第1章の登場人物
【エレナ】(6歳)
痩せ細った体と手足、肩まで伸ばした黒い髪と、頬にある三本の線のような傷跡が特徴の少女。
口減しのために村から捨てられた。
捨てられた時の持ち物は、白い薄着一枚だけだった。
村でもあまり食べ物を与えられていないため、身長は低く、体重は軽い。
十分な教育が与えられていないため、話し方や感受性は幼いままだった。
【黒龍】(不明)
鉄のように硬く黒い鱗を全身に纏った古の龍。
長い爪は外敵の体を易々と貫き、口から吐く炎は万物を焼き尽くす。
さらに、並大抵の攻撃では、傷一つつけられない強靭な肉体を持つ。
デュオリンク大渓谷で産まれ育ったため、大渓谷で知らないことはほとんどないが、反対に外の世界の情報はほとんど知らない。
人間に興味は無かった。
しかし、エレナは違った。
それは黒龍自身にも分からないことだった。
【生き延びた男】(不明)
デュオリンク大渓谷に果敢に挑み、手ひどい仕打ちを受けてもなお、命からがら生還した男。
ある国では英雄と呼ばれ、民衆には神格化されていた。
仲間が殺され、自身も片腕と片足を奪われた。しかし、道中で見つけた痛みを感じなくなる腕輪を身につけていたため、失った足の断面に木の枝を刺し、その場しのぎの義足を作って脱出した。
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