290RPG

@nisimunmun

第1話

ゲーム内にて…

モブA「大変です!よりによって明日発売のヒーローハートですがうちのゲームデータの勇者だけバグか何かで消えました!」

モブB「どうするんだよ!勇者がいなきゃ主人公がいないからゲームが成り立たないじゃないか!」

モブC「探すか!どこに行ったのか!」

モブD「バカ!間に合わねぇよ!明日だぞとにかく王様に報告するぞ!」


ナレーション「どーも!どーも!突然ですがナレーターです!いやいやいきなりドタバタですね!今から国王の所に行くみたいですね!はてさてどうなることやら?続きをどうぞ!」


モブA「王様!大変です!勇者のデータが消えました!」

王「ふーん、そりゃ大変だ(鼻ほじほじ)……

えっ!?なんだって!?勇者が消えた!?どうすんの!?」

モブA「だから大変だって言ってるじゃないですか!どうするんですか!?」

王「ワシがなるか!勇者に!」

モブB「およびじゃねぇよ!じじい!」

王「今、ワシにじじいと言ったか?キサマ!」

モブC「そんな小さいことで争ってる場合じゃないですよ!」

王「王に対して口が過ぎるじゃろ!こいつは許さんぞ!」

モブD「そんなことより新しい勇者を決めないと!」

王「そうじゃった!そうじゃった!ムカつくからモブBおまえがやれ!」

モブB「嫌じゃじじい!なんだその理由は!」

王「またじじいと言ったな!おい誰かこいつを打ち首にしろ!ゲームオーバーじゃ!」

モブA「だからそんなことしてる場合じゃないんだって!勇者役をを誰かに振らないと!このゲームが無くなるんだよ!」

王「くっ!仕方ない!役職の無い奴のキャラクター名簿を持ってこい!急げ!」

モブA「はい!持ってきました!どうしますか?」

王「ルーレットにそいつら全員書け!」

モブA「膨大な人数ですよ!?」

王「手分けしてやれば終わる!さあ早くするんじゃ!」

モブABCD「わかりました!」

3時間後…

モブABCD「終わったー!」

王「よし!じゃあ回すぞ!ルーレットスタート!」

ドゥルドゥルドゥルドゥルドゥル~ダン!

止まったのは290番だった

王「よし!今から勇者はこの村人290番だ!おまえらここに連れてこい!」

モブABCD「わかりました!」

ナレーション「ようやく勇者候補が決まったようですね!果たしてどのような人物なんでしょうか!それでは続きを見てみましょう!」

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