光の花と悠久を舞う鳥

武尾さぬき

前書き

簡単な説明と国・組織の紹介

※本作は同筆者作、「幸福の花は静かに笑う」、「閃く星は空を翔ける」に続くシリーズ3作目にあたります(外伝的な位置付けで「白と黒の聖女」があります)。


 本作からでもお楽しみいただけるよう登場人物の紹介、物語の舞台となる国や組織について簡単に説明を入れます。


◆幸福の花は静かに笑う

(URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330647998045645


◆閃く星は空を翔ける

(URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330659422024921


◆白と黒の聖女

(URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330655920324577



 過去作お読みいただいた方は飛ばしてもらっていい内容です。


 また、ボリュームもありますので、読み進めていくなかで不明な人物や単語を見つけた際に振り返ってもらってもいいかと思います。




■■ 国と組織 ■■



◇アレクシア王国

 本編の舞台となる王国。魔法科学の発展がこの国の発展と言っても過言ではない。上空から見下ろすと分度器型の国で、90°の位置に王城が建てられている。



◇王立セントラル魔法科学研究院

 前作「閃く星は空を翔ける」の主な舞台となった王立の名門魔法学校。現代日本の国立の4年生大学の位置付けに近い。



◇剣士ギルド ブレイヴ・ピラー

 アレクシア王国最大規模を誇る剣士ギルド。魔法ギルドといった他組織と比較してもその規模は圧倒的。通称「3傑」と呼ばれる人間が組織のトップに君臨している。



◇魔法ギルド 知恵の結晶

 アレクシア王国最大級の魔法ギルド。後述する魔法ギルド「やどりき」と比較して、こちらは近年急速に規模を拡大している新進気鋭の組織。



◇魔法ギルド やどりき

 アレクシア王国最大級の魔法ギルド。「知恵の結晶」とは異なり、「最古の魔法ギルド」と言われる組織。伝統と格式を重んじる傾向にあり、組織としての方向性は知恵の結晶と異なっている。



◇魔法ギルド トゥインクル

 アレクシア王国の魔法ギルド。規模は中堅だが、「ブレイヴ・ピラー」と協力関係にあり、お互いに人員のやりとりをしている。



◇多目的ギルド 幸福の花

 本編主人公のスガワラがギルドマスターを務める組織。「ブレイヴ・ピラー」と「知恵の結晶」が協力して立ち上げた連立ギルド。同名の酒場が本部の近くにある。物語は、このギルドの始動とともに紡がれていく。




■■ 用語 ■■



◇まもの

 魔物ではなく「まもの」。人型をした墨汁の塊のような生き物。大きさは1m程度のものから2mをゆうに超えるものまで確認されている。街の外――、特に過去の文明のものと思われる遺跡によく出没する。意思をもち、時には徒党を組んで人を襲ってくることもあり、異世界で人類の敵とみなされている。



◇魔鉱石

 魔力が秘められた鉱石。街の灯りや路面電車の動力源となっている。遺跡に大量に眠っていることが多く、アレクシア王国を含めた様々な国が発掘を行っている。まものの亡骸から生成されるものだが、この事実を知っている者は極々限られた人間だけである。



◇精霊

 魔法の力を司る存在。目視はできないが常に存在している。魔法は、特殊な呪文や触媒となる道具を用いて精霊の力を借りることによって発動しているとされている。



◇標準魔法

 火・水(氷)・雷・風・土の属性魔法のこと。使い方が明確に理論として構築されている。各属性ごとに上・中・下の格付けがされており、名前を付けられている。異世界の魔法使いは皆、基本的にこれらの魔法を習得している。人によって属性に相性があり、ほとんどの者は1つの属性に特化している。



◇特異魔法

 標準魔法とは異なり、発動の理論が構築されていない魔法の総称。これを扱える魔法使いは特別視されることが多い。



◇マジックアイテム

 魔力を付与した特殊なアイテムの総称。この異世界でもっとも広く普及しているマジックアイテムは「魔法の写し紙」。対になった2枚――、もしくはそれ以上の紙で、1枚に文字を記載すると対を成すものにそれが浮かび上がるアイテム。遠距離での連絡手段に用いられることが多い。



◇魔技師

 マジックアイテムの開発・作成を専門に行う魔法使い、もしくは職人の総称。魔法学校ではこれらの専攻が魔法使いとは別に存在している。

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