


入れてギルドに到着した時は喧騒は無く静かだった、受付嬢が言うにわこのダンジョ


ンは所処に死霊系の魔物が出るエリアが有るそうで、聖水等の死霊系に効果の高いア


イテムを進められたが、取り敢えずは要らないと断りギルドを出てダンジョンに入っ


た、ここはマリエも初めてのダンジョンに成るので1層からになる、入り口で石碑に


触れて入り中に入りマリエと自分に魔法を重ね掛けした、そこからはどんどん進み1


日で10層に来たのでそのままボス部屋に入ると、ハイオ-クが居たマリエに単独で倒


す様に言って補助に回ったが直ぐに終わり、外の石碑に触れて11層に降りてマップで


人の来ない所に家を出すと、マリエが驚きこれは何ですかと言うので家だよこの家で


俺とスカ-レットが旅をして来た、と言うと私スカ-レット様に勝ちたいとチラと言


ったが知らんふりをして置いた、今日は俺が晩飯を作り食べたが明日は宜しくと言っ


て置いた、それから風呂に入るとマリエも入って来て俺に引っ付きに来たなんか可愛


いとこが有ると思いながら洗ってあげてその後は2回したもちろん不妊魔法を掛け


て、そこから10層毎に1日のペース50層に来たここまで5日で来たことに成りいいぺ-


スで来ていた、ボス部屋に入るとボスはオ-ガロードでレベルはそう高く無いが、


マリエには強敵だったので助けサンザ-で痺れさせマリエが止めを刺し裏にある


石碑に触れて休憩してマリエに疲れて無いか聞くと、「少し疲れたがユキチ様が傍に


居るので疲れは気に成らない」と言っているが、俺がマリエに言った「少しの疲れ


を感じると言う事は自分が思って居る以上に疲れて居ると判断した方が良いと」言っ


て51層で少し奥に行き家を出して魔法を掛けて家に入った、ここでマリエの疲れが取


れるまで休む事にして序でに鑑定した、



  

  マリエ  人族  19才  レベル45


 HP 680

 MP 680


スキル  魔法  剣術  家事


 風魔法 レベル5 ・ウィンドカッタ- ・ウィンドシールド

          ・ウィンドボム  ・衝撃波


 火魔法 レベル5 ・ファイア-ボール ・ファイア-ランス

          ・ファイアトルネード ・ファイアウォール


 剣術  レベル5 ・受け流し ・スラッシュ ・十文字切

          ・切り流し


 家事  レベル3 ・料理が出来る


 マリエも良い感じにレベルが上がって来たし、本人もすごく上がつていると驚き


喜んでいる、2日休憩したので疲れも取れたようで其処からも今までのペースで進み


目の前に80層のボス部屋が有った、マリエもあれから又上がって居ると思うがここま


で来るとボスも一筋縄で行かないと思うしマリエには荷が重いとも感じるので、ここ


のボスは俺が担当したボス部屋に入るとそこには見た事も無いキメラがいた、体は鰐


頭はワイバ-ン羽は小さな鳥の羽で足が鷲で手が2本有り熊の手の様だ、誰が作った


のかバランスの悪いキメラだった、鑑定するとレベルが70と高いが部分がミスマッチ


で強く無さそうで実際俺に瞬殺された、80層の裏で石碑に触れて休憩したが今日で10


日目なので、マリエと話し合ったがユキチ様に任せるの一点張りで俺は考えたが、こ


こから出てギルドには寄れないし寄ると騒ぎに成りそうなので、ここは行ける所まで


行き食料が尽きる前に帰る事にした、マリエにそう言うと「分かりました私はユキチ


様に何処までも付いて行きます」と81層に来た、其処も直ぐに階段を見付けて82層に


来た所で此処に最深のチームが居る様でサ-チにはこのエリアのほぼ中央で戦闘して


いた、俺達はそれを避けながら83層に来ていて上空にワイバ-ンが3匹飛んで居た、


ワイバ-ンが二人を見付けたようで急降下してきた、火玉を口から吐きながら降りて


来るがあいつらは地上には降りない降りると弱い事を知って居るからだが落すと


こちらの物だ、俺はワイバ-ンに向けて十文字切を3体の羽に向けてはなった、見事


に片一方の羽を切られて落ちるワイバ-ンは虎胞を上げるが意味はなかつた、3匹の


首を十文字切を飛ばして落したら魔石とワイバ-ンの革が落ちていた、このダンジョ


ンで拾う初めてのアイテムだった、これは良いものを拾ったこれでポ-チとかバッグ


を作れると思った、このエリアでの戦闘はワイバ-ンだけで84層に来ていた、階段


の所で家を出しこのエリアにはまだ誰も到達して居ないので何処に出しても大丈夫


だと思いだして見た、その向こうには廃墟になった遺跡が有り出した家の外は死霊


系がうろついて居たが家には結界とバリアが有るので来れない様だ、そこで1泊する


のも気が引けたがこちらも疲れたので仕方が無かった、家の中でワイバ-ンの革を使


いポ-チと肩掛け用のバッグを作り中を拡張した、ポ-チはおよそ500kgの容量で


バッグの方は1000kgは入ると思うが時間停止とかは付けられなかった、そこから90


層に来るのに6日掛り1層に1日のぺ-スで50層からここ迄来るのに14日掛りここが


最深なら終わりだがその下が有った場合は一旦帰るつもりだ、ここでもう1泊す


るので15日に成るが万全にする為には仕方が無かった、明くる日いよいよボス部屋に


入ると居たのはグリフォンだったが、色が可笑しい紫の色をしたグリフォンなんて聞


いた事も無いが、鑑定するとレベル99でカンストしていたが俺の様に限界突破とはい


かない様だ、世界の理が作用する様だ(知らんけど)俺が全力で対応したが相手も強


いし頑丈だったが最後には倒した、そこには魔石がR18で宝箱と階段が現れた宝箱を


鑑定するとスキルブックと1冊の本が入って居た、階段を降りるとコアから念話が


来た(制覇おめでとうございます何か望みが有りますか)と来たので俺は試


しに言って見た「俺を地球に返してくれ」と言うとコアが(それは出来ません私の力


が及びませんから他の事にして下さい)と返された、なので俺は「マリエに光魔


法を授けて欲しい」とお願いした(分かりましたそれでは始めます)と言いマリエが


緑の光に包まれてやがて消えた、(あなた達を外に転移させますが希望は有ります


か)と言うので「カラナイ王国の王都の近くにお願いします」と言うとコアが(分か


りました行きます又来て下さい)と言ったら王都の近くに来ていた。








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