第19話 王都カラナイを出発


 商業ギルドに家政婦さんの斡旋をお願いしているのが、今日ギルドに確認しに行く


事に成って居た、後5日程で今年も終わり新しい年に成るが我が家では年越しの準備


が出来て居なかった、俺とスカ-レットは朝食を済ませて出かけフジコに馬車を引


っ張って貰い進み、商業ギルドに着き馬車を所定の所に止めフジコに水とおやつを桶


に別々に入れて置いた、中に入ると受付嬢が迎えて呉れた「ユキチ様スカ-レット様


いらっしゃいませ本日は家政婦の件でしょうか?」と言いながら俺達を相談室に招き


入れた、俺が「その件で来ました」と言うと「少々お待ちください」と言って部屋を


出て行き次に来た時にはリリアナさんを伴っていた、そしてそっとお茶を出して退室


して行った、俺は後で彼女の名前を聞いて於こうと決めた、リリアナさんが「お待た


せしました二人をリストアップしまして30才の方と35才の方で、30歳の方はご主人と


死に別れて1年と少しで子供は居ません、35才の方もご主人と死に別れて3年に成るそ


うで子供が10才の女の子が一人いますが住み込みは可能です」と言う事で「その方た


ちと明日お宅におじゃまして面接の形にしたいと思います」リリアナさんが言うの


で、「良いですよそしたら朝の10時で如何ですか」と言うと「分かりましたその時間


にお邪魔します宜しくお願いします」と言い最後に「話がまとまると斡旋料が1人に


付き金貨1枚に成ります宜しいでしょうか」と念を押された、それを了承して商業ギ


ルドを出てケ-キの店に行こうとすると、スカ-レットが少し気分が悪いので止めて


呉れと言ったので道端に止めて様子を見て居ると、大分良くなったと言うがケーキは


諦めて家に帰りリビングで休ませた、俺がサ-チでスカ-レットを探ると小さな生命


がスカ-レットの中に居た、俺がその事を言うとスカ-レットはここで私は育てる事


が出来ると喜んだ、次の日の10時前にリリアナさんと二人と一人が遣って来た俺達に


挨拶をして呉れた、どちらも感じのいい人たちでスカ-レットも気に入った様で即採


用に成った、35才の女性はワイナさんで娘さんはココナさんと言ううそうだ、30才の


女性はオリビアさんで旦那が冒険者をしていたが行方不明になり1年と3ヵ月になるそ


うだ、二人を雇うことにしてココナちゃんも半人前だが畑の整理とか庭の掃除とかに


採用した、賃金はワイナさんとオリビアさんは1カ月金貨1枚でココナちゃんは大銀貨


4枚で雇うことにした、今日にも引っ越して来て良いと言うとここは新しいし隙間風


もないと嬉しいと言っていた、そしてスカ-レットが妊娠して居ると言うと3人がお


めでとうございます!とお祝いの言葉に喜んだ、ここでリリアナさんが引き上げて行


くので明日ギルドに行きますと言って置いた、その日の午後に3人共引っ越して来た


ので賑やかになったし、暫くはスカ-レットも静かにして居た方が良いので、家事や


水仕事をすべて任せて安静にしていた、俺はキッチンに食材入れを作り拡張と時間停


止を付与して、まるで冷蔵庫の様な形の入れ物を作り喜ばれた、お風呂も俺達が入っ


た後に入りココナちゃんは風呂に初めて入ったと喜んでいた、俺達の呼び方を決めた


俺にはユキチさんでスカ-レットは奥さんで呼んでもらうことにした、それから1カ


月が過ぎてもう直ぐに2月に成る2月の後半にはかなり暖かくなるそうで、ここ王都で


は3月に成ると春本番に成るそうだスカ-レットも体調が良く成り、俺に何時行って


も良いと言っているが俺も何か寂しさがあり迷っていた、踏ん切りをつける為に自分


を鑑定して見た、


  

  ユキチ  人族  16才  レベル 113 Aランク冒険者


HP 380000

MP 350000


スキル 魔法全属性 剣術 鑑定 錬金術 鍛冶 サーチ 解体

    

エキストラスキル イベントリ-特 言語理解

         創造魔法  物真似  家作成  限界突破者


魔法  火魔法 レベル10 ・ファイア-ボール ・ファイア-ランス

             ・ファイアウォール ファイア-トルネード

             ・ニブルヘイム


    水魔法 レベル9 ・ウォタ-ボ-ル ・ウォーターシールド

             ・ウォーターランス ・水流刃


    土魔法 レベル9 ・落とし穴作成 ・バインド ・ア-ススピア

             ・壁錬成 ・土壌改良 ・壁強化 ・クエイク


    風魔法 レベル11 ・風圧 ・ウィンドカッタ-

             ・竜巻 ・ウィンドシールド・フライ

             ・衝撃波 


    光魔法 レベル9 ・ヒール ・ハイヒ-ル ・キャア

             ・ホ-リ- ・ホ-リ-ランス ・キュアオ-ル

             ・ホ-リ-ボム ・リカバリー


    雷魔法 レベル11 ・サンダ- ・サンダ-ランス

             ・サンダ-レイン・荒ぶる雷鳴  

             ・サンダ-スト-ム  


    無魔法 レベル9 ・肉体強化 ・視力強化 ・脚力強化・シールド

             ・威圧 ・マップ ・レジスト


    生活魔法レベル5 ・種火 ・クリ-ン・乾燥 


    創造魔法レベル13 ・冷気 ・結界 ・熱風 ・塀作成

             ・ファイア-トルネード ・重量軽減

             ・ブリザ-ド ・飛行  ・付与魔法

             ・経験値取得倍増魔法 ・避妊魔法

             ・魔石収集魔法 ・血抜き魔法

             ・異常・物理・魔法耐性 

             ・レーザ-ビ-ム・拡張 ・時間停止

              

    時空魔法レベル8 ・ストップ ・ヘイスト ・転移 ・メテオ


    闇魔法 レベル2 ・影走り


    物真似 レベル6 ・真似が出来る ・真似を自分の物に出来る

             


弓術  レベル10 ・連射が出来る・正確に射れる・矢をコントロール

         ・矢に魔法を付与出来る


剣術  レベル13 ・受け流し・スラッシュ ・十文字切り ・瞬歩 

         ・十文字切を飛ばす ・縮地法 ・ギガスラッシュ

         ・剣豪 ・剣神 ・威圧


錬金術 レベル8 ・ポ-ションを作成 ・金属錬成 ・ハイポーション作成

         ・エリクサーも作れる


鍛冶  レベル8 ・剣の修理が出来る ・良い剣を打てる

         ・聖剣を作れる


鑑定  レベル13 ・3000m以内の物を正確に鑑定できる


サ-チ レベル13 ・20km先の魔物の形が分かる 

         ・人の気を感じ取れる 


マップ レベル10 ・半径10kmが表示される ・数が表示される


 スカ-レットに2月の15日に東のトナンに行くと告げた、あそこのダンジョンで暫


く稼ぎ資金をスカ-レットに渡してから、世界中を回る旅に出る事にしたがスカ-


レットの出産には帰るので予定は8月らしい、俺は今商業ギルドに来ていたリリアナ


さんに会い斡旋料を支払う為とリリアナさんに出来れば奴隷商を紹介して呉れない


か聞くと、商業ギルドに加入している商会を紹介してもらい行く事にした、奴隷


商に入ると「いらっしゃいませ本日はどの様な御用件でしょうか」と中々教育が行き


届いた感じの店で、店員に「奴隷を買う為に来たが相場が分からないので聞きながら


で良いですか」と言うと、「良いですよ幾らでも聞いて下さい」と言った、「俺とダ


ンジョンに行く為に買いたいのですが取り敢えず全部見せて頂きたいのですが良いで


すか」と言うと案内を始めて呉れた、戦闘奴隷からにしますと言いながら見て聞くが


これと言う奴隷は居なかった、「これで全部ですか?」と聞くと「戦闘に向いて居る


奴隷は以上ですが後は大怪我をしていて動けないとか足が無いと言う奴隷に成りま


す」と言うが「一応その方たちも見たいので良いですか」と言うと「ハイ、良いです


が以前は名を残した方たちですが今は障碍者ですから無理だと思いますが」と言いな


がら案内をして呉れた、「俺は先程から片っ端から鑑定を掛けていたが特にこれはと


言う人は無かった」なので此れで無いようなら他を当たる事にした、最後の場所にそ


の子は居た女の子で年齢は19才になつたそうだが、冒険者をしていてランクはCラン


クで有る時に魔物との戦闘中に仲間を助けようと、仲間と魔物の間に割って入り仲間


は助かったが自分は大けがを負ってしまい、右手を肘から先と足も負った怪我がもと


で右足を落して、命は助かったが冒険者を遣って行けなく成り最初の内は助けた仲間


が援助して呉れて居たが、それも無く成り生活に困り自分から奴隷に成ったそうだ、


奴隷は一応1日2食は食べれるのだそうだ、彼女を鑑定するとレべれが32有り魔法も風


魔法と火魔法が使える様で、俺は彼女の値段を聞いたら金貨50枚だと言うので彼女を


購入した、それから馬車に乗せて暫く走り空き地に止めて「彼女に聞いたその傷が治


れば俺と旅に付き合って貰うが良いかい」と聞くと彼女は「この傷が治るのであれば


私は世界のどこまでもあなたに付き従います」と言ったので俺は家に連れて帰り俺の


作業所に入って、彼女を椅子に座らせてから目をつぶらせリカバリ-を掛けた、する


と緑の光に彼女は包まれて光が消えると彼女の右手と右足が生えていた、目を開けて


も良いよと言うと彼女は右手と右足を見て泣き出した、落ち着くのを待って家に入り


風呂と着替えをマリエに渡して待つと風呂から出て来た彼女は綺麗だった、俺の初恋


の人には負けるがと思いながらその夜は過ごして、数日後にここを旅立ちトナンのダ


ンジョンに行くと告げた。


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