第4話


 午後は、外で実技教科だそうだ。


 え、俺は水を前にして温めるだけ?


「フハハ、お前、それしかできないのかよ。」


「ほんと、ご愁傷様。」


 はあ、まぁ、やるか。


 ふん!


 水は、1秒もたたずして消えた。


 え?消えた?うーん、蒸発か?


 まぁ、いい。あとは、どれくらいの時間出来るのかと、何回できるかと、同時に幾つできるか、だな。


 まずは、十個。えい!


 全部消えた。跡形もなく、消えた。


 次、三十個!やー!


 また、消えたわ。全部。制限ないのかな。


 容器の個数の限界、五十個!えい!


 あ、5個残ってる。つまり、45個が限界か。



 えーと、四十五リットルくらいで、えい!


 加熱は、そのまま30分できた。


 結構長く持つな。



 う、いきなり力がなくなった。


 今は、100回目。限界は100回か。


 あ、でも少しずつ回復をするのね。


 よし、じゃあこれで実験は終わり。

 後、この限界を伸ばせるかどうかだ。


 先生によれば練習で伸びるらしいしな。


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