第11話 グライの魔の森 Ⅱ

 

 俺とスカ-レットはスカタの町に家を借りた、1カ月金貨3枚の家で宿に毎日止まる


事を思えば安く付くが宿との違いは食事は自作しないといけないと言う点だけだ、他


は高級宿並みと言っても良い位なので安いと思って居る、二人は今や夫婦なので


後足らない物を買い出しに行くところだ、タオル10枚服も買い足す積りで調味料も


欲しいしまだ早いが暖房器具が居るのだ、大物を忘れていたソファーが欲しい2脚と


その間にテ-ブルも居る、どんどん増えるが全て買い目立たない様にバッグに入れて


行く、当然擬似バッグに入れる振りをしているので分からない、魔法バッグは冒険者


もBランク位に成ると良く持って居る様で別に珍しくないらしい、なので偽装バック


が良い働きをして居たこれでほぼ買い終わり昼過ぎに成ったのでレストランに入りお


昼にした、家に帰り内装をスカ-レットが好みに変えて行き俺は手伝えと言われた所


だけ手伝い見ていた、ほぼ終了した様でスカ-レットが夕食を作り俺が風呂に湯を張


りお湯にして行く、お湯は42度を目安にして置きぬるいと自分が上げる事にしてい


るこの点は便利だ、二人は食事をした後風呂に一緒に入りこの初風呂を楽しんだ、俺


の作った石鹸で洗いスッキリとしてリビングでお茶を飲み暫くして二人でベッド入っ


た、昨日は疲れて寝てしまったが今日は元気だし俺の作った妊娠防止魔法が役に立つ


時がきた、スカ-レットの体は色白で吸い付く様なもちとした肌で良い奥さんだ、2


回してからぐっすり眠って起きたら朝日が入って来た、カーテンも居るなと思ったが


カーテンと言う物は売って無かった、大体窓にガラスの入った家なんて見た事が無


いから仕方が無い、今日はいよいよ魔の森に行く予定の日だ二人で朝からギルド


に来ていた、俺とスカ-レットのチームワカヤマはCランクチ-ムになるので、Cラ


ンク帯の依頼を見るとまだ大分残って居る様だ、今日で8月も終わり明日は9月に成る


と雨期が来るので冒険者が少ないみたいだ、二人でどの依頼を受けるか相談して居る


と他のチ-ムが俺達が如何するか考えている間に持って行った、二人は仕方が無いと


諦め他を探したオークの村の討伐&探索と言うのが有ったのでそれを取り受付に出し


た、すると受付嬢が「この依頼は複数での討伐に成るので単独のチームでは探索だけ


に成りますが」と言うので「それでもかまいませんが成り行きで討伐した場合はどう


なりますか?」と聞くと「そうなれば仕方が無いと思いますが1チ-ムでは無理だと


思われるので無理はしない様にお願いしますチ-ムが全滅するとギルドの管理が疑わ


れますから」と保身が入って居たが、俺達は「分かりました無理はしませんが場所を


教えて貰っても良いですかこの森初めてなので」と言うと「初めてですかそれでこの


難度の高い物を選ぶのですか?」と心配されたが取り敢えず受け、オークが何匹位居


るかとボスのランクとかを調べる事を受けた形に成った、町の北門から出ると直ぐに


魔の森に入れるので門からは500m位だ、二人でタグを見せて外にでて森に向かった


所に冒険者が出入りするので道が出来ていた、俺が森に入った感じはイグナスの森と


何らかわら無い印象でサーチを掛けても付近には魔物は居ない様だった、受付嬢に聞


いた方向に進み暫くするとオークが3匹歩いて来る様だ、木の後ろに隠れて待つと近


づいて来たのでサンザ-で痺れさせて声を上げさせない様にして止めを刺した、近く


にもう一つのグループが要る様なのでそうしたが上手く行った、そのグループは5匹


居たがバインドで拘束して止めを二人で刺した、魔石を取り出してオークは俺のバッ


クに収納して置いたこれで8匹だそこから暫く進むと村が有った、二人で物影に隠れ


て観察すると、村は総数は80匹位でボスはオークジェネラルの様だ、他にマジシャン


とファイタ-の上位種が居たが二人で殲滅する事にした、村の中央にオークを集める


為に魔法を撃ち中央付近に集まると俺がサンザ-レインを撃ち痺れ刺させてから、出


て行き止めを刺すがサンザ-が効かなかった奴がいるかも知れないので、注意しなが


ら行く事にして先ずファイア-を放ったするとあちこちからオークが集まったので、


サンザ-レインを放つと村のほぼ全体にサンザ-が雨の様に降り注ぎオークに当たっ


た、二人で止めを刺して行くとジェネラルが起き上がり吠えたが俺達には効かずに


俺がジェネラルを剣で切り倒した、全部で82匹居たが2時間程で魔石を抜き取りバッ


クに収納して行った、今日はこれで帰ろうかと話しながら俺が「ピロンと3回鳴っ


た」と言うと、「何それそんな音はした事が無いとスカ-レットが言った、やはりあ


なたは特別な人で神様がここに呼び寄せたのかもしれない」と一人悦に入って居た、


俺が行くよと声を掛けるともう夢が無いんだからと怒って居た、二人はギルドに帰っ


て来て受付で成り行きで村を殲滅したと報告したら受付嬢に「だから注意したのに」


と言われたが「殲滅したと言いました?今」と聞いて来たので俺が「そう言った」と


言うと「まさか二人で殲滅出来る数じゃ無かったはずでしたが」と言い「とに角魔石


を見せて下さい」と言う事に成り籠に出して行き丁度90個の魔石を出した、受付嬢


はそれを見て「本当の様ですねまさか二人でこの数を殲滅するとはどの様にしたので


すか?」と聞いて来たが俺は「それは秘密だ」と言うと受付嬢が「すみません要らぬ


詮索でした誤ります」素直に謝って来たので「良いですよ別に」と言って置いた、そ


して依頼の達成と魔石のお金を貰い帰ろうとした時に、奥の部屋から出て来た男性が


「お二方こちらに来ていただけますかと声を掛けて来た」二人でそちらに行き部屋に


招かれて入るとソファーを進められて座り、「私はここのギルドのサブマスタ-を


して居ますブライトンと言います」と自己紹介をして呉れたので、俺達も「ユキチと


スカ-レットです」と返して「それでどうして呼ばれたのでしょうか?」と言うと


ブライトンはここの魔の森は特別区で王都の管轄に成るのだが、王都の本部から「こ


ちらに優秀な冒険者が行ったのである事を頼んでみて欲しいと連絡が来たのがお二人


のチ-ムワカヤマでして是非お願いしたいのですが受けて貰えますか?」と言ったが


「俺は話を聞かないと決められない」と言うと「それはそうですよねただこの話は


他に漏らされたく無くて秘密にして欲しいのですが良いですか」と言いながら


「了承して下されば話しますが」俺とスカ-レットが顔を見合わせ頷き合い「分かっ


た了承しよう」と言うとサブマスが話始めた、「最近この魔の森から溢れる魔物が増


えて居るこちら側だけでなく森の裏側と言いますかマルイドの町やホイトナの町や


他の村にも度々魔物が溢れ、そんなに大量の魔物では無くて助かって居ますが


200匹とか300匹の単一の群れが出て来ており、なので何が原因なのか撫でなのかを


調べて頂きたい期限は有りませんし成功報酬は金貨100枚です」と一気に話したか


なりの難題だと思うが俺は「遣って見ると言い」スカ-レットを見ると頷いた、俺達


二人はこの件を受けたがサブマスに、準備が有るので整い次第出発する予定にする


と言ってギルドを出た、それから二人で食材とパンや野菜と果物を買い家に帰って


来た、俺は何か新しい魔法を考えていた前にも考えたが転移魔法とホ-リ-ランス


に風魔法の衝撃波を作り出した、他にも必要になると考えが浮かび易くなるかもしれ


ないのでその時の思い付きを魔法に変えて良ければいい魔法が出来るかも知れない、


そんな事を考えて居たが森の全体地図が無いかと思い明日ギルドで聞くことにした。



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