第4話
今日から、旅の始まりだ。
今回の依頼は芸術。
さて、どうすればいいか。
とりあえず、下調べか。
「芸術 とは」
うーん、抽象的なものが多いな。
よし、美術館にでもいってみよう。
じゃあ、ここにするか。
あらかじめ、予約して、よし行こう。
窓からは、薄暗い雲がかかっていた。
×+×+×+×+×
「はぁ、わからないや。」
「どうしたんだい?」
気づくと、お爺さんが隣にいた。
「あなたは?」
「ただの、通りすがりじゃよ。ところで、何か悩んでいるようじゃが。」
「あぁ。えっと、芸術って、なんなんだろうなって。」
「ははは。深いことを言うのう。まぁ、一言では言えないだろうな。」
「ですよね。」
「でも、人それぞれの価値観でいいなら、わしは美しいという感性だと思うぞ。」
「感性ですか。」
すっと、風が通り抜ける気がした。
美術館の室内だが。
「まぁ、そう深く考えなくてもいいんじゃないか。」
「なるほど。」
「頑張れよ。」
そう言って、その人は去っていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます