登場人物紹介① 幸福の花

◇スガワラ・ユタカ(所属:幸福の花)

 本編主人公。現代日本から異世界へと転移してきた社会人3年目の男性。魔法とは無縁のつもりが、無意識化で言語の翻訳と通訳の魔法を使っており、誰とでも会話することができる。戦闘能力は皆無。

 前作終盤にて、自らギルド運営することを決意。後述する魔法使いの女性ラナンキュラスと交際している。



◇ラナンキュラス・ローゼンバーグ(所属:幸福の花)

 通称「ラナさん」。町はずれの酒場「幸福の花」の店主であり、ギルド「幸福の花」に所属している。「ローゼンバーグ卿」と呼ばれる大魔法使いでもあるが、戦いの表舞台にはあまり出てこない。

 肩にふれるくらいまでの淡い紫色をした髪が特徴。一人称は「ボク」。



◇スピカ・コン・トレイル(所属:幸福の花)

 前作主人公の女の子。王立セントラル魔法科学研究院を中退後、ギルド「幸福の花」に所属。魔法使いの免許を持っていないため、まだ魔法使い見習い。風属性の魔法と重力魔法を扱える。

 茜色で外はねの髪形。元気で真っ直ぐな子だが、若干、空気が読めない。



◇マルトー・ポチョムキン(所属:幸福の花)

 辺境の貴族「ポチョムキン家」の御曹司。常に高慢な態度をとる小太りの男性。後述する、幼馴染の魔法使いパララからの頼みでスガワラのギルド運営を手伝うことになった。戦いはまったくできないが、ギルド運営や法律関係の知識に明るい。



◇アレンビー・ラドクリフ(所属:知恵の結晶、幸福の花)

 「知恵の結晶」に所属する魔法使い。補充人員として「幸福の花」に派遣されている。ラナンキュラスを神格化しており、普段はクールな女性だが彼女の前では一変する。火属性の扱いに長けており、元は王立セントラル魔法科学研究院を首席卒業した実力者。異世界の競技「魔法闘技」のスター選手でもある。深紅のロングヘアーを右側にまとめている。

 



◇ランギス・ベルモント(所属:ブレイヴ・ピラー、幸福の花)

 「ブレイヴ・ピラー」所属の剣士。補充人員として「幸福の花」に派遣されている。恰幅のいい中年の男性で、見た目からは剣士と想像できない。突出した実力はないが、自ら剣を振るい、戦闘指揮も執れる。回復魔法もわずかながら使用できる「なんでも屋さん」。



◇ブルード・マスタング(所属:なし)

 ラナンキュラスの営む酒場「幸福の花」の料理人の男性。筋骨隆々の肉体をしているが、すべて「魅せる筋肉」であり、実戦向きな鍛え方はしていない。スガワラやラナンキュラスより年上のため、彼らの良き相談相手でもある。



◇ルーナ・ユピトール(所属:なし)

 スピカの師匠であり、親代わりをしている女性。かつて王立セントラル魔法科学研究院にて「ユピトール卿」と呼ばれた魔法使い。驚異的な魔力を有しながら人に向けて放てないという欠点も抱えている。スピカ同様に重力の魔法を扱える。スガワラが見え上げるほどの長身で、真っ黒な髪と真っ白な肌が特徴。

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