第9話 鳥の父親とは私以外にいないだろう。
名前は【鳳凰】。厨二という高校生みたいでキーュトだろう?【燕】の他にも違う女の腹に宿した子で【エナガ】とかいう娘がいたが、、、男に売った。女性の生理が苦手な私は愛しい娘を薄汚い耄碌した男に売った。多分、、、胸も可愛らしく膨らんでいた頃だし、、、あの子は襲われただろう。いや、、、逃げたかな。
そんなことはどうでもいい。
あの夜、、、バースデーを開いた。【燕】が用済みになったからだよ。顔立ちは愛していたが殺した妻に似て愛らしく童顔だった。クリームとイチゴの代わりの血と精液で汚れる顔を見たかったな。そう。そっちの性癖なんだ。女とも親友として寝れるが同性が好きなんだ。特に純粋な子を。無理やり私の元へ堕とすのがつい癖になる。
しかしながらシステム開発に寄りかかっている私にこの子に構っている暇はなかった。
私は世界を動転させたかったのだ。
システムは成功した。今まで地獄にいた者たちに救いの手を。そう思いながら造り出した、システム。のちに犯罪に使われるとはな。しかしながらいい気分だったさ。自分の仕事に決着がつけれた時は。
バースデーの話に戻ろう。そちらの趣味のトモダチを集めて穢そうとしたところに、、、1人の後輩に地獄への片道切符を渡した。ーーのちの【隼】君ーー。僕の好みだ。穢したいのに。そううまくいかなかった。彼は孤独を愛しながら希望を持っていく男だったようだ。バースデーに招待したらーーー私の経歴を知っていながら、反発をした。私がその場にいなかったことをいいことに、あの子【燕】を鳥籠に入れようとしていた屑どもを殺風に殺した。
殺し慣れていたのか。そこまで調べていなかった自分が甘かった。悔しい。後で調教してやろうと心に決めた。
後になって知る。彼もまた、地獄というものに縛られている。孤独という地獄だろうか。
彼の経歴は元警察テロ対策本部所属。
彼はそこで色々な意味で自分が嫌になっていたのか、犯人を殺してしまった。過失として取り扱い、人質も助からず首になった後だったとはね。
【鳳凰】日記一部より。
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