同窓会

@moon4649

第1話 成人式前日

「明日は成人式だし、しっかり準備して行ってよね」そう母に言われて僕は嫌な顔をしながら「わかってるよ。」そう冷たく言い放った、母は納得したかのように何も言わなくなった。正直僕は明日成人式が終わってからの同窓会があることが1番嫌だった。理由はこの地元の中学時代やつらがクズみたいなやつらだったからだ。振り返って見ると小学校まで凄く楽しかった、だが中学校に入るとその町の近くにある小学校の生徒も中学校からは一緒の生徒なるのがこの町のしきたりみたいなものだった理由は1つ町に中学校が1つしかなかったからだ。今思えばもしアイツらが中学時代に居なかったらどんだけ良かったかとつくづく思ってしまう。過去なんか変えることは出来ないのに何故か考えてしまう。

あの頃アイツらが来たことによって中学時代は本当に最悪だったのだから⋯

「あんた明日も早いやから早く寝なさい」と母親が言うてきた 僕は無言のまま部屋に戻り中学時代の卒業アルバムみた。なんでこんなアルバム見てるんだろうと自分でもわからなかった。久しぶりに会うのに名前を覚えているか心配なんだろうか⋯それとも忌まわしきやつらの顔を確認するためだろうか。僕はため息をついてアルバム閉じ 寝ることにした。

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