第5話



 本当に、なんなのだろう。


 幾何学模様や、ただの丸に芸術的価値があったり、かと思えば塗り重ねられた時間に価値がついたりと、かなり複雑だ。


 目の前のポスターには、こう書かれていた。


「感じろ。芸術を」


 ただのキャッチコピーじゃない気がした。




×+×+×+×+×




 結局、わからなかったが、少し分かった気がした。

 目の前の真っ赤な夕日は、とても綺麗だった。


 そうだ、芸術とはこういうことなのだ。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る