大きな眠りは深い地下で育てられた

大きな眠りは深い地下で育てられた

ぶ厚い腐葉土を越えて目覚め

 互いに口を利き 気を心地良く使いあって

  かつて、やがて在るものに熱中し

   (これを悲しく思う者は、ヒトの苦しみを糧にする者だ)

 明日の不安に見張られて眠る。

長い眠りについた

地の上にも下にも苦しみは無かった

その間に境い目は無かった

世界が眠りを癒していた

そしてヒトの未来を憂えたりする 私の未来を憂えたりする

――起きるためには考えることは止めなければならない

  考えることは世界からの癒しだから。

縦に真っぷたつがいいと思います、頭から

刃を思い切り振り被らなければいけません

夜なので

  真夜中なので (自分とかその人の、やる事に

  意識があると言ってはいけません)


20190324

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