幕間② 松江萌菜と茉奈の休日
目を覚まし、時計を見ると午前9:00。遅刻!……じゃないも~ん。だってね、今日は日曜日。いつまでも寝てていい日! もなぴ日曜日だ~い好き。もう一回寝よ~っと。
「おねーちゃんおきちぇーーー!!!!!」
やだ! 起きないもん。と、許してくれないのが幼稚園児。必死にベッドにしがみつくもなぴを引っ張っているのが、妹の
「茉奈どうしたの? お姉ちゃん寝るのに忙しいんだけど」
「あのねあのね、デパートにね。プニキュラ来るんだって! マナも行きたい!!!」
「う~」
寝たいのに~。幼稚園児は遊ぶのが仕事だけど、高校生は寝るのが仕事なのに~。
「お~き~て~。おねーちゃーん」
「わかった。わかったから揺らさないで」
仕方ないなあもう。帰ったら絶対お昼寝するもん。
※※※
というわけで、妹を連れてデパートへ。いっぱい人がいる~。みんな、寝なくていいのかな……?
「おねーちゃんこっちこっち」
「わかったから茉奈、引っ張らないで」
そのまま最前列まで連れていかれちゃった。周りに小さい子しかいないよう。もなぴ高校生なのに……
「よーし。じゃあみんなでプニキュラを呼んでみよー。せーのっ」
「ぷにきゅらーーーーーー!!!!!!!」
耳が壊れちゃいそうなほどの大音量。その中でも茉奈の声が特に大きい。茉奈、プニキュラ大好きだもんな~。
あ、プニキュラが出てきた。プニキュラたちのダンスに合わせて、周りの子たちもみんな踊ってる。ふふっ、かわいいな~。……もなぴは高校生だから踊らないもん!
※※※
「プニキュラかっこよかったね、おねーちゃん!!!」
「そうだね~。かっこよかったね~」
もなぴも結構楽しんじゃった。いっぱい叫んで、喉からから……。でも、あそこはちょっと怖かったな。プニキュラがピンチになって敵がステージの下に降りてくるとこ。襲われそうでびっくりしちゃうんだよね……。すぐにプニキュラがやっつけてくれてほっとしたけど。
「おねーちゃん、マナおもちゃ見たい!」
「だーめ。この間お誕生日プレゼント買ってもらったでしょ?」
「ちょっと見るだけ! だめ?」
「もー。そう言って、茉奈すぐ欲しがるじゃん。……あれっ」
涼音ちゃんと学くんが並んで歩いてる。デート……ではなさそう。たぶんばったり会った感じだ。もなぴの恋愛レーダーはお見通しなのだ。えっへん。
「おねーちゃん。どーしたの?」
「あ、ううん。ごめんね。なんでもないよ」
でもやっぱり、二人でいる時すごく楽しそうなんだよね。絶対お似合いだし、このまま付き合っちゃえばいいのに。もなぴにも何かできることないかな……あ、そうだ! 良いこと思いついちゃった。ふっふっふ。
「おねーちゃん、おもちゃ見に行こ~よ~」
「わかったわかった。もう、しょうがないな~。ほんとに見るだけだからね?」
「やったー。マナねマナね、プニキュラに変身するのが欲しいの!」
「だから見るだけだって~」
と言いつつ、マナがかわいくてつい買ってあげちゃうんだ。妹に甘すぎるダメなお姉ちゃんです……
「早く行こ! おねーちゃん」
「はいはい」
学くんと涼音ちゃんには、幸せな恋をして欲しいな。
そして、もなぴもいつか……
―――――――――――――
いつもありがとうございます。
昨日のpvは過去最高の336に達し、本当に感謝でいっぱいです。
そんな中、申し訳ないのですが次の更新は2、3日空いてしまいそうです。その分おもしろい作品を書けるよう頑張りますので、更新した際にはまた訪れていただけると嬉しいです。
また、合わせて連載中の『幼馴染が欲しいと愚痴っていたら、学校1の美少女が幼馴染になってくれた~あれ、幼馴染の意味わかっていますかね……?』(略称『幼幼幼』?)の方はしばらくストックがありますので、未読の方は是非一度読んでみてください!(宣伝です(笑))
https://kakuyomu.jp/works/16818023213033432284
それでは、今後ともよろしくお願い致します。
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