雨のすじの間からまぼろしを見た。
雨のすじの間からまぼろしを見た。
夜の、灯りと ひらけた 土 囲む 木々
音 風の、ここでわたしは生まれた
見えない視線がぴとぴとと蜘蛛の巣を張り
空想を埋めるのは光と音
ぼうっとするというやりかたはしらないけれどからだはぼうっとするやりかたをしってい
てからだがぼうっとするとあたまもぼうっとします
持って出てきた珈琲の指に感じるあたたかさと 上がったばっかりのお風呂の洗剤の匂い
が
「現実に引き止める」とは何かということを思い出させる
かえり道は昔へ遡るよう
帰った家はわたしのお腹の中でした
20210519
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