友達以上…恋人未満…

秋海棠

第1話

2人は、友達?恋人?

いや、どちらにしても

仲がいいの分かっている



「なぁ…最近、お前…俺に冷たくね?」


「そうか?」


「俺の…気のせい…か」


「あ、あぁ…」


ずっと

こういう仲が続くと思ってた


あいつが

他の男と仲良くしてるところ

見かけた俺は

むしゃくしゃしてた



「ん?」


「…別に」


「何も無い」

素っ気ない


「いつもの俺ってなに?」


「……」


「いや、なんでもね…」


「なんでもねぇーよ!!」


俺は…

あいつの手を払いのけた


「…ごめん」


最近…

あいつといると

なんか、調子狂うというか…


恋…?

はぁ、俺が…あいつに?


ま、さか…



「…ん?」


「普通だと思うけど…」


「俺も、忙しいんだよ」


「…え、あ…ぃや、俺は、自分で勉強するか…」


「「一緒に勉強したいの…」」


そう言うあいつの訴えかける瞳に

俺は…あいつと一緒に勉強始める


「…あー、もう、頭…パンクしそうだわ」


俺は、そう言い

ベッドに横になる


「…俺、今回、諦める…」


「……いいよ、赤点でも」


「………zzz」


俺は、いつの間にか

寝てしまっていた


「……ん…?」


俺は、薄目をあけた…

目の前に…??

いや、俺の胸板に…あいつ…??


「……ちょ、な、なにしてんの?」


「……」


「…は?、な、なに……んっ...///」


あいつは

俺にキスしてきた


「…ちゅ…」


「…ちょ、」


俺は、あいつから離れようとした


「………」


こ、これ、どういう状況なの?


「…んっ...///んっちゅ」


「……ま、待てって!」


俺は、あいつを

引き離す


「…お、俺ら…つ、付き合って…ねぇし」

「…こ、こんなこと…」


「…ぇ、でも…」


「はぁ?…」


「…いや、そうじゃねぇけど」


「………」


なにか腑に落ちない…



「………」


「…こ、こういうのはさぁ、段階っていうのあるじゃん…」


「お、俺は…お前のこと、好きだけど…」

「お前は…俺の事、好きじゃねぇだろ?」


「…好きになるように頑張るって…」

「そういうもんなのか?」


「…まぁ、そうだけど」


「やっぱり…その付き合うのは…好き同士…」


「…その、なんか無理やりって感じで嫌かも」


「…う〜ん、まぁ、今のままでもいい、かと。」


「いや、そうじゃねぇよ」


「あーもー、好きとか嫌いとか…」


「ワケわかんなくなってきた…」


「…あ、あぁ」



俺らの恋は…

何処に向かってるのか?

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友達以上…恋人未満… 秋海棠 @syuukaido

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