第2話
太陽光がぎらぎらと照らしていた。大地は静まりかえっている。ここは、静かで寒い場所だった。「ねえねえ、いつになったら、完成するの」とオリビアは言った、「まだまだ、だね。完成が待ち遠しいよ」とジョンソンは言う。
「遊んできていい」
「遠くまで行くんじゃなかったらいいよ」
「じゃあ、行ってきます」とオリビアは、水平線まで続く大地に足を踏みいれた。
ここは、静かで閉ざされていた場所、そんなところに僕たち2人は閉じ込められてしまった。助けを呼ぶにも、この円盤みたいな機械をうごかさなければ、ならないもしかしたら、僕たちは一生、このままかもしれない。ここから出れない、囚人見たいな気分だ。僕たちは、遠くの場所に飛ばされた使者だった。もともと、すんでいた場所はここから遠くの星である。ある日、神のお告げを聞くものから、「君たち2人はここから、遠くの星まで、行きなさい、そしたら、この星の未来を切り開くものが現れるかもしれません。」と言われた。そして、いま、僕たちは火星と名づける場所にいる。遠くの場所に行って何もない大地をいま、足で踏んでいる。残念だと、ジョンソンは思った。何かを間違えたのだろう。僕たちは、数奇な運命をたどるかもしれなかった。オリビアに迷惑をかけてしまう。そうおもった。オリビアは、無頓着な性格だった、。「別に、いいよ。」というのが口癖で物事をあまり理解しようとしない面があった。ジョンソンは、そういったい一面を受け止めていた。しかし、このいま、危機的状況の中で理想的な予測を見積もっているオリビアに不安になったが、まあ、完成したら、動くし、いいかとも思った。
昔オリビアに僕たちの星について話したことがある、。「僕たちは、心臓部分の核によって生きているんだよ」とジョンソンは真剣な顔で言った。「なんで、僕たちは生きているの」とオリビア興味あり気な顔で言った。「神様によって、つくられて、僕たちを作った神様は僕たちに期待している」
「何に期待しているの、子孫繁栄?環境汚染の提言?」
「いや、僕たちはある使命を背負っている、一人の生命によって我々は欠損した何かを取り戻せるのだ。」
「いったい何が、私たちに足りないの」
「それはわからない、けどいつの日かわかるときがやってくるさ」とジョンソンは向き合うように言った。
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