第3話
某取りmさんの方が
引きずるのに楽も何も無いけど。いやそんなことはどうでもいいんだけど。ダメだすぐ脳みそが現実逃避したがる。
とりあえず、救護室に着いたので隣にいる、私の体、もとい「なんでですの」botをベットに放り投げる。ぽすん
お、私の体ってば!軽〜い!最近太った気がしてたけど、うんうん全然軽いね、華奢で可愛い
うんうん。うん、違う、また現実逃避をし始めるところだった。
えーと、なんか自分の顔をまじまじと見るの不思議な気持ちになるな、うーん
「あのー、もしかして、某取りmさんだったりー、します、?」
「だからあれほどその呼び方は辞めてくださいとお伝えしているでしょう!なんですか!某取りmさんとは!この小娘!」
わお、自分の顔と声で怒られるの気味が悪いな
しかもしかもその口調か〜キツイな〜
うん、でもこれではっきりわかった
「あ、はいはい、なるほど、あー入れ替わってるんですね私たち」
「あ、え?」
一旦怒ったら冷静になったみたい、うんうん
「そうでしたわ、私が何故か小娘の顔に、目の前に小娘と同じ口調の私が、、入れ替わり、?
なんでですの???なんでですの??」
おっと、一周まわってまたbotになってしまった
これ、一旦落ち着いてもらうにはどうしたらいいんだろ
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
えー結論として、なんでですのbotさん、もとい某取りmさんは30分ほどブツブツとbotという職務を真っ当に果たし(笑)急に静かになった。
「某取りmさん、落ち着きました、?」
できるだけ優しく声をかけてみる
「だから、あれほどその呼び名はやめて頂きたいと、、はぁ本当に小娘、あなたなのですね、、」
おぉ〜あんなに動揺していたのに、状況把握ができたらしい。感心感心。
私はといえば、もう開き直ったし、なんなら状況を楽しみ始めている。こういう所が庶民の図太いところだよね〜我ながら長所だと思うね。
「そうなんだよね〜どうやら入れ替わり(?)しちゃったみたいでさ、これからどうしようね〜」
「なぜこんなことに、、、」
「そもそも、某さんが私が突き飛ばしたところから記憶ないんだけど、それが原因だったりしない、?」
絶対原因それだと思うんだよね、てか突き飛ばすなよ人の事
もう腹たってきたから名前略そ、某でいいや
「もはやわたくしの名前が某になってしまいましたわ、、突き飛ばしてしまったことは申し訳ないと思ってますの。ごめんなさい、」
思ったよりもあっさりと謝るからびっくりした。
そこまで悪い人じゃないのは知ってたから、まあ突き飛ばしたのもなにか理由があったのかな、と納得してみる。
う〜ん、これからどうしよう
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