第4話
大地の草は風でゆらゆらと揺れている。あたりは草原である。前線に思いっきり突っ込んできた。僕たちは銃をもっている。対立している国同士のカストル国対、デネブ共和国の戦いだった。カストル国は先制攻撃をするため、一個の師団を集めて、攻撃を命じた、そこには僕、ルーカスがいた。僕たちは兵隊で国のために戦うのだった。ぼくは、国のために死にたくはなかった。だから、生き残る方法を考える、前線に出てきて、先制攻撃をした、すると相手の適地から、どんどん、敵がなぎ倒されていく、しかし、攻撃は続かず反撃されてしまった。味方がバタバタと鉄の塊にうたれて、倒れていく、銃声の音が四方八方から聞こえていく、僕は恐怖で足が震えてしまった。そして、銃に打たれ、倒れて気を失った。気を失った後のことは、僕にはわからなかったが、病院にいた。病院のベットで眠っていたらしかった。腹にけがをしていて、ずきずきする。看護師さんが、来て、様子も見ていた。「大丈夫、気分はどう」「気分はいいよ、悪くない、ところで戦況はどうなった。」「まだ、五分五分らしい、戦況に変化はないよ」「ふうん」「いつまで戦争は続くんだろうね」「あと、一年ぐらいは続くんじゃないかな」と僕は少し痛みを我慢しながら言った。実際にもう2年間戦っている、たくさんの仲間がなくなっていた。この国の未来、いや、この星の未来はどうなるんだろう、ルーカスは不安になっていった。宗教上の争いのこの戦争は結局どっちかが滅ぶまでまたは、妥協するまで戦い続けるだろう。大変なことに巻き込まれたと、ルーカスは思った。実際、神を信じている者はどのくらいいるんだろう、信仰していても、疑問に思うのではないだろうか、僕たちは、洗脳されているのか、はたまた、神は天から見ているのか、ほんとのところはわからない。なんでこんな争いをしているんだと思った。ずっと、昔にこんな話があった。「僕たちが探しているのは、僕たちの内部にあるものだ。それを、見つけ出すには、遠い星に行かなければならない」と老人は言った。「遠い星に行って誰に会うの、」と子供たちは言った。「誰かはわからないが、与えるものによって僕たちのかけらが一つになる」「へえーじゃあ、僕たちは何かかけているんだ」「きっとね、その与えるものにも、なにかが欠けているんだよ、僕たちはそれを補いあえるんだ。」とこういう話があった。昔の有名な話だった。きっと寓話の世界の話だったと思う、しかし、ぼくたちは、何かないのではないかと思ってしまう。そのなにかいつか、僕たちに与えてくれるのかもしれなかった。
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