2話目
「ええ、今日、今すぐ。私はリュウくんと一緒にいる時間がもったいないから。私はリュウくんと一緒に冒険したいから」
「冒険?どこに?」
「そうね。どこがいいかな。あ、そうだ。私はこの前、ある噂を聞いたの。世界の果てにあるという、伝説の島のこと。そこには、神秘的な力を持つという、七つの宝石があるらしいの」
「七つの宝石?」
「うん、七つの宝石。それぞれが、火・水・風・土・光・闇・空の力を司るというの。それらを集めると、願いが叶うとか、不死になれるとか、世界を支配できるとか、色々な伝説があるの」
「……それはすごいね」
「でしょ?私はそれに興味があるの。だから、私はリュウくんと一緒に、その島に行ってみたいの。その島に行くには、特別な船が必要らしいの。でも、私はそれを手に入れたの。私のギルドのメンバーが、偶然にもその船の地図を見つけたの。だから、私はその船を作ったの。私は何でもできるから」
「……はぁ?」
僕は呆れた。彼女は世界の果てにあるという、伝説の島に行こうとしている。そんなことをできるのは、彼女だけだ。彼女は何でもできるし、何でも持っている。僕は彼女についていけない。……いや、ついていかないといけない。
「ミカサ、それは無理だよ。そんなことをするのは、危険だし、大変だし、面倒だし……」
「大丈夫よ。私がいるから。私が守ってあげるから。私が助けてあげるから。私が楽しませてあげるから」
「でも、僕は……」
「リュウくんは私に任せて。私はリュウくんのために何でもするから。私はリュウくんのために生きているから」
「……そうなの?」
「そうよ。だから、リュウくんも私のために何でもして。私のために一緒に来て。私のために笑って。私のために幸せになって」
「……わかったよ。ミカサ。僕は君のために何でもするよ」
彼女は嬉しそうに僕に抱きついた。僕はそれに応えた。彼女は僕の彼女だ。僕は彼女の彼氏だ。それだけでいい。それだけで幸せだ。……いや、それだけじゃない。
「じゃあ、さっそく行こうか。今日はどこに行こうかな」
「え?今日?今すぐ?」
「ええ、今日、今すぐ。私はリュウくんと一緒にいる時間がもったいないから。私はリュウくんと一緒に冒険したいから」
「でも、僕たちは学生だよ。学校に行かないといけないよ」
「学校?そんなのどうでもいいわ。私は学校に行かなくても、何でもできるから。私は学校に行かなくても、何でも知っているから。私は学校に行かなくても、何でも持っているから」
「……はぁ?」
僕は驚いた。彼女は学校に行かないと言っている。そんなことをできるのは、彼女だけだ。彼女は何でもできるし、何でも持っている。僕は彼女についていけない。……いや、ついていかないといけない。
「ミカサ、それはダメだよ。学校に行かないと、先生に怒られるよ。親にも怒られるよ。友達にも心配されるよ」
「そんなの気にしないで。私は先生にも親にも友達にも、何でも言い訳できるから。私は先生にも親にも友達にも、何でも頼まれるから。私は先生にも親にも友達にも、何でもあげるから」
「……そうなの?」
「そうよ。だから、リュウくんも気にしないで。私はリュウくんのために何でもするから。私はリュウくんのために生きているから」
「……わかったよ。ミカサ。僕は君のために何でもするよ」
彼女は嬉しそうに僕にキスをした。僕はそれに応えた。彼女は僕の彼女だ。僕は彼女の彼氏だ。それだけでいい。それだけで幸せだ。……いや、それだけじゃない。
「じゃあ、さっそく行こうか。今日はどこに行こうかな」
「そうね。どこがいいかな。あ、そうだ。私はこの前、ある人に会ったの。世界の裏側にあるという、悪の組織のこと。そこには、邪悪な計画を持つという、七人の首領がいるらしいの」
「七人の首領?」
「うん、七人の首領。それぞれが、暗殺・破壊・洗脳・誘拐・脅迫・陰謀・狂気の分野を得意とするというの。それらを倒すと、世界に平和が訪れるとか、正義の味方になれるとか、英雄として讃えられるとか、色々な伝説があるの」
「……それはすごいね」
「でしょ?私はそれに興味があるの。だから、私はリュウくんと一緒に、その組織に乗り込んでみたいの。その組織に入るには、特別な許可が必要らしいの。でも、私はそれを手に入れたの。私のギルドのメンバーが、偶然にもその組織のスパイを捕まえたの。だから、私はそのスパイの身分を奪ったの。私は何でもできるから」
「……はぁ?」
高スペックな彼女に寄生中の僕が気がついたら?! リト @123456113344667799
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