喩機の暗病の何火で獨り雌覺めてゐること

喩機の暗病の何火で獨り雌覺めてゐること

手折れる癪寢角光芒の名歌で獨り見身澄ますこと

藏く實ったわ他氏の身

倒って片見とするか

黑々と掻き潰した矛怨の子穢を獨り詐溜めること

自昇華文字と言葉である

刺して首って阿含めよ子死尊孫

わたしが祓むのは詩だけだ


20220506

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