第26話 ベータ完結、方向音痴、夏の野球
今日は次の3つの話をさせていただきます。
(1)ベータ1/スイッチオーバーが完結
(2)方向音痴の話
(3)野球の話
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(1)ベータ1/スイッチオーバーが完結
https://kakuyomu.jp/works/16818023213370557788
『β1/SWITCH OVER』が2024年5月26日、先ほど完結いたしました。
元々、試作的に書き始めたSFものですが、中途半端でした。やはり公開する以上はある程度仕上げてからにすべきでした。反省点が山盛り状態です。
内容は、遺伝子変異によりベータ1と呼ばれる人の新種が現れ、差別され、やがて従来種と争うという物語です。反省点は以下の通り。
①登場人物が多く、20年近くに渡る過去編のストーリーなのに、年齢やキャラクター設定が緩すぎて、破綻しかけました。主人公は誰なんだ?
②かなりラフなプロットで始めた事もあり、ストーリーが混乱気味。
込み入ったところは未来視点で箇条書きっぽくすればいいやと最初思っていましたが、それじゃあプロットそのままじゃん、ということできちんと書く事にしました。その結果予定の倍の8万字になってしまいました。
③ストーリーの骨格がくずれた。
元々、メインストーリーはレナとスカイがメレオン島に隔離に行くことだったんですが、矮小化されちゃいました。逆に悪役のキリーが目立ってしまい……、映画ターミネーターのパターンですね(悪役のシュワルツネッガーが主役になっちゃった)。
でも反省=勉強になりました。次に活かしたいと思います。
ちなみにこの話にはF1という種も出てきますが、現在公募中の『f2』という5万年後の未来を描いた作品があり、そこに少し繋がっています。いつかカクヨムでも公開したいです。
◇ ◇ ◇
(2)方向音痴の話
えりぃさんのエッセイを読んで書きたくなりました。
えりぃの創作日和✏️🖼️🎶
第10話 両親は関西出身、私は関東育ち https://kakuyomu.jp/works/16818093077375261804/episodes/16818093078054018828
『話を聞かない男、地図が読めない女』って書籍知っていますか?
20年以上前の本ですが、言い得て妙です。男と女の脳の違いだそうです。
しかし!! 私はなんと『話を聞かない男、地図も読めない男』なんです。
『話を聞かない……』 ええ、そうですとも。違うんです。人の話し声が聞こえなくなるんです。信じてくれ~
『地図を読めない』 ええ、そうですとも。
生まれ育った田舎が、国道1本に小さな町という迷いようもない所だったからでしょうか。昭和の時代、車に乗るようになって道路地図が必携になりました。さらに方向により地図をぐるぐる回転させないと進行方向がわからないという音痴っぷりでした。その内車酔いして気分が悪くなると言う……
家族には迷惑をかけました。初デートで迎えに行くのに道に迷って1時間遅刻。海外旅行では街で完全に迷って右往左往で喧嘩。ルーブル美術館では彷徨った挙句モナリザには会えず。
時は平成、私はついにスマホという強力な武器を得ました。これで東京すら楽勝です。しかし罠はあったのです。私はスマホが苦手なんです。
あれは今から7年前、7歳の娘を連れて新宿の某所に向かいました。新宿駅内でスマホで行先と経路をチェック。10分で到着するとのこと「すぐじゃん」。娘の手を引き意気揚々と経路を進みます。
(あれ、一度駅の外に出たのに、また駅構内に入るという経路表示、何だろう)
首をかしげながら経路通りに行きます。しばらく行くと、あれあれ経路がだんだん複雑になっていきます。
(おかしい💦)
あらゆる地点情報を必死に確認しながら、そしてスマホを注視しながら経路を進みますが一向に着きません。
(このアプリ壊れてるのか? それともGPSがおかしいのか?)
焦ります。その場所までは1kmくらいのはずなのに1時間(4kmくらい)歩いても着きません。娘が疲れ果てています。
結局1時間30分かかって目的地に着きましたが、その時初めて気が付きました。 私は経路検索を『車』でやっていたんです、『徒歩』でなく……
知りませんでした。その違いを…… アホだ。
◇ ◇ ◇
(3)野球の話
今日、下の素敵な作品を読みました。
烈火の如く!/平木明日香
https://kakuyomu.jp/works/16818093078058831217
それで思い出しました。私は高校野球でセンターを守っていました。打撃は粗いのですが守備はそこそこ自信がありました。脚は遅いんですが、打球の読みが出来たんです。うちのエースはそこそこ球が早く、相手はあまり引っ張ることができません。そこでいつもライト寄りに守ります。いわゆるシフトですね。これが当たる。また視力が良かったので、打たれた瞬間に、打球の行方が大体わかりました。
センターは難しいんですよ。打球がどれくらい伸びて来るかわかりにくいですから。守備では三つ記憶に残っていることがあります。
一つは強豪高校との対戦です。センターで守っている時に高校で経験した中では最も大きな当たりを打たれました。大飛球でした。脚の遅い私は平木さんの作品ではないですが、ボールから目を一度完全に切り、バックスクリーンに向かって全速力で走りました。ちらっと振り向くと落ちて来る白球が見えました。さらに後ろ向きのまま走りながらグローブを差し出すと、奇跡的に球を捕えることができました。それからそのままフェンスにぶつかりましたが落としませんでした。
はるか遠くでみんなが見ていますが、取れる訳がないという雰囲気でした。私がグローブを上げるとみんながどよめきました。打ったバッターはがっかりしていました。まぐれなんですが超気分が良かったです。
ちなみに、エラーもそこそこしていますが、それは書きません(笑)
二つ目は地方大会の決勝でしたかね。接戦、相手攻撃でランナー2塁。私は人生で一番集中していました。捕手が真ん中寄りに構えています。センターの私に直感が走りました(このバッターだと打たれる。センターやや左方向にライナー性の当たりだ)
私はショート方向に5歩程度守備位置をずらしました(ここに来る、いや、ここに打てよ)
すると本当に思い描いたライナーが来ました。私は走って勢いをつけてワンバウンドで捕球し、そのままの勢いでバックホームします。ちなみに私はノーコンなんですがバックホームだけは緻密な返球をする自信がありました。
返球の時、セカンドのキャプテンが中継に入りましたが、私は無視してホームにダイレクト返球しました。キャプテンのはるか頭の上を送球が通り、キャプテンが思わず「バカ!」と言ったのを覚えています。まあ当然ですね。
しかし、私の返球は、思い描いた通りキャッチャーにワンバウンドで届き好返球となりました。ランナーはホーム手前でタッチアウト。その場面は翌日の新聞にも載って気持ち良かったです。
はい。良かったことしか書きませんよ。送りバント失敗してダブルプレー、しかも一塁でこけて捻挫全治2週間とか(笑)
三つ目はたいしたことは無い内容です。
地方大会代表として夏の南北海道大会に臨んだ時、その試合は、またまた接戦でした。緊迫したゲーム展開が続いています。しかし、丸山球場の外野の雰囲気は違いました。私のまわりに小鳥が何羽か降り立ち、ピピと鳴きながら餌をさがしています。ほんわかしているんです。俺はピクニックに来たのか? という感じ。そしてその日は天気雨が降っているのに外野は明るくて。異世界のようです。「なんだかな~」 私は緊迫したゲームとのギャップに呟いていました。でもなぜかいい想い出です。
ちなみに試合は0-1で負けて甲子園の夢は叶いませんでした。
一番覚えているのは試合前に北大の練習場に行く時にチームメートと松田聖子の『青い珊瑚礁』や『赤いスイートピー』を合唱したことです。男子高校生っておかしいですね。18の夏でした。
それでは
(2024.5.26)
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