3 ちんこメンタリティとまんこメンタリティ

3 ちんこメンタリティとまんこメンタリティ



 SM理論で様々の現象を解釈すると、Sにありがちな傾向、そしてMにありがちな傾向が見えてくる。Sは男性によく見られるので、これをちんこメンタリティと名付ける。Mは女性によく見られるので、これをまんこメンタリティと名付ける。男性器と女性器の名前が付くのは、インパクトを狙ってでもあるが、話を本質に引きつけるためでもある。筆者は、Sの生じる理由を、男性器若しくはテストステロンに求める。あるいは性行為での性的役割に。同じく、Mの生じる理由を、女性器若しくは女性ホルモンに求める。あるいはやはり性行為での性的役割に。それが正しいか否かは、性別越境者であるトランスジェンダーの研究である程度明らかになるのではないか。元男性が、性器は男性器なのに性質はMだったのか。元女性が、性器は女性器であったのに、性質はSだったのか。これらが真であった場合、SとMの性質を性器や性ホルモンに求める考え方は間違いとなり、本論が掲げるちんこメンタリティとまんこメンタリティも名前を変更する必要が生じるが、果たして。答えは今後の研究次第である。

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